東白川タカブ研究会 雑記帳

山里の伝統食「ヘボ」の文化と、山里の暮らしを伝えます

脱兎ならぬ脱猪?

2012年07月08日 | 雑記帳
<ヘボの巣の捜索の仕方、生堀講習会のご案内>

日  時:7月28日(土) 雨天の場合翌日の29日(日)

集合場所:午前7時30分に東白川役場前
持ち物 :弁当 水筒(飲み物) 虫除けスプレー 傷テープなど必要と思われるもの 無線機
服  装:山歩きに適したもの 登山靴や長靴など

※発見した巣は販売致します。ただし会員優先です。
 特殊な巣箱で飼育される場合は巣を入れる箱を持参下さい。
※捜索に必要な餌とか器具は当方で用意します。
※当日の天気で、決行するか中止するか判断に迷う場合とか、一般の方で参加を希望される方は
 0574-78-2916まで電話下さい。


*****************************************************

7月8日(日) 晴れ後曇り  今朝の気温20℃

Kさんと蜂追いに出かけました。前にも記述しましたが、私の猟場は不作中の不作。
場所を変えながら半日頑張ったのですが音沙汰無し。
そろそろ引き上げようかなと思った時、山の中腹あたりから、なにかコソコソと音が聞こえてきました。
じっと音を立てないで立ち尽くしていると、現れたのはウリ坊(縞模様の猪の子)。
二頭がコソコソとなにか地面を掘り起こしては、クチャクチャ音をたてながら上って来るではありませんか。
私は驚かせないようにジッと立ち尽くしていると、なんと5メートル程の至近距離までやってきました。
そこで私の存在にやっと気づくと、なんと立ち上がって様子を伺うではありませんか。
あまりの可愛さに「おいでおいで」と声をかけると瞬時に振り向き、あっという間に斜面をかけ下っていきました。
脱兎の如くではなく猪も負けてはいません、猪突猛進という言葉もありますが、ここは脱猪の如くが似合う場面でした。
おそらく彼等の付近には親がいたと思います。彼等を追いかけたら、親の猛反撃をうけたかもしれません。
お昼から、先日追いかけるのを諦めてきた巣の発見に再挑戦。うまくゲット出来ました。
大きさはソフトボールくらい。子蜂は50~60羽というところでしょうか。


ヘボの巣捜索の仕方、生掘り講習会

2012年07月07日 | 雑記帳
7月7日(土)雨後曇り  今朝の気温23°

画廊『不知火』さんの企画で、とても凄い演奏を聴く事が出来ました。世界的なフルート奏者の小出信也さん。
さらに、これもまた著名なチェロ奏者のユルンヤーコブ・ティムさん。そして彼の次男であるアンドレアス・ティムさんです。
ピアノにフルートにチェロの演奏は聞いた事があるのですが、どんなことになるのか楽しみにしていました。
これが凄い迫力。世界的奏者の演奏を同じフロアーでしかも数メートルの距離で
指の動きから唇の当て方まではっきり判る距離で楽しんできました。小出さんは73歳...どんな肺を持っておられるのでしょう。
小出さんのお母さんも奥さんも会場に居られました。なんと、お母さんは100歳。健康そものの様子でした。
お母さんの健康な遺伝子が小出さんに年齢を感じさせない演奏を可能にさせているのでしょうか。
この企画はバイキング形式の立食ランチつきで5000円という信じられない企画でした。
今度は7月27日と28日にわたって開催されます。
場所は可児の花フェスタの中にあるコンサートホールで食事付きです。チケットは会場で取り扱っています。




さて、ヘボの巣の捜索の仕方、生堀講習会の案内です。

日  時:7月28日(土) 雨天の場合翌日の29日(日)

集合場所:午前7時30分に東白川役場前
持ち物 :弁当 水筒(飲み物) 虫除けスプレー 傷テープなど必要と思われるもの 無線機
服  装:山歩きに適したもの 登山靴や長靴など

※発見した巣は販売致します。ただし会員優先です。特殊な巣箱で飼育される場合は巣を入れる箱を持参下さい。
※捜索に必要な餌とか器具は当方で用意します。
※当日の天気で、決行するか中止するか判断に迷う場合とか、一般の方で参加を希望される方は
 0574-78-2916まで電話下さい。


営巣場所にムラが。。

2012年07月01日 | 雑記帳
7月1日(日)雨  今朝の気温18℃

梅雨らしい天気になって来た。でも、いつものようにムシムシした感じは無い。
おまけに台風も変な位置で発生している。それとヘボの巣とは関係ないかもしれないが、
今年の東白川は場所ムラがあるようだ。狭い地域だが、けっこう順調に発見している人や、
一日やっても1~2巣しか発見出来ないとかで、それも子蜂は1羽か2羽というお粗末な報告だ。
私の場合も例外なくそれである。

昨日、Kさんと一押しの場所に出かけた。朝のうちは気温が低い事もあり、
餌の臭いの拡散状況から判断しても、
辛抱強く待たないといけないと互いに言い聞かせ、待つ事50分。.......
来るのはキイスガレ(ムモンホソアシナガバチ)とハエばかり、意を決して場所移動、
ここでは5分もしないうちに子蜂が飛来。餌持ちは抜群。
しかも大きな目印を風に逆らって運んで行く。それに3分程で餌場に帰って来るから立派な奴だ。
ところが追跡を始めると、檜林に林立した下層木を縫って飛んで行くのだ。
しかし、難儀な奴だからと、諦めて他の蜂を追える程にヘボに出会えていないのだ。
苦労して急斜面を追尾150メーター程、発見した巣穴は小指が入る程。
いつまで待っても他の蜂が出入りする様子が無い。完璧な母子家庭だ。

それから昼食を済ませ、餌を仕掛け直すも音沙汰なし。
場所を移動して餌を仕掛け直し待つ事40分。そろそろ移動しようかと腰を上げて、
ふと餌のイカに目をやると、いましたいました。シメシメである。
コイツは見透しのきく檜林をスイスイ飛んで谷伝いにさかのぼり林道の土手に着陸。
コイツは5分程の間に7羽の出入りがある有望なやつでした。

※写真は、梅雨時の湿気で発生する鮮やかな赤色のキノコ。ベニヒガサでしょうか?