8時起床。睡眠時間は十分なのに、相変わらず体が重い。出かける準備にもだらだらと時間がかける。ピザトーストを食べようと思ってペーストの瓶の蓋を開けたら黴びていた。冷蔵庫に入れていたし、賞味期限までまだ多少の時間はあるはずなのだが、何故に?仕方がないので普通にジャムとバターを塗り、昨夜寝る前に茹でておいた卵と一緒に食べる。
いつもより少し早めに大学に出る。久しぶりに日光が差す。しかし暑いというところまではいかない。
総合演習という、僕が取りまとめを担当している後期開講の授業準備の対応に追われる。先週いっぱいでシラバスの締切だったのだが、まだ4分の1ほどしか集まっていない。大学教員にとっての締切なんてそういうものとわかってはいるのだが(僕だって守らないことがままある)、事務方との相談もあるので、昨日督促のメールを送った。すると担当者が決まっていない講座からは数日の猶予を、といったメールが届く。急いで送って下さった先生のメールには、必要事項が記載されていなかったりする。1時間半くらいの間に8通のメールを送る。そうこうするうちにあっという間にお昼になってしまった。
昼食は摂らずに3コマの「社会学特論」に臨む。今日のテキストは門倉貴史さんの『ワーキングプア』の前半部分。「ワーキングプア」を素材にした本は数あれど、最も読みやすく、構成がすぐれていると思う。データの読み方に関する著作がある(『統計数字を疑う』)だけに、量的なデータの扱いも上手だ。とりあえずこれを読んでおけば問題のアウトラインはわかる。ドキュメントとして用いられている事例も、安易な一般化をしない限りにおいてとても有効な資料になっている。
実際に読んだ2人の先生たちにはどうも実感のない世界のお話しのようだったが、僕には比較的身近なところに中高年ワーキングプアの人がいるので、その人の様子なども交えながら説明をする。大都市の貧困と地方の貧困とは、根源的には地続きであるにもかかわらず、なぜか別々のもののように感じられてしまうのはなぜなんだろう、と授業が終わった後で考える。
4コマの時間にスコーラムに昼食を摂りに行く。トマトの冷製パスタはさっぱりしておいしかった。
かつての土手町の町並みが話題になる。僕がこちらに来る前は、土手町通りには数軒のデパートがあったそうだ(現在は中三1店のみ)。中三の向かいもかつてはデパートだったそうで(今はマンションが建っている)、さらには今は更地になっている駐車場にもデパートがあったそうだ。一方通行の通りの両側にデパートが並び立つ光景はなかなかのものだったろう。比較的元気な土手町通りだが、全体的にはやはり衰勢にあるということか。
駐車場のところにあったデパートの名前がなかなか出てこないので、スコーラムのNさんに尋ねたところ、ちゃんと答えてくださった。Nさんは「私が生まれる前の話ですから!」と強調しておられたが、その辺の真相は藪の中である。
5コマの基礎ゼミは新聞記事を素材に、批判的に読む、ということを実践する。普段何気なく読んでいる新聞記事も、意識的に読めばツッコミどころ満載だということを実感してもらった。それにしても、毎日新聞の某記者さんには感謝してもしきれない。毎年毎年同じ記事(2004年のもの)を利用しているのだが、教材として申し分ないくらいに粗の多い記事なのである。データの使い方、記事の構成の仕方、論理の飛躍など、すべてにおいて問題があって、よい反面教師になるのだ。
研究室に戻り、午前と同じく総合演習の対応をする。今日のところはすべてのメールに返信できた。
ここ何日か、仕事の進捗にかかわらず、時間で帰るようにしている。9時で切り上げて帰宅。出来合いのハンバーグに、これでもかというくらいに大量にすり下ろした大根おろしをかけて食べる。
温泉に行こうかと思ったが、体が重く、出かけようという気力が起きない。しばらくは大人しく、規則正しい生活になるように心がける。
いつもより少し早めに大学に出る。久しぶりに日光が差す。しかし暑いというところまではいかない。
総合演習という、僕が取りまとめを担当している後期開講の授業準備の対応に追われる。先週いっぱいでシラバスの締切だったのだが、まだ4分の1ほどしか集まっていない。大学教員にとっての締切なんてそういうものとわかってはいるのだが(僕だって守らないことがままある)、事務方との相談もあるので、昨日督促のメールを送った。すると担当者が決まっていない講座からは数日の猶予を、といったメールが届く。急いで送って下さった先生のメールには、必要事項が記載されていなかったりする。1時間半くらいの間に8通のメールを送る。そうこうするうちにあっという間にお昼になってしまった。
昼食は摂らずに3コマの「社会学特論」に臨む。今日のテキストは門倉貴史さんの『ワーキングプア』の前半部分。「ワーキングプア」を素材にした本は数あれど、最も読みやすく、構成がすぐれていると思う。データの読み方に関する著作がある(『統計数字を疑う』)だけに、量的なデータの扱いも上手だ。とりあえずこれを読んでおけば問題のアウトラインはわかる。ドキュメントとして用いられている事例も、安易な一般化をしない限りにおいてとても有効な資料になっている。
実際に読んだ2人の先生たちにはどうも実感のない世界のお話しのようだったが、僕には比較的身近なところに中高年ワーキングプアの人がいるので、その人の様子なども交えながら説明をする。大都市の貧困と地方の貧困とは、根源的には地続きであるにもかかわらず、なぜか別々のもののように感じられてしまうのはなぜなんだろう、と授業が終わった後で考える。
4コマの時間にスコーラムに昼食を摂りに行く。トマトの冷製パスタはさっぱりしておいしかった。
かつての土手町の町並みが話題になる。僕がこちらに来る前は、土手町通りには数軒のデパートがあったそうだ(現在は中三1店のみ)。中三の向かいもかつてはデパートだったそうで(今はマンションが建っている)、さらには今は更地になっている駐車場にもデパートがあったそうだ。一方通行の通りの両側にデパートが並び立つ光景はなかなかのものだったろう。比較的元気な土手町通りだが、全体的にはやはり衰勢にあるということか。
駐車場のところにあったデパートの名前がなかなか出てこないので、スコーラムのNさんに尋ねたところ、ちゃんと答えてくださった。Nさんは「私が生まれる前の話ですから!」と強調しておられたが、その辺の真相は藪の中である。
5コマの基礎ゼミは新聞記事を素材に、批判的に読む、ということを実践する。普段何気なく読んでいる新聞記事も、意識的に読めばツッコミどころ満載だということを実感してもらった。それにしても、毎日新聞の某記者さんには感謝してもしきれない。毎年毎年同じ記事(2004年のもの)を利用しているのだが、教材として申し分ないくらいに粗の多い記事なのである。データの使い方、記事の構成の仕方、論理の飛躍など、すべてにおいて問題があって、よい反面教師になるのだ。
研究室に戻り、午前と同じく総合演習の対応をする。今日のところはすべてのメールに返信できた。
ここ何日か、仕事の進捗にかかわらず、時間で帰るようにしている。9時で切り上げて帰宅。出来合いのハンバーグに、これでもかというくらいに大量にすり下ろした大根おろしをかけて食べる。
温泉に行こうかと思ったが、体が重く、出かけようという気力が起きない。しばらくは大人しく、規則正しい生活になるように心がける。