いつになったら出てくるの？『温暖在秋天』

いよいよ今年もあとわずか・・・
南宮勲迷を名のっているからには、今年最後のレビューはナム兄作品で、ということで
『温暖在秋天（Warmth in Autumn)』（1976）を選んでみました。

・・・というか、これ去年の秋に観て、レビューしようかなあと思いつつ、1年経ってしまったものです（爆）

ナム兄、出てるね！（チェック！）
　
5人の男女の楽しげなピクニックのシーンから始まります・・・
シルビア・チャン（張艾嘉）と2人の兄、そしてその彼女、のようですよ。

　　
シルビアは兄たちに「一人なのはお前だけじゃん」みたいなことを言われております・・・

そんなシルビア（どうやら大学生）がそぞろ歩いていると、どこからか歌声が・・・！

ブリブリ可愛いです、シルビア！

歌声の主はハンサムな若者（劉文正）でした！

しばし聴き惚れるシルビア（可愛い♪）

その後、通学途中で出合い頭にぶつかっちゃう！なんて再会を果たし（少女マンガか！）、想像どおりに
イイかんじの二人はデートを重ねてゆきます・・・

　↑　二人、なにしとんねん・・・

　

（・・・はて？ナム兄は、なんの役かしら？大学の教授とか？？）

　　

そして、劉文正さん、お父様に「ボク、結婚することにしたよ！」と宣言！

「なぬー？？」とお父様はビックリ！息子に反対するのですが、お母様は

「（どんなお嬢さんか）会ってみないことにはねぇ・・・」と軽くフォロー。

・・・でも、なんだか、こんなお母様には会いたくないかんじ！（コワい！）

「大丈夫かしら？」と心配顔のシルビアちゃん。（←シャレではナイ）

彼女の心配は取り越し苦労ってもので、「良いお嬢さんじゃないか！」と文正さんのご両親との面談はめでたくクリア。

・・・お父様、目つきがイヤラシイですよ！

　

そんなわけで、シルビア&劉文正カップルは幸せいっぱい！なのですが、兄2人のカップルはどうもうまくいってない様子。

すでに両親のいない3兄妹、長兄（谷明倫）は弟と妹を養っており、この弟妹が自立するまでは・・・と、
長い付き合いの恋人に結婚を待ってもらっている様子。
でも、「私、もう26歳よ・・・」なんて、プレッシャーもかけられております。

（・・・26歳なんて、ゼンゼン平気じゃんか！←個人的な意見）

次兄は恋人と仲違い、彼女が別の男と仲良くしているせいで、ヤケ酒飲んで悪い仲間と付き合うように・・・

　

（・・・あら、ナム兄、次兄が酒を飲むバーのマスターかな？で、悪い事の黒幕とか？？）

　

この次兄が劉文正さんをぶん殴ってしまったことで、シルビア&文正は「付き合っちゃイカン！」という事に。

しょんぼりシルビア3連発・・・！（可愛いなぁ～）

しかも、文正さんのお父様は社長で、シルビアの長兄はそこで働いていたため、どういうわけかクビになってしまいます。

　

（・・・ナム兄、会社の部長だったりして？・・・ってか、いつになったら出てくるの？？）

　　

クビになってしまって、「すまない、お前たち二人を養っていけないんだ・・・」と涙ながらに謝る長兄。

学費が払えないようなのです。

弟・妹思いのお兄さんで、切ないシーンなんですけど、鼻水がどーにも気になってしまいました・・・ゴメン

次兄は次兄で、シルビアが付き合いを止められたのは自分のせいなのに、「ナニぃ？」とばかりに酔っぱらって
社長のもとへ押しかけ、話をややこしくしてくれます・・・（溜息）

そして、どういう事かよくわからないんですが、別の日、次兄が飲んだくれているバーに警察が手入れに来て、

次兄は拘束されてしまいます。

　

その指揮を執ってる（？）のが、南宮勲さんでした！

出たー！

刑事さん、なの？？　

やっぱり、いつものように眉毛をピクッとさせてました（大喜び！）

ネクタイ派手だし・・・なんか、こういうスーツ、好きよね？（私物？）

警察のオフィス。一番奥左がナム兄　↓

「君、ちゃんと弟をカントクしなくちゃイカンよ！」と、長兄に軽く説教。

・・・登場まで約1時間、出番3分弱（愕）・・・でも、いいの（涙）

それにしても、警察っていうより悪い人にしか見えないし、この役、別にナム兄でなくても

良かったじゃん？？

　

さて、本編。
次兄はアル中になっていたのか、なぜか病院（？）に収容。

しかし、「自分のせいでシルビアの幸せも、兄の仕事もダメにしてしまった」と、遅すぎる後悔から
置手紙を残して病院を脱走、あげく車にはねられて死んでしまいます！

わあ！あんた、話をややこしくしただけかよ！

　

社長からお悔みにと大金を差し出されるも、長兄はそれを辞退、そんな彼の姿に感銘を受けた社長は、
息子の文正さんとシルビアの結婚を許すことにします・・・
（もっと早く許してたらねぇ・・・）

そして、妹の幸せを見届けた兄は・・・

「きっと成功して、戻って来るから・・・」と恋人に約束して、台中に旅立って行きましたとさ。

〈劇終〉

　

・・・“ほのぼの青春映画”かと思いきや、なかなかに切なくもほろ苦いストーリーでした。

ナム兄の出番の少なさにも切なくなってしまうワタクシでした・・・（嘆）

　

★おまけ

長兄の彼女の部屋？なのか・・・真ん中のミックが気になる！