最近、奥田英朗をよく読んでいる。
きっかけは書店で「最悪」を見つけ、読み出すと登場人物が妙にリアルで面白く、作者に興味を持ち始めた。
でも「最悪」を読んだ後から気づいたのだが、その一年程前に「東京物語」を最初に読んでいた。こちらは、主人公の世代が自分と同じなので楽しく読めた本だった。
彼の作品はどれも描かれている世界が容易に読者に想像でき、リアルさがあるので読み出すと物語に引き込まれてしまうのだと思う。
最近読んだのが、10月から映画公開中の「サウスバウンド」。
9月頃に読み始めたのだが、映画CMが既に本の帯についていたことから、読んでいる最中に主人公の父”上原一郎”役の豊川悦史の顔が何度も浮かんできてしまった。強烈な個性の登場人物なので、できればきまった役者の雰囲気ではなく物語から勝手に人物をイメージしながら読みたかったので、少し残念であった。また、読んだ後に沖縄に住みたいと真剣に考えてしまった。
私が選ぶ奥田英朗のBEST3
- 最悪
- 東京物語
- サウスバウンド
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最悪 (講談社文庫) 価格:¥ 920(税込) 発売日:2002-09 |
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東京物語 (集英社文庫) 価格:¥ 650(税込) 発売日:2004-09 |
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サウス・バウンド 価格:¥ 1,785(税込) 発売日:2005-06-30 |