くない鑑

命を惜しむなっ!名こそ惜しめっ!!前へぇ、前へーーーぇっ!!!

肥後守様の生き様を見よう!?

2008年04月04日 | くない観
前日の日記で、高遠に「繋ごう」と観光協会のHPを開いたら、“保科正之公を主人公に大河ドラマを!”という、(署名)運動をしているのサイトを発見しました。
来年の大河で「直江兼続」(天・地・人)を取り上げる際にも、似たような運動が展開されたと聞いていますが、昨今続くNHKの不祥事などなんのその,一時に比べれば低迷している・・・とはいえ、まだまだ人気は底堅いようですね。
そういえば,放送後の篤姫紀行で取り上げた「島津家発祥の地」を巡って、「NHKには出ない!」とか言って駄々を捏ねていた大人気無い二千石がいましたが、やはりそういう面からも、広告媒体としての人気や利用価値は高い・・・ということでしょうか。
去年の「風林火山」効果で、甲信越方面への人出と人気が結構あったらしいですから。。。

ところで、肥後守様(土津神様)は幼少から青年期に掛けて高遠で暮らしていましたが、このほか,保科家当主となってからは赴いた山形と会津若松はどうなんだろう・・・と思って、検索して見ました。
すると...
山形での盛り上がりは皆無でしたが、会津若松市長ブログより,2月に「つくる会」が結成発足されたことが載っていました。
このことは、地元(福島,長野の)新聞のweb版にも載っていたので、それなりに関心事となっていることが伺えます・・・が、この発起人に、なぜか新宿区長がいました。
いや、別にいいのですが、細かいことに気が付くのがの悪いクセ(笑)
どういう意図で賛同したのか、ちょっと気になりまして(^^ゞ

ここまで密かに盛り上がっているとは思いもよりませんでしたが、主人公としては、ちょっと地味すぎじゃ・・・ないですかね?!
いや、私的には贔屓にしている米沢上杉家とも繋がりがあるので、興味はあります。
けど...ねぇ,どうなんでしょう。

実現するのかしないのか、今後の動きが(少し)気になるところです。

ただ、私的には『漆の実のみのる国』を題材に、大河まで長くは望みませんが、是非に上杉治憲公を主人公にしたドラマを!とお願いしたいです。

・・・いや、正月時代劇でやりましたが、ちと・・・いろいろと物足りなかったもので(--ゞ

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翔ばぬ如く

2008年03月25日 | くない観
1月から、CSの時代劇専門チャンネルで放送していた大河ドラマ「翔ぶが如く」は、19日が最終回でした。
つい最近,昨年中にも放送されていたので、余程人気があったのか,再登場に驚きつつ、前回見られなかった第二部後半を、懐かしく,また、楽しく見ました。
そう,何せリアルタイムでは中学生で、その時はただただ,何の先入観も無く、歴史好き,時代劇好きの少年として見ていたので、ちょい難しくはありました...けど、(それなりに)面白め,毎週楽しみにしていました。
特に、薩摩弁は新鮮でした。

・・・それから18年・・・

歴史好きが高じて社会だけ成績が伸び、大学も史学に,しかも江戸時代の、特に幕府(為政者側)と朝廷を研究対象の中心に据えたので、幕末にもそれなりに知識が増え、いつしか尊皇佐幕側を・・・贔屓とするようになっていました。
何せ,平和裏に幕府を閉じて政治改変を目論んでいた徳川勢いに対し、薩長を中心とした反幕勢は詭計を弄し、朝廷を担いで武力による政治改変を行使したばかりか、日本的華夷思想から無謀な攘夷を繰り返して・・・結果,この国に塗炭の苦しみを与えたので、余計に・・・なのです。

・・・っと、ちょい、横道に逸れてしまいましたが・・・

最初の放送から今に至るまで、いろいろな知見が増えたので、様々な角度から,歴史的事象は勿論、それがどう脚本や構成に反映されているかや配役とその人の演技(力)等などで、このドラマの“完成度”を見ますが、やっぱりこの大河ドラマは面白く、とても骨太で見応え十分な俊逸な作品だった!と、感じました。
(確かに,視聴率も反響も高く、友達も「全話録画している」って、誇らしげに熱く語ってました!から。)

如何に佐幕な私でも(笑)、西郷さぁ(西田敏行)と大久保さぁ(鹿賀丈史)を始め,多くの志士達の熱き活躍(演技)には、とても魅せられるモノがあります。
それこそ,この国の行く末を真剣に思い、考えていることが伝わってきました。

それに比べて...

いまの政治家は何をしているのかっ!
ホンットに腹立たしい!!
「国民の為」だの「国益」だの、言えばみんなが許してくれると思っているのか,バカの一つ覚え見たく連呼する国会議員どもには、反吐が出るほどうんざりする。

国会(議会)は、議論をして何ぼのところ。
それが、何もせずにただ関係者だけ,たとえ地均しとは言え、何事か。
国民(有権者)を無視し、愚弄するのは大概にしろっ!!と、声を大にして言いたいし、それで給与(歳費)が支払われるのには、心底納得がいかない。
やれガソリン税だ思いやり予算だ言う前に、隗より,早急に自身達の改革に取り組むべきですね。

西郷さぁを起たせたニセ(二才)たちが今,この状況に直面していたら、間違いなく蜂起するでしょう。
それに対して私は、可能な限り私は指示し、支援しますよ,きっと。
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60余年目の光と深い影

2008年03月12日 | くない観
米軍の大規模空爆によって甚大な被害を受けた,世に言う「東京大空襲」から63年目を迎えた3月10日。
TBSで放送された、これに関する特別番組を視ました。
被災地域を撮影していた警視庁警務部の石川光陽写真主任(空襲写真専務)を主人公にしたドラマを織り交ぜたドキュメンタリータッチで、劇中の遺族や被災者,更には、爆撃に加わっていた元米軍兵らのインタビューもあってとても観応えが有り、途中から,合間には裏番組も視ていたのですが、何時しかずっと,食い入る様に最後まで視ていました。

例え時の戦略とは言え、一晩で,2時間半余の爆撃で、10万余の一般市民(非戦闘員)が殺戮されたという出来事は下にもおぞましく,感情の念を通り越して、ただただ愕然としました。
鳴り止まぬ空襲警報,B29の爆音,焼夷弾の落下する音や爆発(音),そして、火焔地獄と化した街...。
どれ一つとっても,さぞかし恐怖であった事は、想像に難く無いです。
そうした中で,今回の主人公たる石川光陽さんの行動には感動を得、貴重な戦災記録を,未曾有の惨事と、GHQからの提出要求に拒否をして残されたことに、深い敬意を表したいです。
歴史学の本質として,この惨事を鑑とし、戒めとする資料を被災国(民)が有している事の意義は、とても大きいと思います。
ただしかし,これを活かせないのが(人間)社会なのか...
ベトナム戦やイラク戦然り,他にも、例えば飛散型爆弾のクラスターを、使用禁止するどころか有しているという現実。
国土は狭くて山ばかり,四方も海に囲まれた日本の、“専守防衛”が大原則の自衛隊が有している現状には、全くもって,理解に苦しむところです。
(四方を海に囲まれ、海岸線が長いので、防衛上「有効」とも言いますが...。)
自国民を爆撃でもするつもりなのでしょうか?!

ところで...
広島長崎沖縄などへの関心度に比べ、この「東京大空襲」について注目される様になったのは、ここ10年余のように感じます。
(そういえば...大学からの友達が属する劇団が、これを題材にした舞台を行ったのを観に行きました。)
首都東京の受けたみぞうの惨状に、国家(政府)の面子とアメリカの,どことない後ろめたさがリンクして、余り公にはされなかった・・・と、解説されていました。
また,被災者への慰霊は、両国の【江戸東京博物館】近くの公園内に在る、関東大震災での被災者を慰霊する[東京都慰霊堂]に,半ば間借りしているかの様に設けられているとのこと。
以前,たまたまここに行き着いた事がありましたが、その時はそうとも知らず...
そう聞くと,ますますもって悲しく,また、腹立たしい限りです。
九段の杜へ行く行かない,あの人を合祀するしないなどと言う前に,まずは、時の日本国政府の失策と無策によって護る事の出来ず,犠牲となった人々に対して謝し、哀悼の念を表する事の方が先決なのでは...と、感じました。

如何に熱病に冒されていたとはいえ、本来,国家は国民の生命と財産を護るべきもの。
それが全く逆の,途端の苦しみを強い、また,我が国の貴重な文化財を喪う結果となった判断を下した時の政府(首脳)に対しては、(やはり)強い憤りを感じます。
そして,その失策の責めを、日本国政府と国民が(当事者に対して)下せなかった事に、忸怩たるものがあります。

石川さんの写真を見た元米軍兵士の反応はまちまちでしたが、ある一人の米軍兵士は...
「俺達は、命令に従ってやったんだ」
...と、幾分取り乱し気味に話していました。
そう,彼等は国家から命じられた通りに職務を遂行したまでであり、これを聞くと,余計に国家の政策方針の“重さ”を感じます。
しかし、当の政治家ときたら相変わらず,国民(有権者)の「付託」と「意思」を曲解し、その思いと乖離した行動をとるのでしょう。
特に昨今,気骨が無くて理念に乏しく、党利党略がキツ過ぎます。
政争の閉塞感を突かれて軍部の暴走を許してしまった、戦前政治史すらも鑑戒とすることが出来ないのですから...。

ただ今は,選挙が(一応)機能しているだけ、マシというものでしょうか...。

私はただ只管に,平穏無事な世の中が来る事を願ってます。

→でも←でも無く、ただ思うところをツラツラと記しただけなので。。。
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三十路の第一歳目

2008年02月22日 | くない観
今年もまた,この日がやってきました。

そう,誕生日というヤツです(笑)
ついこの間,三十路へ入ったかと思ったら、もう一歳過ぎてしまいました(^^ゞ
二十代後半から、月日が加速度的に早く感じているのは、私だけ・・・でしょうか。

昨歳は、而立の歳に相応しく・・・か,山あり谷ありでした。
それこそ、今までに経験したことの無い激動の歳でした。
だから...
今歳は、まず穏やかに過せるようにと願うだけです。
勿論,未だ不出来な人間なので、日々是勉強!
歴史を好み,学んだ者としては特に、人の振りを見ては我が振りに気が付き、正さなければならないですが...
そういう中にも,この日この月この歳を、素敵に楽しく過せればなぁ・・・と、考えています。
また、思いがけずも,この日を祝うメールを多くの方から頂戴しました。
とっても嬉しかったです。
それこそ,今日の陽気の様に穏やかに,包み込むような暖か味があり、今宵の月の様にほのぼのと,角が無く柔らかな(光を放つ)人間となりたいですね...。

それが、日頃私とお付き合い下さっている、ありがたい皆様へ出来るご恩返しの一つでもあるかな?!とも、思うので。

そんな、素敵な歳と成る様にと願を込めて,ここ数年はこの日にステーキを食べる事にしているので、昼に職場近くのステーキ屋さんでガッツリと,特選サーロインステーキ250gを食らってきました。

いやはやもう,人差し指の第二関節くらいまである分厚お肉だなんて、正直,初めて食べたので、と~っても幸せ!でした。


ただ,それがあまりにも前面に出て、締りの無いゆるい顔をしていたのか,職場へ帰る途中に見知らぬお婆さんに...
「今日はいい陽気ですね」と、いきなり声を掛けられました(笑)
それに大して、私もい~い気分の帰りだったので...
「ホントですね,暖かくて気持ちがいいですね」と、返しました。
すると...
「ご苦労様です」と、労いの言葉を頂戴しました。
職場も近かったこともあって、一気に気持ちを引き締めてから帰りました。

最後に...
日頃お付き合い下さっている、ありがたき皆々様方へ。
至らぬところ,多々あるかとは存じますが...
今歳も,何卒良しなにお願い申し上げます<m(_ _)m>
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醜悪増すメディア

2007年10月26日 | くない観
久々のカメダ祭なのか,良識的なNHKと当事者のTBSのニュース(番組)以外は、こぞってトップ的扱いで“謝罪会見”を報じていますけど...
この騒ぎは、一体全体なんなんですか?!
民放各局は、斯くも盲目で低俗,低知能で世間知らずとは、思いもよりませんでした。
凡そ、報道機関とは言い難い行状です...。
先の件など,あとは当事者間で話し合って済ませればいいこと。
内藤大助チャンプは、きれいサッパリ「けじめは付いてる」って言ってるんです。
前回と今回の、謝罪とは言い状,見せしめ的な記者会見は必要なかった思っています。
やくみつるなど、前回の(謝罪)記者会見を聞いて...
「私は納得していません。」
...って、言ってましたけど...
内藤選手(陣営)が評価するならともかく、何でお前を納得させなければならなんだ!
驕り自惚れるのも大概にしろ!!
・・・て、思いました。
ただ、強いて言えば,報道機関にとって最も必要な、良識ある節度と公平な報道を犯したTBSが、公式見解を発すればいいこと。
それなのに...
なんでまた,ここまで引っ張って会見までさせるのか!?
私には、全く理解が出来ません。
2回の(謝罪)記者会見は、所詮はマスコミ(と、金平協栄ジム会長)の“贖罪”と“溜飲”を下げるだけ。
低知能で言語未発達だからか,汚い日本語を連発して詰問するレポーターこそ...
お前は一体何様のつもりだ!
亀田家の無礼を非難する前に、手前の礼儀は為っているのか?!
モット常識と日本語を勉強して来い!
お前等の質問こそ、無礼千万!不道徳にして世間知らずだ!!
正義面しやがって,勘違い極まり無いぞ!
世間が全てこれに関心があって、お前等の味方だと思ったら大間違いだぞ!!
恥を知れ!

...って、言いたいです。
(特に、高慢ちきなレポーター()()は、早々に廃業か追放すべし!
亀田家の「いじめっ子」発言を非難したマスコミ連が、いまは亀田家を吊るし上げる「いじめっ子」になっている事に、気が付いていないんでしょうね。

これ以外にも、報ずべきニュースが数多有るだろうに...
こんな下らない,報道とも呼べないことに掛かりきって他を疎かにしている事こそが大問題!
本来、マスコミが果たすべき役割を放棄しているとしか思えない。
亀田一家どうなろうと、はっきり言ってどうでもいいこと。
それよりも...
厚生労働省の薬事行政不作為問題や防衛省関連)のスキャンダル,NOVAの倒産事件に
台風情報円谷プロダクション買収問題等...
もっともっと、大々的かつ積極的に報道すべき事項は山ほどあるのに...。

こんな連中が“NHKを民営化すべし”なんて声高に叫んでいるようですが...
何が大事で,何が重要かが判断出来ず、不公平極まりない報道しか出来ない連中に言う資格は全く無く、逆にふざけるな!って、言いたいです。
BPOも,バラエティー番組の罰ゲームに是正勧告出す前に、こうした“バカバカしい報道姿勢”とメディアスクラムの改善を最優先課題にするべきです。
罰ゲームのことなどは、小人の戯言,後者は、一歩間違えればメディアの存亡に関わる問題であることに気付くべき!で、全く以って、事の重大さが解っていない...。

そういえば...
この機を“逃すまじ”とばかりにしゃしゃり出てきた金平会長は、実に胡散臭い。
上手い具合に漁夫の利を得んとする姿勢がありありと見えるのですが、なりふり構わぬ手法を使うマスコミ連には、そんなこと関係ないんでしょうね。
ホント,バカですね。
良識と冷静さを失っている。
「世間的に関心が高い」=「視聴率が獲れる」という幻影的な尺度でしかモノが測れないのでしょう...。
こんな連中,その内、総スカンをくらうでしょうね。

マスコミの「常識」は、世間の『非常識!』であり、最も改革と再教育が必要なのはこいつ等だと、改めて痛感しました。

これらは全て私見です。
一部不適切な表現が含まれているかとは思いますが、ただただ,鬱憤晴らしでつらつら記しましたので、何卒ご容赦の程を(苦笑)
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国技感

2007年10月06日 | くない観
角界にとって、今年は厄年の様で...
まず,(火蓋は)八百長疑惑から。
某ジャーナリストが声高に叫んでいましたが、「所詮は週刊誌の与太話」。
何やら、これが裁判沙汰になっていて、審理が間も無く始まるようですが、これには聞く耳持たず,信じるに足らずでした・・・と観ていました。
その後の朝青龍“騒動”も、ただただバカらしく,「騒がしい」とだけ見ていましたが、一方で,モンゴル国民の一種異様な“怒り”には、違和感と滑稽さを感じました。
ただ、惜しむらくはこの時の(日本相撲協会の対応。
はっきり「職場放棄は言語道断!」であると、毅然とした態度を表明し、これを世間に発していれば、事態が斯くも複雑怪奇に,こんがらがった糸の如くになることは無かったのでは・・・と、思いました。

そして、今回の時津風部屋の暴力事件。
“かわいがり”なる稽古は、限度内で,純水に“育成”の為に行うことは別段問題ではないと思います。
けど、流石にビール瓶で付ける稽古など、聞いたことがありません(苦笑)から、これに関しては弁解の余地なしかと。
ゆえに、(その結果か)人一人を死に至らしめた“道義的責任”は、部屋主として時津風親方が負うのは当然。
しかし、ここでも惜しむらくは時津風親方の身の処し方。
“心”“技”“体”を重んじる角界に一員たれば、自ら縛に付いて「お裁きを待つ」くらいの心構えが欲しかった・・・というより、必要だったかと。
そうすれば、その後の事態も円滑に,かつ印象も良かったかと思います。

こうして見るに,つくづく感じるのは“情報力”の重要さ。
それは、収集と発信両面で、相撲協会と役員級にはその“観念”が無かったことが、事態をここまで悪化させたのかな...と、感じます。
ゆえに我々も,それ!ここぞ!!とばかりに“話だすヤツ”“書き立てるヤツ”には、眉唾付けて判断し、全面的に信用するのは厳に控えた方がよい・・・とも感じます。
(所詮,そんな連中は地位か名誉か保身か金・・・しか脳裡に無いのですから。)

それにしても...
相撲は、一千年以上も続く日本の誇るべき伝統技(の一つ)。
今の様な相撲“職”として生業とする者が出てくるのは江戸時であり、それ以前は“鍛錬”の一つでした。
平安の頃には「近衛兵」の“技能”であり、その中から最も力強きものは、“邪気”から天子様を御護りする御役目をも任ぜられていました。
“金太郎”のモデルと言われる下毛野公時も名うての使い手で、藤原道長が贔屓として、節会(宮中儀礼)の時に天子様の御前で披露したり、“相撲使”という役目を帯びて地方へ“スカウト”に出向くこともありました。
(公時は相撲使として九州に下向中,1017年(寛仁元年)に18歳で死去します。)

それも、専門“職”化してしまうと、様々な欲と権力としがらみが付きまとうもの。
現在でも,廻し一丁で陛下の御前へ出ることが許される、珍しくて貴重な“職”なのですから、これから(は)正しき方向で,今後とも末永く残って欲しいのです...。

p.s.
マスコミ陣が、出陣する時津風親方を捉えるべく、これが籠る部屋を包囲していますが、彼等のマナーってどうなっているんでしょうか?!
聞けば、カメラマンが一人,部屋子に突き飛ばされて救急車で搬送されたそうですが、ここでカメラマンに“お気の毒”と同情する気など、私はこれっぽちもありません。
諸悪の根源は、メディアスクラムを組んで“時津風部屋”を包囲する愚鈍なマスコミ衆であり、言わば自業自得
もし、突き飛ばした部屋子を訴えるなどするならば、それは言語道断!
それでも敢えて告訴するならば、包囲を解いてからにすべきかと。
花田勝の離婚報道での取材でも見受けられましたが、周囲は路地の中の住宅地。
・・・にも関わらず見えたのが、路駐するワゴン車。
中には、交差点に掛かって路駐している車も見受けられました。
その他,道路を動脈瘤の様に占拠する、他人様の敷地に無断で座り込んでいるであろう報道陣。
マスコミ連中は、アイドリングも平気でやってますから、他人様の罪を論う前にまず自分達のマナーを遵守する様にするか、(第三者が公平に)チェックした方がいいのでは?!とも、思います。

正義感ぶる割には、自分達の身は全く律せ無い今のマスコミなど、反吐が出るほどの嫌悪感があり、信ぜられませんから。


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緊迫の龍虎激突!

2007年09月30日 | くない観
近年の大河ドラマは、ホームドラマ的に堕していて、緊迫感が乏しくて観応え感がサッパリ無かったのですが...
今年の「風林火山」は実にいい!
最初の内こそ、ボリュームの無い原作(井上靖『風林火山』)からどうやってドラマを作り上げていくのか...
我等が上杉謙信公をGacktが演じるのはどんなもんなのか...
歴史好きだから,日本史好きだから,上杉家贔屓な戦国好きゆえに、種々不安と心配がありましたが...
いざ,放送が始まってみると、そんなものは杞憂に過ぎなかったと思い知らされました。
ジャニーズ系や中途半端にチヤホヤされているアイドル系俳優を一切入れず、幅広い年代から真の実力派俳優を抜擢。
ただ、近年の潮流なのか,準主役級たる武田信玄公を演じる市川亀治郎の演技には、染み付いた歌舞伎風演技がちょい鼻に付くところがありますが(笑)...
主演の内野聖陽はもう,15年も前のNHK金曜時代劇「十時半睡事件帖」から目を付けていたので言うに及ばず...
平賀源心相木市兵衛昌朝等など、今回初めて知った武将にも、菅田俊近藤芳正などの舞台系俳優を配す手堅さ。
ゆえに、視聴者たるこちら側も安心して観ていられます。
またこの他にも,少ない原作を補って余りある脚本に,音楽に,セットに,衣裳に,全てに渡って細部までこだわりが感じられて、久方振りに骨太で観応え感十二分!!です。

しかし、季節はもう秋10月神無月。

ドラマも年末の千秋楽に向けて、いよいよ佳境に入り、遂にこの日!甲越両勢が知勇を尽くして激突した川中島での“初戦”迎えました。
以前の「武田信玄」は余り記憶に残っていないのですが...
実に丹念な解説と描写や、両勢必殺の攻防を、一手一手,さながら将棋を指しているかのような演出で、より息詰まり,手に汗握る緊張感のある場面となっていました。
その中でも、一番震えたのが上杉勢出陣の時。
上越の謙信公祭に初参陣した折に任ぜられた“乱れ懸かり龍の旗”の紹介もされて、感慨も一入です!


甲越両勢は、これから向こう10年余に渡って信濃国埴科郡川中島周辺で熾烈な戦いを演じることとなりますが...
聞くところによると,当初は49話と通常より1,2話少なかったのが、ドラマのクライマックスたる第4次川中島の合戦の収録が余りにも“大成功”だったので、1話増やして50話まで放送し、川中島の合戦も3話連続で放映されるとか。

今までに、幾度かの“川中島の合戦”に馳せ参じている私にとって、思い入れもある合戦なので、実に楽しみ!です。

ところで,余談ながら...
正直気になっていることが一つ。
それは、Gacktが演じる謙信公にて。

始めの内こそ,上杉家を贔屓とし、謙信公(不識院殿様)を崇敬する私にとっては驚天動地の配役でしたが、いざ観てみると...
「中々様になってる」
...と、感じました。
それは、今夏は無念にも参陣できなかった上越の謙信公祭で如何無く見せ付けられたようで、僅か1Km弱の行程でも、見事な馬捌きと差配に,Gacktに関係なく、好き好んで今年(も)馳せ参じし兵共の士気も、大いに昂ぶらせて圧巻・・・だったそうです。
けど...
なぜGacktはなぜ髷を結わないのか?!
なぜGacktは狩衣ばかり着ているのか?!
なぜGacktは今回,合戦場で兜を被っていなかったのか...。
それがもう、気になって気になって仕方が無い,今日この頃です。


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「福」務既定路線

2007年09月26日 | くない観
私は、正直言って「アンチ巨人」ならぬ「アンチ自民党」です。
だからといって、民主党他野党を信任するほどお人よしでもありませんが...
ゆえに、“安倍”鳥が濁して去った後の自民党総裁選など、無関心を決め込みたかった・・・のですが、議決権のある衆院で第一党の自民党総裁は、必然的に(首班指名を受けて)内閣総理大臣となる以上は、そうも言って居られず...。
少なからず関心を持って見ていました。

今回は,突然の事とはいえ、コイズミの呪縛が解けたのか,雨後竹の子の如き勢いで立候補者が乱立するかと思ったのですが、結果は,麻生氏と福田氏の一騎打ち。
どうやら、そこに至るまでには様々な力学が働いたようで、この時点で,当初(一応は)目指したであろう、オープンで活発な議論の下での総裁選も形骸化してしまった感があります。

私的な印象としては、キャラが立ちすぎているとはいえフランクで会社経営(社長)の経験もある麻生氏が、地味な福田氏よりも次の総理総裁に相応しいと思ったのですが、自民党の,特に国会議員の内輪では、既に反麻生=福田氏へ長いモノが巻かれていったようで。。。

予てから本命視されていた福田氏が、何かと風当たりの強くなっていた麻生氏の対抗馬として出馬したことで、一気にそちらへ風向きが変わり、組織ばっての支援の前には、もう,デキレースの感は拭えませんでしたね。
そして、結果は“予定通り”に福田氏が新たな総理総裁に選出されてしまいました。
ただ、得票差は1.5倍,党員投票の結果は「麻生氏」に分があったことが、若干の予想外であり、何とか一矢報いることが出来たのでは...。

しかし、決まったことは仕方なし<fotn size=1>では、片付けられないのですが...。
これからは、総裁選時にも感じられなかった覇気(やる気)をどこまで出して国政にあたってくれるのか,見守っていくしか・・・ないですね。
唯でさえ、覇気も感じられなかった福田氏なので期待感も無いのですが、その後の執行部人事や小幅ながらも改造して発足した福田内閣(閣僚)の顔ぶれを見ると、驚く程に解り易い“論功行賞”に、“昭和”の頃の自民党が蘇ったかと思いました。
尤も,とある識者は

尤も,コイズミや安倍氏の時分に比べれば、幾分重厚で堅実な感はありますが...。

ちなみに,とある識者は執行部四役や官房長官に就いた人々をして...
「マスコミでは、とかく派閥の領袖と言っているけれど、この人々はその器ではなく,派閥の“火元責任者”程度」と言っていました。
それだけ国会議員が小粒になった・・・と、いうことでしょうか。

独断専行で、民意に耳を傾けない政治家は困りますが、かと言って,阿諛迎合する政治家にも辟易としますからね...。
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政界の中心で「選挙」と叫ぶ

2007年09月20日 | くない観
突然に,降って沸いた様に始まった自民党総裁「選挙」。
今では、麻生さんか福田さんかで(一応)激しい選挙戦を繰り広げているようですが、代議士の“組織票”を固めつつある福田さんに分があるようで...。
もう、半ば白けのデキレース感が漂っている気がします。

しかし...
一部にはコイズミのお陰があったようで。
安倍総理の投出し辞任直後,コイズミチルドレンの連中がパパのコイズミ擁立に動いていたようで。
これにはもう、ただただ唖然とするばかり。
先の参院選で何故自民党が結党以来の大惨敗を喫したのかを全く理解しておらず、ただ考えるのは、(今だに)人気のあるコイズミにあやかって、自己保身=選挙当選することばかり。
そこには、国家国民へ奉仕する姿勢は微塵も感じられず...
民意を聞かず,時勢に疎い。
正に,政治家としての品位を欠く、最も恥ずかしくあるまじき行動。
選挙惨敗確定後,記者会見に臨んだ時の安倍総裁が、「反省すべきところは反省する」というのが、如何に虚しく意味の無い言だったかが...。

そして、コイズミパパの擁立に失敗した連中が、今度はこぞって福田さんへ。
そこには、やはり志が全く感じられず、ただただ自己保身に汲々とする姿しか見えず。。。
確かに,失言爆弾的な麻生さんよりは、協調路線で柔和な感じの福田さんへ流れるのは理解できますが、派閥(グループ)が纏まって支持する姿勢には、一個人の考えが無視され、埋没してしまっている気がしてなりません。
そもそも、そういう組織固めで選挙するならば、わざわざ無理して街頭演説などして市民に接しようなど、しなければいいのです。

そう思うと,全く馬鹿げているなぁ・・・と、思います。
今はただ,日曜日に“ビックリ”する結果が出ることを望むだけです。

しかし一方で,一言目から「選挙」「選挙」と宣う民主党他野党勢にも、胸焼けがしてきます。
「解散総選挙」「解散総選挙」と叫ぶ裏側には、参院選での大勝で気をよくした野党勢力が、ただただ自党の勢力拡大と、あわよくば政権奪取を!という、党利党略が露骨過ぎ、こちらも民意を全く無視して置いてけぼり。

ある意味,自民党の総裁選騒動よりも腹立たしく感じてきます。。。

全く,国会議員ってのは一体全体なんなんでしょうか...。

...と、ふと思う今日この頃です...

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台風一“科”以上

2007年09月08日 | くない観
木曜日の夜から金曜日の朝に掛けて通過した台風。
今頃はもう、漸くオホーツク海に抜けているでしょうが、その最中は結構なもの。
過ぎ去ってしまえば一過,台風から零れたか、雲は多いながらも青空は見え、強烈な陽射しが照り付けて、湿度も低くて太陽本来の暑さがありましたが、風は気持ち良く、“夏”よりは“秋”への変化も感じられる天気です。
しかし、台風の爪痕は随所に。
近所には田圃があるんですが、収穫前の稲が一面で倒れているのを見て,ニュースで、落ちている(洋)梨や林檎を見て、ちょいガックリに。
ニュースでは更に,落ちた梨の育て主(山形)が「農薬代にも為らない」と寂しそうに言っていたのが印象的でした。
けど...
私的にはそれらを、稲なら刈って,梨などは安く売ったり、(食以外含めて)加工したりして利用することは出来ないものなのかな?!と、思います。
少なくとも、高級な洋梨がお手頃価格で食べられるなら,利用出来るなら、私は喜んで頂きます。

せっかく,ここまで丹精込めて作られた作物が廃棄されるだなんて、勿体無い!ですからね。

食べること以外にも、きっと利用出来る可能性はあると思うのですが...。


ところで。
被害は農作物だけに非ず。
前日の金曜日には、ある意味人的被害も。
千葉は、首都圏一広い県(海洋部は除く)ではありますが、県外への通勤圏は結構狭く,中には内房や外房に住まう人も居られますが、県北西部に集中しています。
しかし、その割には一都二県に比べて交通網は未発達な感があり、街も,内陸部よりは湾岸部に、地下鉄東西線やJR京葉線の新浦安や海浜幕張以東に街が開けて人口が集中しています。
しかしこの両線,湾岸部や河口部に近いところを高架にして通している為、特に風が少しでも強く吹こうものならば影響はてきめん。
直ぐに運転を見合わせてしまいます。
(特に東西線は、30年前に起きた荒川橋梁事故が2年前の冬に起きた羽越本線の脱線事故と類似しているので、余計にでしょう。)
それが、台風の接近と共に実施されたようで...。
東西線は地上部が、京葉線は木曜日の夜から金曜日の午前中まで運転を見合わせ、中には,全く動けなくなった京葉線の車中に“泊まる”人も居たとか。。。
新幹線内ならば兎も角,在来線車中で止まるなどとは考えられないこと。
JRは代替輸送しなかったのかな?!と、疑問が残りますが、車中泊をした人には翌朝,お茶とおにぎりにパンが配られたそうです。
けど、それよりかは、家までタクシーか何かで送ってもらった方が、はるかに嬉しいです。

ただ、そんなことが行われていたとは露知らず...
金曜日の朝,通勤時間帯でも台風の強風は収まらず、京葉線や東西線は相変わらず動けず終い。
その余波で、7割減とはいえ動いている総武線へ、振替で流れて来た客が集中し、職場への最寄駅前のロータリーは大混雑。
もともと、ここは「区画整理の失敗だろう」と思うほど,幹線道との出入に不便なのですが、その影響が如実に。
唯でさえ、平日の朝は湾岸部の新都心へ向かう人がバスに乗り込むので長蛇の列が出来るのに、普段は無い乗用車が入り込んでいて大混雑し、そのとばっちりでバスが到着せず。
長蛇の列は更に更に更に伸び・・・2列にも関わらず、最後尾は全く見えず。
恐らくは、駅の橋上部にある改札口まで到達し、その辺りは物凄くごった返していることでしょう...。
普段の時間に着いていたら、きっとその状況に巻き込まれていたことかと思いますが、この日は何時もより早く着いたので、列が膨らむ前に待ち列に付けましたが、バスが着かねば話に為らず。
着くのは違う路線のバスばかりで、乗りたいバスは一向に来ず...。
それが漸く来たのは、凡そ20分経ってから。
着くなり、待ち客は一斉に,正に、堰を切ったように乗り込んで行きました。
その中で、私は幸い座れたので、前日図書館で借りた本を読んだり車窓に目をやったりしていましたが・・・が、バスがロータリーから幹線道へ出られたのは乗車してから20分後でした。
一度幹線道に出れば、普段の朝よりは若干交通量は多いですが、流れはスムーズに。
順調に目的地まで行きましたが、一方,反対側(北行)は駅入口を先頭に大渋滞...。
その中には、恐らく京葉線からの振替客を乗せたであろう,満員の路線バスも。

私は、乗るまでに20分待ちましたがバスでは座れたのでいいですが、朝から全く,難儀なことで。


台風の雨も昼前には上がり、午後からは青空すら見えていたのですが、中々風は収まらず。
京葉線は、夕方になってもダイヤが大幅に乱れていたようで、朝と変らず,振替乗車券でバスに乗り込む人で、乗り場には長蛇の列が出来ていました。
その頃,既に地下鉄東西線は平常ダイヤになっていたのですが...ね。

相変わらず,首都圏の鉄道網、特にJRは災害に弱い・・・というか、慎重です。
それが良いか悪いのかは別にして。

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「大」は、「小」を兼ねずに置いて行く...

2007年09月07日 | くない観
参院選後、兎角話題な地方の現状。
自民党結党以来の歴史的大敗北も、行財政改革で弱体化した郵政事業団体やら建設業団体やらの、いわゆる“業界団体”の支援が得られなかった・・・とも指摘しているようで。
そもそも私は、選挙で組織が支援するという構造は、有権者の権利を無視する冒涜的行為だと思うのですが...
それはここではさておき。

この問題に釣られて、マスコミなどここ最近,3割削減された公共事業の余波を取り上げているのをよくみかけます。
全く,この姿勢も如何なものかと思うのですが、これもさておき。

高速道路を造ったところで,新幹線を通したところで、何の意味を持つのか,通した地域に効果が出るのかが、私には全く理解出来ません。
なぜなら...
都市と直結をしたら、人や物資などはますます都市へ,そして更にその先にある大きい都市へと吸い寄せられてしまう・・・でしょうから。
そして、その恩恵を享受出来るのは、その工事に携わった地権者含めた関係者のみ。
それで何故,地方が活性化するのかが、私には全く理解出来ません。
それよりは、一般道や鉄道網の整備・拡大をした方が、より地域への利益と活性化に役立つかと思うのですが。。。
その中でも特に,鉄道網の充実は、これからますます深刻化してくるであろう環境面と、高齢化に於いて有効かと思います。
ただ、それなのに...
地方鉄道の衰退ぶりは顕著で、相次いで廃止やら縮小される現実は、ただただ悲しく勿体無い限り。
その一方で、九州だの北陸だの,新幹線を通して都市と結ぶことしか考えていない。
例え開通したところで、みんながみんな「新幹線は速いから」「高速道路は便利だから」と利用するわけでなく。
値段が高ければ敬遠し、在来線や一般道の方が、気軽に寄り道が出来て楽しいので使いますよ。
しかし,新幹線が開通するば、並行する在来線は分離,もしくは廃止され、それが地元の負担にもなる。
そんな事などは一切考えず、ただ(大)都市と繋ぐことしか考えない。。。
そんな連中がよくもまぁ、「都市と地方の格差」だの「地方の疲弊」だのと言えたもので。
私から見れば、その方策は“ミイラ取りがミイラに成る”ようなもの,全く以って無意味なもの。

も少し地方のことを,地域のことを考えるならば、大規模な公共工事やインフラ整備に回すより、より実情に即した整備や売り込みに徹した方が、即効性は無いまでも、活性化するのでは...と。
ほくほく線という立派な路線があるにも関わらずに北陸新幹線建設のニュースを聞いて...
新幹線開通で困窮している三セク鉄道と地域(地方)があるにも関わらず...
高速道路の開通で苦戦を強いられ、衰退していく地方(地域)鉄道の現状を耳にして...
更に混雑する大都市圏に身を置き、日頃通勤に利用している電車に乗りながら。
何故今ある資源を有効に使おうとしないのか!
目先と自己の利益に囚われて、単純な方策しか採れない連中しかいない内は、格差も疲弊も無くならないだろうな...と。

尤も,人が享楽を好み、欲を持つ以上は、それを満たす要素がふんだんにある都市への羨望は抑え難く。
都市と地方の格差は、万国共通,有史以来の課題ですから、一朝一夕には解決しないでしょうが...と。

などなどと。
たまには小難しい話でも載せて、自分の脳も活性化させねば!と思う今日この頃です(笑)

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不満の矛先が突くところ!

2007年07月30日 | くない観
今回の参院選,与党勢に逆風が吹いていることは感じていましたが、まさかここまでの猛烈な,台風級の突風が吹いているとは思いもよりませんでした。
そして、それが野党の,取分け民主党には強力な推進力となったことも。

ただ、今回のこの結果は当然の帰結だったと思います。

そもそも、振り返ってみれば3年ほど前のコイズミ政権時。
「100年経っても大丈夫♪」
・・・な~んて言っていた年金が、たった3年で襤褸が出て崩壊状態。
この時も、確かごり押し。
そして、その襤褸を繕おうとして通した法案もごり押し。
更には、世間の批判に応えて已む無く通した政治資金規正法もまたごり押し。
けど、結果この法案が猿・・・じゃなかった、ザルであったことを認めて「改正します」と、しぶしぶ表明する始末。
それも、半ば強引に国会を延長して成立させた法案。

一体何をしようとしたんでしょうか?!与党は。
こんなテイタラクで無能な与党勢が敗北するのは、当然の帰結!かと、私は思います。


歴史的惨敗後,与党はこぞって異口同音に「反省すべきは反省し」と繰り返していますが、何をどう反省して改めるのか、はっきり言えないもんなんでしょうか?!
そんなこと繰り返して、“反省してます”といいたいのでしょうが、全く信じられないのは言うまでもありません。
ペコペコ誤るくらいなら、要領のいいちっこい子供でも出来ますよ。
多少なりとも知恵の有る大人なら、何を反省するのかを具体的に示して欲しいです。
それでこそ、漸く我(等)の溜飲が下がる・・・というもので。
けど...
美しい国どころか、宰相の地位に固執して留まる見苦しき御方に、今後一体何が出来るのか,ちょい見物です。

ただ、だからといって、民主党へ信任厚いという訳ではない!ということも、知っておいて欲しいですね。

先人曰く「勝って兜の緒を締めよ!」を肝に銘じて欲しいものです...~~旦(-- )

p.s.
大負けした総大将を挿げ替えることの出来ない自民党の先は、もう見えた気がします。。。
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清き一票の為ならば!

2007年07月25日 | くない観
今度の日曜日は参院選の投票日
その必勝を確信してか,引退覚悟の背水の陣で臨む小沢民主と、護憲やら年金問題やらを声高に叫び、打倒与党で意気上がる野党勢力。
一方,対する与党は、様々な諸問題が猛烈な向かい風になって、青色吐息の状態。
最早敗色濃厚なのを見越してか,与党首脳部やら閣僚の政府高官達が、しきりに選後も変わらず「安倍首相続投で!」と発しているようで。
こうしたことを聞く度に与党の悲壮感すら感じられ、また一方で,「参院選は政権選択選挙ではない」というのを聞くと、「では、参院選はなんの為?!民意を反映しようとしないのか!?」と言いたくなります。
そんな,ある意味ご都合主義の高慢ちきな政権与党の自民党に所属していた野望高き男性県議の一人が独断で,党からの公認や推薦を得られずに無所属で出馬しています。

我が県の選挙区の定員は2。
それを7,8人で競うことになりますが、自民と民主からは2人づつ(ほか,国民新党やら共産党やら)が出馬しており、情勢的には厳しく思います。
それゆえにか...
立候補者当人の写っているポスターは、とても力強くガッツポーズをしています。
ともすれば暑苦しいそれを、街の至るところで見掛けるのですが、この候補者,かなりこの一選に熱を入れているようで、選挙とは程遠い感じのするオトナなホテルの表にも立て看板を立てていました。
地元では、変わった形をした建物してちと有名で、しかもバス通りに面しているとはいえ...
候補者のなりふり構わぬ必死さが、よーっく伝わってくる1枚でした(苦笑)
但し...
私は投票日に出勤しなければならないので、この間の日曜日に不在者投票を済ませてきました。
そこで投じた一票は勿論!この暑苦しい候補者ではありません。
投票し終えた今はただ,この候補者含めて結果が楽しみです。

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富痴テレビ

2007年06月29日 | くない観
前報道局長が900万円着服。フジテレビ,2億円所得隠し(産経新聞)

全く,見下げた根性です。
他人のアラは、重箱の隅を突付くかの様に論うのに、いざ自分のところの話となるとそれは別,一切そ知らぬ顔をして口をつぐむ。
腹の立つこと,この上無しです。
一応、他局や新聞ではこのことを報じていますが、さて,当事者たるフジテレビは・・・というと、HP上に今回の不祥事に関するトピックはなし。
では、ニュースサイトは・・・と見てみると、一応載ってました,その記事が。
但し、動画は無く,とっても簡素な記事。
それも、時間を見てみると、ニュースJAPANが報じた後くらい。
なぜそんなことをするのか...。
他のニュースは、公共の電波で流した映像を付けてニュースサイトで流しているのに、なぜ自社の不祥事は映像をつけないのか?!
それだけでも性質が悪いのに、ここで報じられたのは悪質な2億円の所得隠しだけ。
もう一つ,この発覚の副産物とも言うべき前報道局長の横領事件を一切報じない。。。
社会の不正を糾弾する云々言う報道機関ならば、自社で起こった不祥事は率先して,大々的に社会へそれを報ずべき。
それを...
こんな、お茶を濁す程度で終わらせるとは、一体何事か。
社会と視聴者をバカにするのも程が有るぞ、フジテレビ。
そんな奴等の報道なんぞ、一体この先誰が信じるというのか。。。
しかも!事件の発覚と発表は、株主総会が終わった次の日のこと。
それに対してフジテレビは、「国税当局からの連絡を待っていた」云々言っていますが、前報道局長を解職したのは4月のこと。
しからば、事のあらましは凡そ把握していたはず。。。
それを...
フジテレビの報道に携るトップが起した不祥事ならば、その信用に傷が着くのは明白。
それによって、株価と資産に変動を来すのもまた明白。
・・・となれば・・・
意図的に事実を隠蔽していた!?とも思われる今回の動きは、誠に以って許しがたきこと。
ひょっとしたら、叩けばまだまだホコリが出てくるのでは?!
そう、勘繰りたくなる行動ですが...。
こうしたことを平気にやってのける連中,相変わらず、言っている事とやっていることが矛盾だらけのテレビ局なぞはもう不要,とっとと潰してしまえ...と思う、今日この頃。

あるある事件以後、マスコミ各社への国の介入許すまじ!なる機運が高まっているようですが、こんなテイタラクを演じるようならば、裸の王様よろしく,社会と視聴者からの支持は得られず、見放されるのは必定かと。

尤も、フジテレビが今後,報道の看板を下ろしてバラエティーやドラマに特化するというならば、話は別ですが...。


以上は、くないが思ったことを記したまでなので、悪しからず。。。

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バカ騒ぎ

2007年06月06日 | くない観
ゴルフの石川選手取材、TBSが不適切行為として陳謝(朝日新聞) - goo ニュース

TBSは“Tondemonai Bakana Syudan”の略なんでしょうね(苦笑)
自らの非をただ番組内で謝罪しただけで、一切ニュースでは報じず...
他社他局の不祥事ならば、鬼の首を取ったかのようなハシャギ振りなのに。。。
ただただ呆れ帰るばかり。
ルールも守れない企業は、排除されて当然。
無駄な抵抗はとっと止めて、楽天の軍門に下るべし!と思いました。

けど他も...
マスコミ(テレビ)どもも偏重な報道が横行しすぎ。
今回の件しかり,早大斉藤もしかり。
あたかも“1人で全てやってのけた印象”があるけど、この他にラウンドを回って優勝した人がいて、また早大斉藤にしても、他8人(以上)が居なければ当然リーグ制覇なんて出来っこない!のに、“王子”にばかり照準を当てて、他者の勲功を一切報じない。
こんな連中に、やれ“報道の自由”だのとは言われたくないし、“視聴者の要望に応えて”なることを持ち出されるのも甚だ迷惑!ですね。

これに付け加えて、昨今話題の年金問題。
気が付けば、世間の話題を掻っ攫っている感があるのですが・・・切欠は一体なんだったのでしょうか?!
見知らぬ内にどんどんと話題が膨らんで、公務員制度改革などと同じく,どうも上っ面だけの議論に終始し、“木を見て森を見せない”・・・か,殊更表面に浮き出た灰汁を指して騒いでいるような気がしてなりません。

他人のしくじりは声高に非難するくせに、自分のしくじりには開き直って謝れない,そんな連中の言うことを一体誰が信じるってんだい,全く。。。

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