惜別

 

 

 中村吉右衛門さんがお亡くなりになられました

 もっとも大好きな歌舞伎役者さんでした。。

 20代後半～30代前半の頃...

 吉右衛門さんの演目を楽しみに
 歌舞伎座通いをしていました

　　じつは...

　　それとなく わが兄 や 親族の風貌に似ているのです(笑)

 

 過去を振り返ると...

 大好きな方々との別れを 多く体験して来ました｡｡

 その方々は

 若く未熟だった 一人の若輩者の私に

 心温かく寄り添って

 年代の差に関係なく

 人として 大いなる影響＝刺激を下さった｡｡

 

 いつしか

 その方々の年代に差し掛かり始めた現在..

 若かりし頃の自分を懐かしく思い出し

 良き歳月を共に過ごせたことへの感謝が湧いてきます

 

 

 息子を遅く授かり...

 小学2年生になるまでの間に

 夫の父 → 私の母 → 夫の母

 前後して 心の拠りどころだった恩師や先輩

 などなど 続けての別れが多くあって

 私たち夫婦は

 少しの間  孤独な人間関係に追いやられましたが..

 そんな折

 最後の大切な「おじぃちゃん」という存在があったこと

 そして

 他の誰よりも 長く生き抜いて

 最後の孫の成長の姿を見届けてくれたこと...

 父の思いというものを感じます｡｡

 

 

彼方の空を眺めつつ..

過去に出会った最愛の人々に

あらためての感謝と惜別の念が一入です  

 

 

 

 

 

 

 

彼方(かなた)

2021年11月26日

 

 

 

 

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