くない鑑

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上野のち渋谷そののちベトナム?!

2008年04月02日 | くない卿見聞記
先日の日曜日。
春の、暖かで穏やかな陽気に誘われて、午前中から上野の杜へ出掛けました。
東京では、桜の満開宣言が発せられましたが...
開花宣言は先週土曜日のこと。
ただ、、その時はこれを知らずに九段の杜を通り掛ったので、結構咲いているのにびっくりしました。
しかし、上野の桜はもっと先に,「今頃何を言っているの(笑)」と言わんばかりに(結構)咲いていて、中には満開近い桜もあってとても華やかで賑々しく、お花見に興じる気早いグループもいました。

そんな中を抜けて向かったのは、恩賜公園の一画にある東京都美術館
4月6日(日)まで企画開催されている[ルーブル美術館展]の無料招待券を得たので、来日しているフランスの至宝を見に行って来ました。
外と同じく、館内は結構混雑していて、展示品を見るのもやっとなところもありましたが(^^ゞ...
写実的な絵画(肖像画),金銀宝石を多用した至宝の数々はもう圧巻で、最後の方は見すぎで目がチカチカしていました(笑)
確かに,これなら、足を止めてじっと見たくなります。
ただ、至宝の中には数点,中国製の陶磁器がありました
これらにはいずれも、フランスに着てから金銀の装飾が為されていますが、地である陶磁器の、あの淡い青磁の色は、どの煌びやかな金銀細工よりも落ち着き、ついつい長く見惚れていました。
また、日本製の至宝も3点ほどありましたが、一目でそれと判るほどに控えめで落ち着きのある作りには、折角のルーブル展ですが、またまた暫し見惚れてしまいました。

ちなみに,ルーブル美術館は、旧フランス王朝の宮殿を利用しているとか?!
パネルなどで紹介されていましたが、是非とも機会あれば行ってみたい!と、思いました。
更に、公式サイトには日本語版もあります。さすがです。

2時間ほど企画展を堪能した後は、東京藝大奏楽堂前のベンチに腰を掛け、暫し日向ぼっこをして、渋谷へと移動しました。
その目的は?!といと...
先週の土日,NHK放送センターで開催された[ふるさとの食 にっぽんの食]のに、全国各地の美味いものが集まる!?と聞きつけて、行ってきました。
ただ、着いたのが15時頃だったので、多くのブース(屋台)が品切れ店仕舞状態で、ちょいガッカリしましたが、何とか“たこの唐揚げ”と群馬の“味噌ダレ焼餅”,新潟の“アンコウ汁”の3種類を食べました。
その何れも,たこは揚げたてを、焼餅は売り切れ間際に、アンコウ汁は「煮すぎて具がないので(定価500円だが)100円で」食べられましたが、残骸でもアンコウの身が有りましたし、(味噌)汁もとっても美味くて、結構満足しました。
ただただ、欲を言えば焼牡蠣や鮎の塩焼きなどを売っているブースがあったのですが、長蛇の列で...断念しました。

この後、(向かいの)代々木公園を暫し散策してから、原宿へ。
NHKで美味いものは食べましたが、いずれも立ち食いで、人込みの中を歩いてきて疲れたので、一休みしたくて移動してきました。
しかし...
普通なら、土日の原宿は最重要敬遠地なのですが、神宮橋明治神宮前駅)側から「ジャニーズ」の夢の前を通って行くと、竹下通りの雑踏がウソの様にすんなりと行けます。
けど、そこまでは行かず,手前のブラームスの小径を東へ、表参道方面へ進んで行ったところに、とってもクラシックなカフェを発見!し、入ってみました。

このカフェの名は【ヴォルール・ドゥ・フルール~花泥棒~
外観と同じく,クラシックな店内は、とてもここが喧騒甚だしい原宿とは思えないほど静かで、時間が止まってしまったのか?!と思うほど、ゆったりとしています。
ここには、大きな8人掛けの円卓と、テーブルが3,4ありましたが、この時は全て埋まっていてたので、マスターが目の前で注文のお品を用意する、カウンター席へと案内されました。
お店の雰囲気同様、お値段もそこそこするのですが、その中で私の目に留まったのが“ベトナムコーヒー”です。
値段(700円)も然ることながら、物珍しさも手伝って注文しようと思ったのですが、「甘すぎる」との忠告を受けて、逡巡してしまいました。
しかし、カウンターを隔てた正面にいたがマスターが、にこやかにこの解説をして、「それほどでもない」とお聞きして、私はこれと、レアチーズケーキを注文しました。
(何せ歩きつかれて糖分を欲していたので(^^ゞ)
そして、待つこと暫し,やってきました!ベトナムコーヒー・・・なのですが、運ばれてきたのは、銀色のカップを冠したミルクが1/5程度入ったグラスと、ポットでした。
何分初体験♪なので、この状態に間誤付いていると、すかさずそれを察した店員さんからご教授いただいた通りに作ったそれをまずは一口飲んでみると...
私にしては、とってもパンチのある濃さ!で、ざらざらとした雑味を感じました。
そこで、次はガッツリと、下に沈殿しているミルクをスプーンで掻き混ぜて飲んでみると、一転,まろやかな感じになり、とても飲み易くなりました。
そして、一緒に頼んだケーキなのですが、甘すぎず酸っぱ過ぎず,いい塩梅で実に美味かった!です。
また、私のお品ではないのですが、分厚いトーストが実に美味そう!で、こんがりと焼きあがったそれは、食べる時にとても心地よい、サクッという音を聞かせてくれました。
ちなみに、焼く前にトーストへ何か霧吹きで掛けていたのですが...なんなんでしょう?!

ここではおよそ1時間ほど,とてもゆったりとした時間を、寛いで過ごせました。
今度、出来る事なら日曜の朝か平日の昼下がりに来てみたいですし、それが合う,今となっては貴重なお店な感じがしました。

(私と入れ替わりに、)オープンスペースにはプチギャル系が何人かいましたが、とっても不釣合いな感じがしました。

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