とある看護師の迷宮組曲

とある救命看護師。迷宮を彷徨い、雑記を綴ります。
管理者:T-okayama、TakoShun

紫陽花

2007年04月28日 20時24分12秒 | ふと思ったこと
写真は一昨年、鎌倉の明月院で撮影したものである。
去年はなんだかんだで行けなかった。
今年はぜひぜひ鎌倉へ行きたい。
鎌倉のアジサイ裏スポットを知りたい方は、一声を。

4月も終わり間際、ワタシの好きな梅雨の季節が近づきつつある。
6月の、しとしとと降る雨が好きだ。
滴る雨音に心の安らぎをおぼえる。

梅雨に欠かせないのはアジサイだ。
雨で湿った土から、晴れている日には感じない土の匂いが運ばれてくる。

よく見るアジサイは西洋から入ってきた外来種であるが、
ガクアジサイは日本の固有種である。
さらにいわゆるアジサイの花、あの色のある部分は実は花ではない。
アジサイの花は、実はあの花のようなモコモコの中心にこじんまりとある。

pHとアルミニウムイオンなどによって変化するアジサイの色。
ワタシは青が好きだ。

青アジサイに雨粒。
これはもう最高の組み合わせ。
ワタシはなぜこうもアジサイが好きなのか。

ただし、ひとつだけ気になること。

移り気。浮気。


アジサイの花言葉である

タカ派か、ハト派か、爆笑か。

2007年04月22日 17時07分27秒 | 社会情勢・風刺
たまには政治的なことにでも触れてみようか。

ここ連日、世間で物騒な事件が続発している。
長崎市長が撃たれたり、銃を持った男が立てこもったり、
海の向こうでは韓国人学生が大学で銃を乱射。
物騒なのは今に始まったことではないが、ここ最近はそれにも増して異常だ。

さて、そんな物騒な話題の合間を縫って日本は統一地方選挙の期間でもある。
立候補した多くの候補、地方議員までもが「日本を変える」なんて言ってはいるが、
選挙の後になってもそうそう変わることはないのは明白である。
ワタシは政治に精通しているわけでもないし、
多くの思想を理解しているわけでもないが、
誰が議員になろうが、大して変わらないことだけは言える。
そんな感じだから、国民の関心も高いとはいえないのではないか。

政治的な問題を分かりやすく教えてくれる芸能人に爆笑問題がいる。
爆笑の太田はよく「太田総理」などの番組で持論を展開しているが、
基本的に彼の言うことにワタシはいつも頷かされる。
芸人という人にモノを伝える職業だから、彼の話は分かりやすい。
その上、本が好きというだけあり論点が明確で耳にすんなり入るのだ。

ところが、うんうんそりゃそうだと頷きつつ、その高すぎる理想に、
現実ではありえない論理を繰り出すことも少なくない。
つまりは理想論、穏健派の究極的な思想なのだ。
もし政治家であればハト派と呼ばれる部類だろう。
ハト派に対して、物事を武力で解決しようとする強気な政治家をタカ派という。
今のアメリカの大統領など、タカ派の棟梁みたいなもんだ。
ま、それは置いておく。

太田は言う。
政治家なんて、世の中を変えられない。
政治家より、お笑いの方がよっぽど世の中を変えられる。

確かに、選挙の政見放送よりも「太田総理、秘書田中」の方が
断然に多くの人が目にしているだろう。
それを見て多くの人が政治に関心を向けているのも事実だ。
影響力という点では政治家よりも遥かに大きい。
「フォー」とか言ってるHGを流行らせたのも爆笑だし。
うん、関係ないが。

ワタシもどちらかというと、穏健派だ。
事なかれ主義の申し子だと言われているとかいないとか。
ものの分別がつく人間にはなりたいと思うけど。

今はその修行中か

先生と臨床

2007年04月19日 17時27分57秒 | 医療・職場
ワタシが10年後何をしているか。
そんな明確なヴィジョンがあるわけではないのかもしれないが、
なんとなくあるいくつかの道は舗装されかけている。(表現意味不明)

まぁぶっちゃければ、このまま救急の現場にいるか、
看護や医療の先生になっているか、他の病院に行っているか、、、
このどれかで7・8割がた決まりの気がする。
自分思うに10年後ってのはやっと救命で一人前になるのかなぁと。
だからこれからどうするかって時期は10年後なのかもしれない。

さて、ちょろっと出てきた看護や医療の教員なのだが、
よく言われているもののこの教員、特に看護教員に思うところがある。

もちろんワタシの卒業した短大の先生の中には尊敬できる人は何人もいるし、
たくさんのことを学ばせていただいたが、それは少し置いて制度そのもののことに物言いをつけたい。

看護教員というのはかなり特殊な職種だ。
その多くが看護師でありながら、看護の臨床から離れた人たちである。
年をとれば取るほど臨床から離れた年月も積み重なってゆく。
大学なんかでは臨床でバリバリやりながら教壇に立つ機会がある人もいるかもしれないが、
それはごく少数のしかも常勤の教員ではないのがほとんどである。

以上の一点において、医師との違いは明白だ。
医師は臨床のノウハウを直接教育に生かす機会がままにある。
ここがよく言われている看護教育の最大の弱点なのだ。
看護を理論的に学ぶことには恵まれていても、
臨床と重ね合わせて体系的に学ぶのは実習期間に限られる。
なんだかんだ言って結局座学の時間のほうが多いのだから、
もったいないと言わざるを得ない。

もちろん、看護師をしながら教員をするのは時間的にもきついのかもしれない。
だがその点は医師の見習えるべきところは見習えば良いのではないか。

ワタシは何も医学教育を肯定しているわけではない。
だが、現代において過去何十年も同じ教育法で発展する医療に追いつけるかと
いえばそれはNoだろう。

看護師として臨床に出て、特に思うのがこの看護教育の立ち遅れだ。
まーだからワタシがなんとかしたいってワケではないんだけど。
だって、臨床を知るのもこれからだからね。。。
臨床を知ったとき、ワタシがどう行動するかではないか。

だから、10年後のことなんてペーペーの自分にはまだまだ分からないのが本音だろう。

はぁ~夜勤明けは文章がまとまらない。。。

ちょっとした心理実験。

2007年04月15日 15時18分55秒 | 社会情勢・風刺
ここにA~Eの若い男女のカップルがいるとする。

今日デートしたそれぞれのカップル。

Aカップルは3ヶ月後、そのまま続いていた。
続いてBカップルは彼氏の二股が原因で別れてしまった。あちゃ~
Cカップルもなんだか分からないままに自然消滅。あちゃちゃ~
D,Eカップルはそのまま続いていましたとさ。

5組中2組が別れた。
これを見てあなたがどう思ったか。
多い?普通?少ない?
それを覚えつつ、先を読んでみてほしい。




恋人岬。
ある海辺の岬に恋人岬という岬があり、
そこに恋人と行くと結ばれるという。

よくある話だ。

だが、地元ではあの岬に行くと別れるという噂があるという。
だから地元の人たちは恋人とはあの岬に行かないそうな。

これも、よくある話だ。

さて、大抵こんな岬はただの岬なわけなのだが、
それを言ったら身も蓋もないわけで
結局一緒に行った二人はどうなるのか。

こういった噂の究極、一番よく聞くのはディズニーランドだ。
さらにご丁寧にディズニーランドに行くと別れることを納得させる理由として
長時間列に並ぶことから会話が続かないだとか付随して言われることも多い。

ここで先ほどの実験。
ここに5組のカップルがいるとしよう。
このカップルA~EにそれぞれTDLに行ってもらうことにする。
そして3ヵ月後にそのカップルがどうなっているか調べてみることにする。

まずAカップルは3ヶ月後、そのまま続いていた。
続いてBカップルは彼氏の二股が原因で別れてしまった。あちゃ~
Cカップルもなんだか分からないままに自然消滅。あちゃちゃ~
D,Eカップルはそのまま続いていましたとさ。

この結果を見てあなたはどう思うか。
それがこの噂の真相だろう。

B、Cカップルの友達はこう思うはず。
あのカップルはTDLに行った3ヵ月後に別れたと。
やっぱりTDLに行くと別れるんだぁ~噂は本当だったのね。

でもでも、よく考えてほしい。
一番最初にこの結果を読んだ時、あなたがどう思ったか知らないが
とりわけ別れた二組のことなど深く考えていなかったはずだ。
ところが「TDLに行った」という情報が加わると別れた二組が異様に目立つ。

逆にA、D、Eカップルの友達は、
「あの二人、TDLに行ったけど別れない。あの噂は嘘だった」とは思わない。

これがこの噂の真相だ。
つまり行っても続いているカップルは当たり前に続いているから人から意識されない。
だが、行って別れると人からは「TDLに行ってから別れた」と印象に残る。
カップルなんだから続く人もいれば別れる人もいるのに、
別れる人ばかりが印象に残り、噂が噂を呼び、そんなことになったと考えられる。



∴TDLに行っても大丈夫。



証明終わり。

Ladybug

2007年04月13日 14時08分25秒 | ふと思ったこと
全然内緒にしているワケではなく、
聞かれれば正直に「Yes」と答えるワタシの過去。
それは元SPEEDファンだったというもの。

というかもう全然自分でも「忘れてた」の境地に入っていて、
最近思い出したようにmixiでコミュニティ登録したら、
一覧の最初のほうがSPEEDやら多香子やらばっかりで
まるでアイドルオタクのような状態になり、
軽く鬱になりつつそれでコミュニティを消すのも負けた気がして
イヤなのでそのままにしているような状態だ。(どんな状態だ?(汗))

そりゃ~もうあの頃は学生で時間を弄ばせていたし、
ちょうどネットが急速に普及しだした時代ということもあり、
それに若さも手伝ってコアに、コアに、攻められるだけ攻めた気がする。
大学受験だっつーのにナゴヤドームのライブまで攻めた始末。
いや~あの前から2番目のアリーナ席は忘れられない。

うん、交友関係も広がり、今では考えられないくらいの機動力を発揮していた。
解散して一年くらいは余韻みたいなものに浸りながらソロ活動なんて
横目で見つつすごしていたが、
2003年の一瞬の復活ライブ以降は事実上「ファンだった」という表現が
適切になるくらい能動的に行動することは皆無に等しかった。

さて、そんなワタシが最近上原多香子のシングルベスト・しかもPVのDVD付き
初回限定版なんて買っちゃったのは知る人ぞ知る驚愕の事実なワケである。
上原多香子のCDなんて何年ぶりに買ったことか。
調べてみれば7年ぶり。わお、自分でも驚き。月日は早い。
あの頃に比べたらなんと歌がうまくなったことか。
その辺を話し始めると止まらなくなるのでこの辺にしとくか。
さて本題へ。

あ~前振りが長い(笑)


で、今日は何の話をしたいかというとSPEEDとか多香子とか全く関係ないのだが、
「てんとう虫」の話。

なんでてんとう虫かというとその買ったベストアルバム聴いてて
なんかいい曲歌ってるなと思ったのが「Ladybug」。
なんかBONNIE PINKが初めて人に提供した曲らしいが、
そんなことはどうでもよく、Ladybugといえばてんとう虫だ。

幼い頃はてんとう虫といえば手に乗せて遊んでいた気がする。
ナナホシテントウなんてお洒落な名前も子供が喜ぶ要因な気がする。
だって、てんとう虫手に乗せたらとりあえず星の数数えるでしょ?

あの捕まえたときに出す黄色い液も、親や先生に外的から身を守るためなんだよ
とか聞いて、へぇ~そうなんだ~と純粋に思った気がする。
ワタシが理科を好きになったのもそんな小さなことを「面白い」と
思えたからなのかもしれない。

さてそんな幼い頃の科学へのいざないからてんとう虫について少し調べてみた。
そもそもてんとう虫には肉食系と草食系、あと菌食系がいるらしい。
ナナホシは肉食だ。
肉食と草食が大半を占めるが、見た目で区別がつく。
肉食は翅(昆虫のハネはこう書くらしい)がツヤツヤしている。
一方草食はツヤがない。

肉食系のてんとう虫は害虫であるアブラムシなんかを食べるので
益虫として歓迎されるが、草食系は文字通り葉っぱを食べるので害虫になる。

翅の紋様はナナホシテントウがみんな七星であるように
遺伝などで変異を起こして変化しない固有の模様らしい。
ちなみに紋様がたくさんあるやつの星の数は28個だ。
今度見つけたら数えてみよう。

思えばここ何年もてんとう虫を見ていない。
子供の頃はもっとこう・・・てんとう虫だらけだった気がする。
子供はそれだけ身の回りにあるものに興味を示し、
手で触っていたのだと思う。
道端の葉っぱ、網戸の虫・・・
この年になると網戸に虫がいても興味ゼロ。
見るのはテレビとパソコンの画面ばかり。

「興味」があるから人は行動する。
それに引き換え今の自分はどんなものか。

オトナになるっていうのはある意味とても空虚なことだと思う。
どれだけ高い見識があったとしても、それによって「興味」の幅が狭まるなら、
ワタシは見識なんていらないと思う。

夜も寝ずにファンレターを書いていたあの頃を思い出しながら、
心に誓う。
今年はてんとう虫を手に乗せようと。

地球に抗生剤

2007年04月07日 13時33分42秒 | ふと思ったこと
なんか近年異常気象が多すぎる気がしないだろうか。
もはや地球は病気が進行して39.0度の熱発してる状況ではないのか。

さくらの開花がアホみたいに早いなんてニュースが飛び込む傍らで
ついこの間東京で雪。桜に雪。これがホントの花吹雪なんて言ってられない。

今年の冬だって、大好きな冬なのにコート要らずでブルーな毎日だった。

「今月の平均気温が平年より1度高いです」

よく聞く表現だが、実はこれはとても異常な事態。
平均気温が1度高いということは1ヶ月の31日間で1度高いということだが、
実際は日によって暖かい日もあれば寒いもあるので、
31度分の気温が暑い日に偏って配分される計算になるのだ。
例えば気温が3度ほど平年より高い日が何日あるか考えると10日間、
5度で考えると6日間ある計算だ。
1ヶ月には平年を下回る日もあるわけだから、その分高い日の割合も増える。
なんだか分からない説明になってしまったが、とにかくすごいわけだ。
要は30日間平年並みで、1日だけ平年より31度高いと考えればよい。
すげーありえねー!
・・・でしょ?

兎にも角にも地球は熱射病の初期症状の熱疲労みたいな状況に
なっているのは否めない。
いや、太陽の熱が原因で気温が高いわけではないから、
むしろ感染によって熱発していると考えたほうが正しいか。
原因となる細菌が存在するわけであるからして。

おそらく思うに、地球に抗生剤を打てば
死滅するのは十中八九人間であろう。
なんかもはや末期症状で手の施しようがないのではないかな。