tako(タコ)のアコギな日々

アコギや機材に関する事などを書いています。

【アコギ オススメCD紹介④】ジャスティン・キング Justin king 「Le Bleu」

2020-01-21 12:32:00 | オススメアコギCD紹介
ども、アコギをオモチャにするギタリスト、takoです。


アコギの名盤をご紹介するこのコーナー、第4弾です!

過去記事は↓





今回ご紹介するのはこちら!

ジャスティンキング
Justin king
Le Bleu




ジャスティン・キング、といえば、アコースティックソロギター界では知らない人はいないほど有名なギタリストです。
「マイケルヘッジスの技を全て習得した」なんて言われたりもしている、凄腕ギタリストであります。
現在は、大学で油絵と写真の勉強をしているそうで、音楽活動からは少し離れているようですが、それでも、未だに凄腕ギタリストとして語られています。

そして、ジャスティンキングを凄腕ギタリストとして、世界中が認めた一枚が、この「Le Bleu」なのです。

今ではジャスティンキングの代表曲となっている「Knock on Wood」「Phunkdi fied」「Loco Motives」が全て収録されている事も素晴らしいですし、メロウで甘いアコギインストらしい曲から最後には本人の歌声も入っているという、贅沢な19曲です。


国内盤はなく、輸入盤でしか手に入らないうえに、ネットで調べても注文できなかったり在庫がなかったりなど、今日ではちょっとレアな一枚になっていますが、アコギインストファンならぜひ手に入れたい1枚となっています!





最後に、僕のオススメ曲のご紹介。

トラック4
A SAUCEY JIG
アイルランドのダンスチューンをセンシティヴに聴かせてくれます。映画で見るような陽気なヨーロッパの雰囲気を味合わせてくれます。


トラック7
LOCO MOTIVES
YouTubeでもよく見られているこの曲ですが、このCDでのテイクが1番好きです。
楽譜とか奏法がこのテイクだと違うのか?と思うほど、心躍る曲となってます笑



トラック17
PRINSENGRACHT
単純に好きな曲です。ゆったりとした曲に見せかけて、要所要所で高い演奏技術と真似出来ない"味"を見せつけてくれます。



はい、というわけで今回はジャスティンキングのベスト盤と言っても過言ではない名盤のご紹介でしたー!


ではでは!





〜ライブのお知らせ〜
2020/1/24(金)
「濃味。vol.2」
@メロディア東京


詳細は↓から





【アコギ オススメCD紹介③】アンドリュー・ヨーク Andrew York 「ハウザーセッション HAUSER SESSIONS」

2020-01-15 12:17:00 | オススメアコギCD紹介
ども、アコギをオモチャにする男、takoです。

アコギの名盤をご紹介するこのコーナー、第3弾です!


過去記事はこちら↓

さて、今回ご紹介するのはこちら!
アンドリュー・ヨーク 
Andrew York 
ハウザーセッション 
HAUSER SESSIONS




アンドリューヨークは、クラシックギター界では有名なクラシックギタリストで作曲家でもあります。クラシックギター界で精力的に作曲活動をしているのは、このヨークの他にいないでしょう。
僕自身、もともとクラシックギターを弾いていた事もあり、ヨークの大ファンです。

クラシックギターではあまりやらない、タッピング奏法やタッピングハーモニクス、ライトハンド奏法を取り入れているのもヨークの作る曲の大きな特徴のひとつです。それだけに、クラシックギター界では「ヨークなんて聴いてる間はまだまだクラシックギターをわかってないよ」なんていう、いわゆるアンチもいるわけですが…。



日本でもファンが多く、たびたび日本に来てコンサートもやっています。

2015年には日本向けのベストアルバムを発売しています。


↑正直、これを聴くだけで、ヨークの全てがわかると言っても過言では無いほどの豪華な選曲が収録されています!


ヨーク初心者はこのベストを買えばもう他のアルバムなんていらないのですが笑、僕個人としては、今回紹介するハウザーセッションがヨークの名盤だと思っています。


というのも、先に書いたように、少しクラシックギター界では奇抜な奏法を取り入れているヨークですが、そもそもの曲の完成度が高いのです。僕が、"和音の美しさ"というものを初めて意識しながら聴いたギタリストでもあります。
その和音の美しさが、ガットギターの暖かみのある音とマッチして、非常に耳心地の良い曲となっているのです。
おそらく、ヨークほどガットギターの音の性質を身体で感じながら作曲しているギタリストはいないと思います。


今回紹介しているハウザーセッションは奇抜な奏法こそ無く、曲も最初と最後の曲を除いて、あとは「キンダーライト(トラック2〜8)」と「セブン・イン・エッセンス(トラック9〜15)」の2つの組曲が収録されているという、地味な小作品の集合体のような1枚なのですが、この小作品たちが非常に曲者なのです。一見聞いただけでは「なんかつまらない曲だな」と思ってしまうのですが、音数の少なさに対して、和音の深みとその曲の中に垣間見える知的さに驚きを隠せませんでした。
…という事に気づいたのは、この小作品たちに対して「これぐらいなら楽に弾けるかなぁ?」と軽く弾こうと練習し始めた時でした笑







では、オススメ曲のご紹介です。

トラック7
By Candlelight
アルペジオとメロディ、というシンプルな構成の曲です。しかし、そのアルペジオの移り変わりがメロディ以上のメロディを奏でていて、ダークな世界観から始まり、一抹の明かりが見えるまでの物語が浮かんできます。


トラック8
SunWalk
僕にとっては、その時の気分で曲から見えて来る風景がその都度変わる不思議な曲です。太陽の下を歩いている気怠さも感じる時もあれば、汗を書きながら走っていく爽やかさを感じる時もあります。
暗い響きなのに、何故か明るく暖かい曲に聴こえてくる曲です。
僕の中ではヨークのNO.1の曲。


トラック12
Autumn Streets
この曲を昔練習した時には、正直2日ほどで暗譜まで出来てしまいました。初心者にとっても練習曲として非常に弾きやすい曲だと思います。
そんなに簡単な曲なのに、弾けるようになった後も毎日のように弾いていました。楽譜はシンプルなのに、深い美しさと暖かさがある名曲です。
簡単なのに楽しくて何度も弾いてしまう。これこそが、ヨークの作曲する曲の真骨頂だと思います。



はい、というわけで、今回はアンドリューヨークの名盤をご紹介しました。

まだアンドリューヨークを聴いたことないけど興味がある、という方は、先に書いたベストアルバムとこのハウザーセッションを聴けば、もうアンドリューヨークの虜になる事間違い無しです!

ではでは!




【アコギ オススメCD紹介②】マイケル・ヘッジス 「ベスト・オブ・マイケルヘッジス 〜ビヨンド・バンダリーズ〜」

2020-01-08 13:10:00 | オススメアコギCD紹介
ども、アコギをおもちゃにする男、takoです。


アコギタリストの名盤CDを紹介するこのコーナー。




第2回のご紹介は、特殊奏法の第一人者、マイケルヘッジスのベストアルバムです。



マイケル・ヘッジス 
ベスト・オブ・マイケルヘッジス 〜ビヨンド・バンダリーズ〜



1997年不慮の事故により43才でその生涯を閉じたギタリスト、マイケル・ヘッジズのベスト・アルバムです。

とある年配のギタリストの方に聞くと、YouTubeも何も無かった時代、マイケルヘッジスのCDを聞いてもどういう風に弾いているのかわからなかった、とのこと。今でこそ、動画などがあるので彼の生前の演奏動画などが確認出来ますが、この音源を聴くだけでは、たしかにどのように弾いているのか想像もつかないです。

現在では、マイケルヘッジスの奏法はかなり解明されていて、たくさんのギタリストその奏法を取り入れられていますが、逆にそんな時代にあえて奏法に注目せず音源のみで聴いてみると、彼の高い音楽性に気づかされます。決してポップではないので、万人受けはしませんが、曲の一つ一つに深い造詣と高い芸術性が感じられます。
彼は本当にアコギタリストとして職人であった事がわかります。


このベスト盤は、本当に贅沢で豪華です。「マイケルヘッジスと言えば…」という曲が全て網羅されています。
マイケルヘッジス初心者の方は、これ一枚で本当に充分でしょう。





以下、僕のお気に入りの曲をご紹介していきます。


トラック2
エアリアル・バンダリーズ
Aerial Boundaries
マイケルヘッジスを語る上では、外せない名曲。
右手と左手で違うメロディを演奏し続けるという、ソロギターインスト界に衝撃を与えた作品でもあります。

実は、マイケルヘッジスのTAB譜が発売されており、そのなかにもこの曲が収録されていました。↓


約1年ほど練習しておりますが、なかなか弾きこなす事が出来ません…。まだまだ頑張ります…笑




トラック5
リチュアルダンス
Ritual Dance
疾走感あふれるアップテンポな楽曲。
1,2弦をCにチューニングして、独特のエコー感を出しているのも素晴らしいです。
「奇跡のシンフォニー」という映画で、女性ギタリスト、カーキ・キングがカバー・演奏した事でも少し話題になりました。







トラック16
ドリームビーチ
Dream Beach
ドリームビーチ、というタイトルがピッタリな、深く広い世界観を見事に表現している一曲です。
どうしても、ソロギターインストの曲って、音数をとにかく多くして華やかにしたいんですけど、この曲を聴けば、そんな固定観念は取り除かれます。作曲をしている人にこそ聞いてもらいたい名曲です。






はい、というわけで、アコギの名盤CDのご紹介、今回はマイケルヘッジスのベスト盤でした!


ではではー!



【アコギ オススメCD紹介①】Petteri Sariola ペッテリ・サリオラ「直感」

2020-01-04 10:00:00 | オススメアコギCD紹介
ども、アコギをおもちゃにする男、takoです。


今回は、アコースティックギターの名盤CDのご紹介です!


第一回に紹介するのはこちら!
Petteri Sariola ペッテリ・サリオラ
直感





スラム奏法の第一人者、ペッテリ・サリオラの3枚目のアルバムです。
もともと、超絶テクニックが話題であったペッテリ・サリオラが、全編カバー曲で構成されたカバーアルバムを発表した事で話題になりました。
それぞれの曲には彼独自の感性が光る編曲となっており、この一枚で、ペッテリ・サリオラはギターテクニックだけではなく幅広い音楽性を世界に見せつけることになりました。
選曲もかなり幅広く、往年の名曲からアコギインストファンも唸る名曲、はたまた、日本を意識した楽曲など、誰が聴いても満足出来る選曲となっています。






以下、このアルバムの中からオススメの3曲をご紹介です!

トラック3
翼〜you are the HERO〜 (インストゥルメンタル)

日本に特殊奏法でのアコースティックギターインストゥルメンタルを広めた第一人者、押尾コータローさんの人気曲のカバーです。
収録されている他のカバーと比べると、チューニングや楽譜をほぼオリジナルと同じで弾いているのですが、それでも、ペッテリ・サリオラならではの奏法でオリジナリティを出すそのセンスに脱帽です。


トラック4
Wake Me Up Before You Go-Go
ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ

ワム!の人気曲です。オリジナルはアップテンポでキャッチーな曲なのですが、ペッテリ・サリオラによる大胆なアレンジにより、渋いロック調の楽曲になりました。
もともとこんな曲だったんじゃね!?と思ってしまうほどの完成度は驚きです。



トラック14
もののけ姫 (インストゥルメンタル)
日本版CDのみに収録されているこの曲。ギター一本でこの世界観を表現するのも、ペッテリ・サリオラの確かな演奏力があってこそ。締め括りに相応しい一曲となっています。




というわけで、アコギの名盤CDのご紹介でした!

ではでは、また第二回で!