
ヤンバルクイナ
OLYMPUS E-3+ZD ED 40-150mm F4.0-5.6
やっと憧れの鳥に会うことが出来ました。
夜のやんばるから出てきたのが朝の4時頃。
テントで仮眠をして早朝の6時頃には出発。
草原からけたたましい鳴き声が聞こえ、しばらくするとヤンバルクイナが路上に出てきました。
とても警戒心が強く、車を動かしたり、降りようとすると瞬時に隠れられてしまいます。
最初、どの程度の警戒心かもわからなかったので何回か失敗をしてしまいました。
鳴き声がしたら車を停め、向こうから近づいてきてくれるのを待つしかなさそうです。
今回は鳥を見る時間もないと思っていたので望遠レンズを持って行っておらず暗いコンパクトズームだけを用意していたのが残念でした。

OLYMPUS E-3+ZD ED 40-150mm F4.0-5.6
絶滅に一番近い鳥の一つともいわれているヤンバルクイナ。
飛ぶことが出来ず、今は沖縄本島北部の限られたところにしかいません。
でも、今回は運がよく10羽ほどの姿と+5,6羽くらい?の鳴き声を聞く事が出来ました。
案内してくれた友人にも感謝です。
そんな彼らも観察してから1時間もしないうちにぴたりと鳴き声が止まり、姿も見えなくなってしまいました。
観察できるのはほんと限られた時間しかなさそうです。
この声が鳴きやんだまま永遠に聞けなくなるやんばるにだけはなってほしくはありません。
豊かな森のイメージのあるやんばるですが、実はまったく意味の無い舗装された林道があみだクジのように作られています。
作るだけ作っても利用されないので落石や倒木や脇の草が覆っていてもあまり関係なし。でもそんな道路の側溝が動物にとってとても危険な落とし穴になって多くのカメや鳥の雛が犠牲になっています。
そんな道路を利用して自分も森を楽しんでいるので、そこは複雑な気持ちでもあります・・・。
仕事前の楽しい時間でしたが、考えさせられる時間でもありました。