8時半起床。朝食はイギリストーストとレモンジンジャー。大学にはできるだけ歩いて行こうと思っているが、時間がないときにはどうしても自転車になってしまう。
2コマの時間に卒論指導。予め送ってもらったレジュメをもとに議論する。時々、こんな本は読んだ?といって立ち上がる。書棚の本を探すために。だが思いついた文献はたいてい見つからない。必要な本の多くがいまだに倉庫に眠ったままだ。いつになったら手元に戻ってくるのだろう。
昼食は生協のコンビニの弁当。久しぶりに食べた。少し急いでかき込む。食べ終えると事務室に行ってカラーコピーを借りる。いつの間にかカラーコピーの値段がびっくりするほど安くなっている。モノクロコピーに至っては、50枚以下なら輪転機印刷より安い。
3コマは「社会学概論」。今日が実質的な初回。おそらく今期の授業のなかで最も自由にできるのがこの時間だ。いろいろと遊んでみる。もっとも毎回毎回こんな調子でやるわけではない。そのうちに難しくなってくる。そこでがっかりされるか、ちゃんとした流れを作って引き込んでいけるか、毎年毎年の課題である。今年度はどうなるだろう。
4コマは4年生の「公民演習」。受講生の希望で、23日の卒論構想発表会に向けての予行演習。一人約8分で報告してもらう。9人の報告で90分を見込んでいたが、実際には2人欠席で時間に多少余裕が生じた。いろいろと指摘するべきところはあったが、大きな修正は23日以降にすればよい。各自初めてのまとまった発表なので緊張しているようだったが、とにかく自信をもって臨むように励ます。
5コマは「地域生活調査実習」。10分ほどオリエンテーションをする。それから今年度の調査に向けた講義。講義といってもこれまでの実習で行ってきた内容の紹介と、今年度の調査で行おうと思っていることについて話すだけなので、気分的にはいくらかラクである、はずだったのだが、今年度からこの授業を担当していただく新任の先生が見学に来られて、しかも一番前の席に座っておられたので、結構緊張した。やはり同僚に見られるというのは独特の緊張感を生むものである。それでも時々はこんな機会があるというのもいいのかもしれない。
2コマから5コマまで授業が続いたものだから、いささか疲れた。今日くらい少しはいいものを食べよう。久しぶりに「プリムヴェール」に行く。Cセットとハーブティーを注文する。閉店時間近くまで、『鉄道ひとつばなし3』を読む。
僕の担当する4月中の授業はこれで終わり。5月に入ると、新入生もやってくる。新たな気分で、2回目の新年度スタートになる。