とある看護師の迷宮組曲

とある救命看護師。迷宮を彷徨い、雑記を綴ります。
管理者:T-okayama、TakoShun

努力すれば夢は叶うのは、夢。

2007年06月09日 00時42分19秒 | ふと思ったこと
ビートたけしが番組でこんなことを言っていた。
今の世の中は嘘を教えている。
努力すればどんな夢も叶うなんて、嘘ではないか。
努力したってダメなときはダメ。
負けること、諦めることだって大切なんだと。
そこを大人が教えることを逃げていると。

全く同感だ。

大人が平然と幻想を教えているから、若い人たちは一層夢が持てず、
将来が不安になるのだろう。
頑張ったってダメなときはダメなのだ。
幼稚園でみんなで手をつないでゴールすることに、百害あって一利なし。
自分の子が負けるのが可愛そうだと?親が子供に同情してどうする。
表面的な感情にしか目を向けてやることができないのか。
勝負に負けて分かることだってたくさんある。
自分に努力が足りないだとか、向いていないだとか。
みんなでゴールしても分からない。

夢を持つことはかまわない。
だが、夢はあくまでも夢だ。
夢を現実にするには、努力と運が必要だ。
努力である程度カバーできても、他は自分だけの力ではどうにもならない。
それを認識していくのが、子供から大人になっていく過程そのものではないか。
その過程を怠ればただの夢追い人で人生を終わることになる。

高校の頃、ワタシは本気でレコード業界に就職し、
憧れの上原多香子に会って、あわよくば結婚しようと思っていた。
傍から見ればただのアホだが、本気でそれを思いつつ、
真面目に先の進路を考えたものだ。
今ワタシが医療の現場に立っているのも、気持ちとしては高校の頃と何も変わっていない。
夢は夢。現実は現実だ。

だいぶ話がずれ込んでしまったが、
これからの日本はまさに苦難の時代を迎えるだろう。
お隣韓国、北朝鮮そして大国中国は日本を目の敵にしている。
民間の友好の柱の影で、政治的には反日の火をもやもやと灯しているのだ。
特に中国は近い将来日本にとって大きな大きなたんこぶになることは間違いない。
いつ台湾危機が起こってもおかしくはない。
そうなったときに日米安保がある限り、中国の矛先は確実に日本に向けられる。
その時に戦うのは、みんで手をつないでゴールしたことしかない若者たちなのかもしれない。

夢と目標は違うのだ。
だが、その違いはあまりに大きく、そして重大だ。