小学生から中学生の頃よく読んでいた漫画のひとつにゴーストスイーパー(GS)美神がある。
当初はオカルト・ギャグ漫画の王道をひた走っていたものの、
物語中盤からはギャグに加えて「人間」という生き物について深く考える世界観を
構築していったワタシの中では五本の指に入る名作中の名作だ。
主人公の美神令子、横島忠夫をはじめ、おキヌちゃん、六道冥子、小笠原エミ、
唐巣神父に厄珍などなど数々の名物キャラクターが走馬灯のように思い出される。
その世界観はオカルト漫画にありがちの幽霊や悪魔が人間界に普通に出現する世界。
その退治を生業とするというのが当たり前に存在している。
ただ、その世界観の根底には、悪魔や妖怪達は世界を維持するために
人間や神族に負け続けなければならないという運命がある。
そうしないと世界(人間界や魔界や神界)の秩序が保たれない。
これって、ものすごく人間の弱さを皮肉っていると思う。
人間は強きものに属することを本能的に望む。
安定した生命維持のために備わった自然の摂理の一段階だ。
それは子供など理性の抑制が未熟な状態であると顕著に現れる。
現在ではストレスに駆られたり、未熟なまま育ったオトナの世界にもつき物かも。
「いじめ」や「グループ」なんてものはそういう類の産物だ。
例えば、お互いに憎しみあっていても、利害が一致し、
共通の敵が存在するとそこに共生の道が開ける。
これが、人間の弱さだ。
大阪府の橋本知事や小泉元総理の政策が分かりやすいのは
「敵」を具体的に提示して全面的な責任をそこに押し付けているからだ。
前者では「(クソ)教育委員会」、後者では「抵抗勢力」
槍玉に上げられた方はたまらないだろう。
そして、分かりやすく、攻撃しやすいから、単に責めているだけに過ぎない。
GS美神は、そういう人間の弱さを、「悪」という烙印を押されたモノ達に
押し付けて、自分達は平和にのさばっているのだという皮肉を
物語の中盤以降にしきりに表現しているように思える。
昔はただただ笑って読んでいただけの漫画も今読むと何気に
深い作者の考察が見え隠れする。
ただのギャグ漫画ではないのだ。
ま、そもそもそんなこと考えず、
美神のアシスタントで後にGSになる横島のスケベ度合いに
当時は感動していたのも事実だ。
あんなにスケベでも、人間生きていけるのか・・・と(いけねーよ。笑)
横島忠夫・・・ワタシのもっとも敬愛するキャラクターの一人である。
今日、古い友人と飲みに行く約束をしていたが、
直前にワタシのドタキャンですっぽかしてしまったので、
お詫びに懐かしいネタを振ることで許しを乞うことにする。
アーメン。
当初はオカルト・ギャグ漫画の王道をひた走っていたものの、
物語中盤からはギャグに加えて「人間」という生き物について深く考える世界観を
構築していったワタシの中では五本の指に入る名作中の名作だ。
主人公の美神令子、横島忠夫をはじめ、おキヌちゃん、六道冥子、小笠原エミ、
唐巣神父に厄珍などなど数々の名物キャラクターが走馬灯のように思い出される。
その世界観はオカルト漫画にありがちの幽霊や悪魔が人間界に普通に出現する世界。
その退治を生業とするというのが当たり前に存在している。
ただ、その世界観の根底には、悪魔や妖怪達は世界を維持するために
人間や神族に負け続けなければならないという運命がある。
そうしないと世界(人間界や魔界や神界)の秩序が保たれない。
これって、ものすごく人間の弱さを皮肉っていると思う。
人間は強きものに属することを本能的に望む。
安定した生命維持のために備わった自然の摂理の一段階だ。
それは子供など理性の抑制が未熟な状態であると顕著に現れる。
現在ではストレスに駆られたり、未熟なまま育ったオトナの世界にもつき物かも。
「いじめ」や「グループ」なんてものはそういう類の産物だ。
例えば、お互いに憎しみあっていても、利害が一致し、
共通の敵が存在するとそこに共生の道が開ける。
これが、人間の弱さだ。
大阪府の橋本知事や小泉元総理の政策が分かりやすいのは
「敵」を具体的に提示して全面的な責任をそこに押し付けているからだ。
前者では「(クソ)教育委員会」、後者では「抵抗勢力」
槍玉に上げられた方はたまらないだろう。
そして、分かりやすく、攻撃しやすいから、単に責めているだけに過ぎない。
GS美神は、そういう人間の弱さを、「悪」という烙印を押されたモノ達に
押し付けて、自分達は平和にのさばっているのだという皮肉を
物語の中盤以降にしきりに表現しているように思える。
昔はただただ笑って読んでいただけの漫画も今読むと何気に
深い作者の考察が見え隠れする。
ただのギャグ漫画ではないのだ。
ま、そもそもそんなこと考えず、
美神のアシスタントで後にGSになる横島のスケベ度合いに
当時は感動していたのも事実だ。
あんなにスケベでも、人間生きていけるのか・・・と(いけねーよ。笑)
横島忠夫・・・ワタシのもっとも敬愛するキャラクターの一人である。
今日、古い友人と飲みに行く約束をしていたが、
直前にワタシのドタキャンですっぽかしてしまったので、
お詫びに懐かしいネタを振ることで許しを乞うことにする。
アーメン。