今日は、近畿大学工学部広島キャンパスで、公開講座に参加させていただきました。
私とハリーが住む東広島市高屋町にある近畿大学工学部広島キャンパスでは、毎年、前期と後期に分けて公開講座を開いてくれています。
私、定年リタイヤで少し気持ちに余裕ができ、今まで気付かなかったこの講座を知り、今回ふたつの科目参加を認めていただきました。
今日6月8日(土)は、その事前の申込みから待ちに待った、最初の楽しいお勉強当日です。その科目名は、「惑星科学~月について学ぼう」となっています。 また、7月13日には「ペンから生まれたロボット」も聞く予定です。
近大工学部広島キャンパスは、緑に包まれた美しい、時々ハリーと散歩コースにもしている馴染みの場所です。
(緑に囲まれた美しいキャンパス)左の駐車場に入り、歩いて正面上の橋を渡って右に行く
事前に、ご丁寧にも案内図を送っていただいたので、第2学生駐車場に車を停めて、橋を渡って「マルチメディア講義室」という素敵なデザインの建築物に行きました。
(校内地図)
マルチメディア講義室の中に入ると、30機のパソコンが据えてあるロビーが広がっていて、その奥の真正面の教室に「公開講座」の表示がありました。オー…何という素晴らしい施設だろう。
(マルチメディア講義棟玄関)
(ロビー)
(講義室の前)
教室の前面に液晶プロジェクターの画像を映すスクリーンが2つ有る(天井にはプロジェクターが2機有り)だけでなく、脇の左右にディスプレーが設けられています。
(教室内)
(天井のプロジェクター2機)
今日の先生は、教育推進センター准教授・JAXA宇宙科学研究所共同研究者(小惑星探査機「はやぶさ」のメンバー)の道上達宏氏です。
内容的には、月周回衛星「かぐや」のお話しで、大きく分けて次のとおりです。
① 月の紹介
② 月周回衛星「かぐや」について
③ 月面基地について
【月の紹介】
(月)
月の直径は、3,474キロ(日本列島長さの倍)、地球の4分の1
面積は、日本の100倍
(日本の長さの倍)
(地球の4分の1)
(月球儀)
重さは、地球の81分の1
クレーターが沢山ある
黒いところは「月の海」と呼ばれている溶岩に覆われた場所
白いところは、「月の高地」と呼ばれている
地球からは、いつも同じ面が見えていて、裏面は見えない
アポロが月面着陸し注目されたが、科学的な成果は少なかった
中国が、2020年に月面着陸して探査する計画あり
月の生い立ちに4説あるが、巨大衝突説が有力
(月の生い立ち4説)
(南極・北極)
【かぐや】
2007年7月1日AM10:31:01にH-ⅡA13号にて打ち上げ
大変精巧な写真を得る
月面の裏を初めて見る
ロケット打ち上げに100億円、衛星などを加え200億円かかる
ペットボトル1本の飲み水に100万円かかる
(かぐや)
(きれいな画像)
(きれいな画像2)
(子衛星)
(子衛星2)
【月面基地】
月の表面は、大変過酷
大量の電離放射線が降り注ぐ。昼は高温・夜は低温。1日が長い。
防護には多大の資材が必要。
日本が発見した等の穴を活用すれば、小資材で居住可能
竪穴の奥に、巨大な空洞が存在する可能性がある
今まで、何の知識もなく、ただ美しいと仰いでいた月についての知識が深まった一日でした。
このような機会を与えてくださった近畿大学工学部さんに、心から感謝いたします。
(月面は過酷)
(穴の活用)図の左か?
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