〈「地球の不思議 ― 東広島の大地に親しむ」のパート1 07/19&パート2 8/29のblog記事)に次ぐ第3弾〉
今日、ちゅーピーカルチャー「地球の不思議―東広島の大地に親しむ」パート3(広島大学名誉教授沖村雄二先生)を受講しました。
講義のメインは、岩石の見分け方でした。先生がのお話しは、次のとおりです。
「まず、岩石に化石が有るか否かです。化石が有れば、それは堆積岩で、全部化石なら石灰岩です。石灰岩が変成してできた大理石(方解石)にも、有孔虫などの化石が認められる場合があります。
方解石のキラキラ光る面は、結晶ではなく、「へき開」です。方解石の場合は、ナイフで傷が付きます。
この方解石にある白い線は、圧力溶解現象(スタイロダイ)です。」
(第一学習社の「スクエア最新図説地学」800円)
なお、先生の勧めで、第一学習社の「スクエア最新図説地学」800円を購入しましたが、この本は、高校の教材用なので大変安価で、体系的で、まとまっていて充実した図書でしたが、この中にも鉱物の鑑定においては、形、色だけでなく、割れ方(へき開の有無など)、硬度などを調べることが肝要である旨書いてありました。
また、先生は造岩鉱物を見分けることが重要とも言われました。
変成作用について泥岩を例にとれば、泥岩 → 頁岩 → 千枚岩 → 片麻岩 → 結晶片岩 と変成の度合いを強めるそうです。
他にも色々あったけど、見分け方を習った主なものは次のとおりです。
田万里の花崗岩
球状花崗岩
細粒花崗岩
花崗斑岩(昔、半花崗岩と呼ばれていた)
ギリシャ安山岩
安山岩
泥岩
中の石が蛇紋岩
泥岩(頁岩)の屋根瓦
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