とある看護師の迷宮組曲

とある救命看護師。迷宮を彷徨い、雑記を綴ります。
管理者:T-okayama、TakoShun

五輪

2012年08月07日 22時59分37秒 | ふと思ったこと
オリンピック見るの、結構好きなんですが、
ひとつだけ思うこと。

体操や競泳や陸上って、
種目や距離で代表になれれば
何回かメダルに挑戦できるのだけど、
柔道とか一対一の対戦する競技って、
たったの一度しかチャンスがない。

そうあるべきなのかも知れないけど、
なんか100m、200mと挑戦できるほうが、
得な気がしてしまうのはワタシだけ?

もちろん、2種目だろうが3種目だろうが
並々ならぬ努力をしての出場なのでそれを批判したいわけでないのですが、
柔道も団体戦があってもいいのかなーなんて軽く思ったりしただけです。


え~、はい。
お久しぶりに書き込みしてますよ。

ワタシは、元気です。

レッドブル

2012年02月12日 16時12分24秒 | 医療・職場
夜勤がつらい年頃になってきた。
特に午前3~4時になると意識レベルが著明に低下する。
殊更限界なのが昼間あまり眠れなかった日で、患者さんが比較的落ち着いている日。
やることがないわけではないが、
患者さんが落ち着いているといことは
平和なわけであり、やはり心は平穏、眠りへのいざないには勝てない。

言い方は悪いが、
患者さんの具合が悪く刻一刻と状況が変わるときや、
緊急入院や空ベッドの調整で夜中にドタバタ移動が生じたときの方が
やることや考えることが多い分、眠気は後に追いやられる。

勤務中眠くてどうしようもないとき、
ワタシの眠気解消法は二通りある。
ひとつは休憩中の一服だ。
これはもうなんのいいわけにもならないが、
吸いたいものは仕方がない。
ただ、煙草は眠気が完全に醒めるかというと、
一過性に過ぎないというのがワタシの定説だ。

先週くらいか、後輩にS根というチビ(笑)がいるのだが、
「okayamaさん、レッドブル、いいですよ。ききますよ」
なんて生意気なことを言ってきた。
多分それほど眠そうな顔をしていたか、
ワタシが「ネミーネミー」なんて言っていたかは覚えていない。

レッドブル・・・そういや、今はやめちゃったが昔いたOPE室の後輩も
「これいいすよ~」なんて言いながら飲んでたっけな。。。
ダメ元だ、飲んでみよう。

そういうわけでちっちゃい方の缶を買って飲んでみた。
その日の勤務はEICUリーダーだったので、
仮眠休憩に入れたのは午前5時過ぎ。
一服して、休憩室で朝一のニュース見ながらウトウトし、
6時過ぎくらいにググっと飲んでみた。
病棟に戻って管理日誌をしめる。
その後7時前くらいまでは頭はぼ~っとしていたのだが、
その後なんだか気がつくと完全に普通の人間になっていた。
どういうことかって言うと・・・
つまり、眠気と疲れが全くない状態。
ん?このまま日勤いけるんじゃないかという勢い。
効くね・・・マジで。
あとで見たらおしっこまっ黄っ黄だし(笑)

ていうか、どんだけ身体が無茶しているのだろうか。
逆に怖い。
ワタシの疲れと眠気はどこに行ってしまったのか?????

そんなこんなで、
やぼったい身体にムチ打ちつけて、日々仕事に励む。

まぁ。。。色々あるよ。。。。

モチベーション維持に、躍起。

プレイバック01

2012年01月23日 17時03分35秒 | 記憶の彼方
今回掘り出してきたのは「大恥免許適性検査」。
これを書いたのは2000年くらいでしょうか、最初の大学の学生だった頃です。

「恥ずかしい思い」って、人は色々あると思うけど、
この時ほど恥ずかしいと思ったことは最近はありませんね。

人生色々あるから(笑)

では、どうぞ。


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大恥免許適性検査


人は本当に恥ずかしい時、どういう行動に出るのだろうか。
後からああすれば良かったこうすれば良かったと、思うことは誰にでも出来る。
しかし当の本人はあの時あの瞬間、命の灯火を消し去りたいほど撃沈したのだ。
この物語は儚くも悲しい一人の青年の心の穴を映し出したものである。


時は199X年。
青年は18歳を迎え、大学にも入学しキャンパスと地元の往復。
あっちで飲んでこっちでカラオケ、悠々自適な学生生活を送っていた。
18歳といえば車の免許。
ワタシもその例に漏れずに早々と自動車教習所へ行くことにする。
大学は実家から通っていたので、地元の隣駅の教習所へ行くことにした。
あまり大きくはないが、友人の何人かも行っているというし、
免許が取れればどこでも良いか、みたいな感じで特に悩むこともなかった。

さて、教習所の初日なんて後から思えば「ヘ」みたいなもんで、
十万円に毛が生えた程度の入学金を持参し、正面の事務へ向かう。
普通に事務のおねーさんがこの教習所のシステムやカリキュラムなんかを
淡々と説明してくれるのだ。
ちなみのその説明してくれたおねーさん、普通に可愛いのはいいのだけど、
相手の理解度も確認せずにひたすら覚えた台詞を立て並べるものだから、
こっちは何がなにやらさっぱり分からない。
まぁ~分からなければそれはそれと半ば諦めつつ、ワタシはぽけ~っと聞いていた。

時は太陽輝く秋の昼下がり。
「笑っていいとも」のテレフォンショッキングの時間。
周りを見回せばタモリのサングラスを傍目に見ながらおしゃべりする二人の女子高生。
ちょうど教習時間のの真っ最中のようで次の教習を待っているのだろう。
女子高生、そして事務のおねーちゃんと上司っぽいこわもてのおっさん以外はフロアには誰もいなかった。

ぽけ~っと聞いていた説明も終盤に差し掛かり、何か分からないことはありますか?
なんてアホみたいなことを聞くので「ないっす」と答え、実はさっぱり分からないのだが、
それはその時また聞けばいいや~と思いつつ、席を立とうとすると、
「では適性検査がありますのでこのままお待ちください」と言う。

ん?適性検査??
聞いてないぞ。
何するの?

ワタシの心の中に疑問が渦巻く。
ワタシの心には「教習所なんて余裕」みたいな慢心があり、
なんの予備知識も持たずに来てしまったのが不幸の始まりだった。

適性検査ってなんだ?
健康診断か?
と、思ってしまったのが間違いだった。

適性検査なんて今から思えば腕が上がるかとか足首を曲げられるかとか
要は運転に差支えがないか手足の運動を確かめるだけ。
適性検査なんて名ばかりのただの・・・体操みたいなもんだ。
だいたいさっきから普通に歩いてきて、書類にサインだってしてるのに、
いまさら何を言い出すのかと思う。
見りゃ分かるだろうに。

ま、そんなことは置いておき、なにやら奥から課長と呼ばれるこわもてのおっさんが登場。
その場に立ち尽くすワタシを尻目に「じゃ、始めますので」の一言。

全く持って意味の分からないワタシ。
人間、本当にワケが分からないときは、最後に浮かんだ言葉を反芻して実施してしまうものだと実感する。
そして、ワタシが混乱の中思い浮かんだ言葉は先に示したとおり、

「健康診断か?」

である。

課長が腕を上げるように指示する。
ワタシは何の疑問も抱かずに、ただただ「健康診断」が頭をめぐり、
驚きの行動に出る。
内科検診のように、Tシャツを捲り上げてしまったのだ。
これにはさすがのこわもても「い・いや、違う。こう」と腕を上げるだけでいい、
みたいに言ってきた。顔は笑ってしまっている。
幸いなことに、事務のおねーさんは決定的瞬間は見ていなかった。

んが、横にいた女子高生は見ていた。
やばい。
これはやばいでしょ、ねぇ。

人が少ないので大声出して笑うわけにはいかないので、
聞こえてくる二人の限界ぎりぎりの失笑。。。

だって真昼間、それも太陽がさんさんと輝き、人々は教習で出て少なく、
窓から暖かい日差しが差し込む「いいとも」の時間帯に、変なオトコがTシャツ捲り上げてるんだから。
これはもう軽い犯罪である。

だが、本当に、本当にこの時不幸だったのは誰でもなくこのワタシなのだと言いたい。
もはやその後の記憶はない。
どうにかしてこの場を切り抜けねば。
気がついたらワタシは手続きを済ませ、教習所の外に出ていた。

2ヵ月後、ワタシは無事に効果測定を済ませ、卒業検定に臨んだ。
その検定員が例のこわもて指導員だったことは偶然とは思えない。

人は恥ずかしい時、判断能力が著しく低下する中、最後に思った言葉を行動に移す。
人は人に笑われることで、成長していく。
あの時ワタシは死にかけたサイヤ人が復活した時のように、
戦闘力が一気にアップしたのは言うまでもない。


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初雪

2012年01月20日 13時26分59秒 | ふと思ったこと
ご無沙汰しています。
約一年ぶりになります。
まぁ随分更新をサボっていたのですね・・・

今日は夜勤、気がつけば外はみぞれ混じりの雪が降っています。
さきほど昼過ぎに起きてご飯食べて、なくなっていた灯油を買ってきて、
今帰ったところです。
このあとお昼寝して十八時過ぎに出勤します。

そうそう2012年になりましたね。
ワタシも昨年の年末に31歳を迎えました。
なんかもう、早いですね。
早いってこと以外気の利いたことも言えません。

思えばインターネットを始めたのが高校生の頃ですから、
それからもう十年以上経ってしまうわけですね。
色々ありました。
このブログを始めたのが、看護短大の学生時代ですから
もう7年か8年か・・・
その前からHP作ったりして、
学生時代にはエッセイなんてものを書いていたりして、
よくもまぁ恥ずかしげもなくやっていたなぁと思う次第。
でも今見ると少し面白くもあり。。。

というわけで、次回から普通に更新する中で、
昔のログを少しずつぶちまけちゃおうかと思っています。
過去の自分をさらけ出すようで恥ずかしいのですが、
職場で後輩に偉ぶっている(笑)手前、
自分の過去にも責任を持たないといけません。
誰も楽しみにしてないでしょうが(笑)


まず、今日のところは、寝ようと思います。
では、おやすみなさい。

ポポポポーン

2011年04月01日 19時16分23秒 | ふと思ったこと
こんにちワン。
ありがとウサギ。
こんばんワニ。
さよなライオン。
おはよウナギ。
いただきマウス。
いってきまスカンク。
ただいマンボウ。
ごちそうさマウス。
おやすみなサイ。

ロングバージョンもあるらしいですが、
あまりにレアなのでyou tubeで見てしまいました。

まほうのことばで
たのしい~仲間が

ポポポポーン。


ワタシは、まだ飽きていません。

明けマック

2011年03月28日 18時12分27秒 | ふと思ったこと
うちの病院を出て2・300メートルのところに、
マックができたのは去年でしたかね。。。
それまでは数キロ離れたマックに行っていましたが、
目の前にできたのでさらに明けに行く機会が増えました。

「明け」というのは夜勤が朝終わった後をさし、至福の時間であります。
必然的に次の日も休みになりますので、その日はまさにパラダイス。
「ひたすら寝る」は基本ですが、せっかくの明けだからもったいないと
予定を組んで遊びに出掛ける者も多いです。

普段傷を舐め合っている同期がいたりすると
昼飯でも行こうということになります。
そこで出来た言葉が「明けマック」です。
これは実は奥が深く10時半までにお店に入れると「朝マック」、
10時半以降は「昼マック」になります。
人はワガママなもので、私は朝マックがいいとか、
おれは昼がいいとか、金がないから朝がいいとか。。。
一番いいのは10時20分くらいに入ることでしょうか。
どっちも選べる。少し待てばよい。みたいな。
仕事がすんなり終わってしまうと早すぎるし、
バタバタしてると朝マックには間に合わなくなってしまう。。。


中には「明け」ではなく、「中日」で来る同期もいます。
夜勤と夜勤の間ですね。普通は早々に家に帰って寝て、
また来る夜の勤務に向けて体力を温存するのですが、
逆にマックで腹を満たして寝て、夜勤に備えるのも一興であります。
ただ、「明け」と「中日」は天国と地獄ですが。


互いになれ合い、刺激し合えるうちら同期は、今日もまたマックへ足を運ぶわけでして。

<追記>
アイスコーヒーはいつからMまでになったのだろうか…(怒)

骨盤ショック!

2011年03月25日 15時49分50秒 | 医療・職場
先日の夜勤の話。
なかなかハードだったので、書いてみますか(笑)
自分はハイケアのリーダー。

4Fから飛び降りた転落外傷という人が入院してくるとのこと。
画像所見上、骨盤骨折・腰椎骨折・肺挫傷・両側気胸。
血圧は80-90くらい、脈は120くらいで速い。プレショック気味。
意識レベルはJCS1ということで少しぼ~っとしているという情報でした。

ER蘇生室からそのままangioへ行ったということで、
ベッドを準備し、しばしリーダー業務へ戻ります。
情報を聞いた限り、リーダーとしては、受け入れるのに少し心配な患者さんです。

血圧が低いということは骨盤からバイタルに影響するほど出血している可能性大。
神経原性ショックも考えられる。
しかも胸も打っているからそっちも出血しているかもしれない。
換気は保たれているようだが、貧血が進行したらどうなるか分かったもんじゃない。
救命を取り仕切るトップリーダーさんは場合によってはEICUに入院を切り替えるとも言っていた。
ちなみにangioというのは太い血管から管を入れて血管を造影したり止血したり、
場合によっては血管を広げたりする処置です。
血管に入れる管をカテーテルというので、医療者はよく「カテ」とか言ったりしています。

うーむ。。。
ちゃんと止血ができてくれればいいけど。。。
で、入室です。山のような輸血をカテについた同期のNさんと確認。
血圧100か…輸血は下で3パックほどいったのですね。
ふむふむ…あ~顔真っ青。名前も場所も答えてくれるけど、眼瞼も真っ白けだ。
ヘモグロビンは最終9.2…来たときは、8.8。
やっぱり相当出血してたのね。これだけ輸血いっててこれじゃぁ。

え、あ、血圧80…70…をいをい、まじかよ。
分かります~?あ、分かりますね。
ねぇ、○○さんちょっと血圧実測して。60!?まじか…
あ、先生ー!血圧60!とりあえず、点滴全開にしますよー!
あ、70、80…volume入れて少し上がりました。
あ、はい、RCC(赤血球の輸血です)ね、はいはい。
名前とID、血液型を確認して…よぉし、これつなげー!

少し落ち着いてきたら、採血ね、はいはい。
あ、先生、volumeどうします?
はい、メイン80ml/h側管80ml/h、横から輸血80ml/h。了解。

ところが、輸液を下げるとまた血圧低下、、、
これ、血ぃ止まってないぢゃん?
しかも、ERとカテ室でINが合計1000mlくらいしか入ってない…
足りないよ…絶対。
あ、また血圧下がってきたーvolume入れろー落ち着いたーまた下がったー入れろー

これの繰り返し。

まぁ最終的に低め、安定ってところで落ち着き…
でも、血圧との戦いでした。
落ち着いてきたので出血は収まりつつあるようでしたが、
あまりにショックへ移行するようだっら再度angioへ、みたいな話のまま朝を迎えました。
ご家族もうちらがバタバタやってるから心配そうだったし。。。

4階から飛び降りて、腰から落ちて骨盤を骨折。
これで一番怖いのは出血です。
骨盤骨折からの出血多量で人は死ぬことがあります。
ちなみに出血量は1000mlとも2000ml以上とも言われています。
放っておけば、出血は容易に致死量に達します。
だから、背骨が折れてても、肺挫傷があっても、まずは骨盤の止血にカテに行きます。
背骨や骨盤の骨の固定は後日OPEをプランします。

出血量に対しては同量の輸血と、その3倍の輸液が必要と言われています。
今回は輸液が全然足りなかったのですかね。
あと止血が完全ではなかったかな…。
輸液の段階で反応してくれたので、まぁよかったです。
最終的には血は止まったみたいで、後日無事に骨のOPEに行けたみたいです。

なかなかハードな夜でした。
Drも下のERがバタバタしてて、行ったり来たり大変でしたし…
さらにもう一人別の科の患者さんも換気低下でDrコール、、、

まぁどちらも無事だったので何よりでした。
ちゃんちゃん。

あけましておめでとうございます…(笑)

2011年03月24日 22時09分13秒 | ふと思ったこと
ごぶさたしております。
ワタシは元気にやっております。

今、日本は地震で大変なことになっています。
まずは今回被災した方々にお見舞いを申し上げます。
地震の日、休みだったのですが病院に直行。
そのまま夜勤に入ることになったり勤務調整がついたり、
職場で災害に関する係のようなことに足を突っ込んでいる手前、
一時ワタシも現地に行くかもしれないということで、
通常勤務に加えて自宅待機が2日ほどありました。
なんだか大変でしたが、ようやく落ち着いてきました。
スーパーやガソリンスタンドも日常を取り戻しつつあるようです。
とはいえ、被災地ではまだまだ物資や医療資源(物も人も)足りないようですね。

ワタシのところは計画停電の影響が一番大きいでしょうか。
病院だけが特別に、というわけにもいかないのでしょうが、
やはり影響は大きいです。
停電の度に前後ドタバタして、停電中はMRIが使えなかったり、
他の2次救が受け入れ困難でうちに回ってきたりと、、、
まぁ、これも被災地のことを思えば仕方ないのかもしれません。

話は変わりますが、3月は別れの季節ですね。
ワタシも職場の男の同期がこてーんといなくなってしまいます。
丸5年間一緒に汗水垂らして、ツルんできた仲間がいなくなるのです。
なんか、あまりに突然というかあり得ないというか、
実感がわきませんが。。。
同期も12人?くらいになったのかな?
減りました。
入職当初は35人いたのですが。。。
病棟自体が170人以上の大所帯で、同期が減ったとはいえ、
10人も残っているのは幸せなことかもしれませんね。
ただ、やっぱり男同士だから話せたり、分かりあえることもあるわけで。
もう一緒に働けないと思うと、さみしい限り。
あとは男の子みたいな女子と下ネタで盛り上がるか(笑)


そういうワケで、日記、こまめに書くようにしようかな。

花粉症の薬が本当に効いてるのかどうか悩みつつ、今日はこのへんで。

サッカー決勝T進出

2010年06月25日 22時44分21秒 | ふと思ったこと
ワタシにとって日本のサッカーはある時点で止まっている。

コーナーキックといえば、木村和司。
ガンバの監督といえば、釜本邦茂。
代表監督といえば、加茂周。
ベルマーレといえば湘南ではなく、平塚。田坂、小島、KDDI。
フリーキックといえば、横浜フリューゲルスのエドゥー。
レッズといえば、ブッフバルト。
ジュビロの走り屋、鈴木将方。
アルシンドがアートネイチャーで、ジーコがボールに唾を吐く。
ドゥンガが叫び、長谷川健太はちびまるこちゃんに出演している。
エスパルスで好きな選手は向島。

今、解説で活躍している山口素弘のJリーグ現役時代を、
あなたは覚えているだろうか。。。

そんな時代を遠くに見据えて、夜勤で見れなかったデンマーク戦の、
ハイライトを堪能している。

次のパラグアイ戦も、夜勤だ。
クソ。

石を投げれば・・・

2010年06月10日 13時15分28秒 | 医療・職場
ワタシもとうとう職場5年目になった。

うちの職場で5年目って言えばもはや中堅も中堅、
ピラミッドで言えば確実に頂点と中腹の真ん中辺りに位置している。

以前は「石を投げればタメ口」にあたるなんて言っていたが、
もはや同期の数をも超え、今では「石を投げれば後輩にあたる」と言える。

最近は、ERや1次2次救急外来、ハイケアリーダーの割合が多く。
ICUで受け持ちをして患者さんをゆっくりしっかりみる、
なんてこともなかなか出来なくなった。
2・3年目の後輩の人数も多く、出切る事出来ない事も人それぞれ、
しっかり一人で受け持ちを任せられる感じではないため、
ICUスタッフでも後輩のフォローに回る必要もある。

そんなワタシ達の学年でさえ、職場のステップアップという意味では
ERスタッフオリエンテーションを終えていない。
ま、普通に外来降りてはいるけれど・・・

仕事をする上で「こだわり」というものが出てきたのはいつだろうか。
ワタシが思うに、ルーチンワークと呼ばれること、
医師の指示を遂行するとか、他のスタッフとコミュニケーションをとりながら、
その日の業務を"スムーズ"に終われるようにするとか、
患者さんや家族の訴えに"余裕"をもって答えられるとか、
そういったことがなんとなく"落ち着いて"出来るようになるのは
3~4年目くらいの気がする。もちろん個人差はあるが。

そんな中で、一通り自分の仕事や他のフォローが出来るようになるなかで、
気になるところ、言い換えると絶対に許せない部分ってのが出てくる。
医師だって看護師だって人である以上個性がある。
あってしかるべきだ。

3年目の後輩に「○○さんのこだわりってなんですか」と聞かれた。
まぁそれを聞かれたのも「こだわりをみつけてやるんだよ」とワタシが言ったからだが。

そんなの挙げればキリがない。
同期の一人のMUGU(仮名)はおもしろいヤツで、
こだわりが強くて、以前MC(マウスケア:歯磨き)してあるのに、
ひげを剃らないなんてありない、なんて言っていた。
ま、確かにその通り。
(気管内挿管していると、基本的に抑制していたり意識が悪い場合が多いので
歯磨きは看護師がすべてやる)

細かいことはそうやって挙げればたくさんあるが、
少しばかり考えてみると・・・

入院だったり手術を終えたりして、帰室する患者さん、
受け入れるのって実は結構大変だ。
バイタルとったり、指示がでるから点滴作って繋げたり、
帰室後には採血もあるだろうし、胸の人なら心電図もあるかもしれない。
チューブのテープが汚なかったらとめかえるし、
Aラインや末梢、CVの止めかえも必要だったらやる。
嘔吐物や血液で汚れていたら着替えだってする。
点滴なんて簡単に言うけど、数あるルートのどことどこに何の薬剤を投与するか、
どこにポンプを接続すか、そしてそのおびただしい点滴ルートをいかに綺麗にするか。。。
そもそも他の受け持ち患者もいるからそっちもほっとけない。

そんなことをやっている間に時間は過ぎていく・・・
だけれども、家族はその間も外で待っているのだ。
心配だろうし、動揺しているかもしれない。
救急車で運ばれて数時間、一度も会っていないかもしれない。
落ち着いている状態では、そういうことに気が向くのは当然だが、
受け入れる看護師にとっては、受け入れることに精一杯になってしまいがちだ。
特に低学年層の後輩にとっては。

やっぱりそこって学年の差が出る。
一番出る。
この間、脳外のOPE後を8年目、7年目の先輩と入ったときは帰室後にドルマス鎮静かけてたが、
家族入室まで15分かからず。。。
だが、2年目だけで入ったら下手すれば30分、1時間近くかかるかもしれない。
事情を知らない人は「えー」と思うかもしれないが、そのくらい違うのが事実。
フォローに先輩が入ってその時間がやっと半分になるくらいだ。
もちろん、受け入れを2年目だけにわざと任せるようなことはしないが、
他が急変していたりしたら、不可抗力でそうなることもあるだろう。

石を投げれば後輩にあたる。
その後輩達の成長ぶりがかかっているのがうちら先輩か。。。

長々と書いたが、最近分からないなりにも分かってきたのか、
仕事は楽しいけれどね。