ハリーと楽しむアジリティー

ミニチュア・プードル ハリーとアジリティーを楽んだ日々の想い出

アジリティーセミナーJPのご報告

2012-11-13 21:11:44 | 日記
 徳島北TRアジリティー競技会の前日の11月10日(土)に、アジリティー世界大会日本代表稲川秀哉さんのアジリティーセミナーがありました。
 私はアジリティーをやりだしてすでに久しいのに、今まで一度も「セミナー」なるもを受講したことがなかったので、大いに期待して参加しました。
 「AM:9時開始」となってたけど、8時40分頃に現地に行ったら、まだ受付テントのテントの設営中だったので、ちょっとお手伝いしたりして。ウーンこの様子では開始は少し遅れるかと、余裕で、近くで行われてる訓練競技会の様子を見に行ったりして。
 そして、9時5分頃、「どうせ未だだろう」と思ってセミナー会場の様子を見てみるとビックリ、なんと、皆さん検分をしてるじゃないですか。 そりゃー遅れた私が悪いけど… とにかく、検分の終わり頃にちょっとだけ入れてもらえました。 
 また、「1度クラスを対象とし、コースセミナーとします。」と案内書には書いてあったけど、ハリーは2度クラスとはいえ、最近不調なので1度クラスがちょうど良い。(参加してみると、稲川先生のセミナーはレベルが高い、実は受講者は2度クラス以上の人がいっぱい入ってました。受講者の中にも上手な方がいたけど、見物人の中にも2度・3度の方の顔が見えました。)

 このセミナー、「参加費 1頭(7000円 )、予定頭数を超えた場合先着順とします。」とだけ書いてあったけど、「弁当が出る」とはどこにも書いてない。それとも知らずに私たち、わざわざ朝の3時起きで、弁当を作って来たんです。いただいたお弁当は、家内が美味しい々と言って喜んで食べてました。
 なお、このセミナー参加にあたり、「予定頭数を超えた場合先着順とします。」と書いてあったけど、予定頭数が何頭かどこにも書いてない。
 受け付けて頂いたか心配で、主催者にmailでお尋ねしたところ、「25頭で締め切ったけど、貴方は受け付けてますよ。」と返事していただき、ホットしました。

 そんなことで参加したこのセミナーですが、参加してみたらとても濃厚なセミナーでした。朝の9時からJPで、昼をはさんで(昼休憩中にAGの検分です)午後はAG、4時前まで、びっしりでした。
 まず、本番感覚でアナウンサーのコールによって登場し1走します。その時先生がメモを書いてる。そして、集団指導を受け、それを踏まえてもう1走します。指導後はほとんど皆んな上手くなってる。ここで個別指導です。
 
 FCIアジリティーワールドチャンピオンシップのラージ日本代表を4年連続で勝ち取っている実力者のご指導を仰ぎたいと皆真剣です。
 受講する方も真剣なら、教える方も真剣で熱気が溢れ、私など知恵熱が出そうです。
 せっかく教わったこと、1晩で半分忘れ、2晩経つと4分の1になっていきます。忘れる前に覚えてることをこのブログに書き止めたいと、キーボードを叩いてます。
 とはいえ、一度に多くは書けないので、今日はとりあえずJPについてのみご報告します。

【2012.11.10稲川秀哉セミナーJP】
(多少の記憶違いがあるかもしれませんが、本質的なとこは捉えてると思うんですが。)


 第1~第5(黒い線のライン)

第1走目は、左付け同時スタート
第1~第5まで、テェンジなしに、イメージ的には直線コースのつもりで、左付けで通しました。
これも一策かとは思いますが、総合評価を聞いていて、「ここはチェンジの勉強の場なのに、アー俺はなんて馬鹿なことをした。」と恥ずかしくなり、2走目には№3の前でフロントチェンジ、№4の前で再度フロントチェンジをしました。
2走目は、一旦離れて、待たせて同時スタート、「犬に人を合わるのではなく、人に犬を合わせること。」を教わりました。
この場合のフロントチェンジは、左手で指示を出していて、その手で「犬を捕まえて引っ張る」ような感じで№3を飛ばしました。
この時、犬が自分に近づいて来たら「股の下をくぐらせるイメージ」で、左足を引いて送り出して№3を飛ばした感覚を忘れないようにします。
かなり、うまくできたと思ったけど、「しっかりと、大きな声を出してコマンドをかける。」「[飛べ]の指示のタイミングが遅い。」「トンネルに入れたあと、出てくるまでには時間があるので、その時に、もっと犬に声をかけてやる。」(ここの場所でなく、後で2か所あるトンネルの場所でのこと)ことを教わりました。



第6~第9(赤い線のライン)
第6~第9の犬のラインは、赤い線で描きました。
第8レンガまでは、問題ないように見えますが、第8レンガをバックスイッチで飛ばすとうまくいかないようです。
第8レンガを飛ばす時には、普通のフロントかエアプレーン、少し足の遅い犬ならレンガの向こう側(図では上側)を人が通り、№9のときのチェンジもあるそうです。(参加者中唯一、Mプードルの上級者のある方のみ、自然にこのハンドリングをされてました。流石)
私とハリーは、1走目・2走目とも№8レンガ前で、普通のフロントをしました。この辺は、うまく出来ていたかなぁ?と思う。
先生のご指摘では、「第9~第10へ行くラインが大切で(第9のところでバーを持って第10に向けて「このライン」と指示されてた。)、レンガでバックチェンジすると№9の前のラインが図の下側方向に「膨らむ。」そうです。そうなると次のスラロームにうまく入れない。「スラの入りの失敗の人は実は№9の前のラインで失敗している。」とのことです。ガッテン、ガッテン…
第10~第13(赤い線のライン)
第10を抜けた第11のロングジャンプでスピードが出て、第12のハードルを上手く飛ばせるのが難しい設計にしてある。ここは、フロントチェンジができない位置に第12が配置してあるので、バックチェンジをするしかない。
でも、Bチェンジでは左に膨らみます。その場合には、№12を飛ばせた後にも大きく膨らんでタイムロスするか又は№15に行ってしまう。
対策としては、第11ロングジャンプを飛ばしたときに、人が右足を一歩引いて(遅れて)犬を振り向かせる。
その瞬間に、第12に「飛べ」のコマンドを出すと、「ここで、キレイに最短ラインを描ける。結果、第12の次の第13のトンネルに、最短ラインで入れることができる。」とのことです。
ハリーは、何とかここは上手く出来ています。<(`^´)>
ラージのボーダーなど、特に速い犬の場合は、第10~第11に行くときのラインを図の下側に少しだけ膨らます方法もあります。

第14~第17(青い線のライン)
第17のトンネル入口にできるだけ近付いてから犬を入れることが大事。遠隔で入れることもできるが、近づくほど入る成功率が高くなるので、成功率を高めるために「できるだけ近づいて入れることが良い。」とのことです。
ここは、犬がトンネルを出るまでに時間の余裕があるので、人がトンネル入口に接近して遅れても、第18のタイヤに行くまでには十分間に合う。「それなら、成功率の高い道を選択するのが得策」とのことです。

このような、報告記事をまとめるのは、セミナーで教わったことを振り返り、消化して自分なり表現しないといけないので結構大変です。できれば後日、AGについての続編を書きたいと思ってます。