Takahiko Shirai Blog

記録「白井喬彦」

日韓首脳会談間近、悩む盧武鉉大統領

2005-06-15 16:40:38 | 国際
中央日報
盧大統領とブッシュ大統領、日本について対話
2005.06.15 09:27:58

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は11日(日本時間)ワシントンで行われた韓米首脳会談で、ブッシュ大統領と対日懸案問題について深く議論したものと明らかになった。

盧大統領はこの日、ホワイトハウスオーバルオフィスで午前の会談を終え、昼食会場に移動、1時間5分間、昼食会談を行った。主要テーマは北東アジア情勢と南北関係だった。

しかし会談時間の相当部分を対日関係に対する説明に割愛したと、ソウルのある外交消息筋が14日、伝えた。

ブッシュ大統領がまず話を切り出した。ブッシュ大統領が席に座るやいなや「日本と仲良くするのがいいのではないのか?」とさりげなく尋ねた。これに対し盧大統領は3つ話をしたという。▽小泉純一郎首相が靖国神社を参拝してはならない▽過去史に対する歪曲(わいきょく)をこれ以上してはならない▽何より独島(トクト、日本名:竹島)問題でこれ以上問題を大きくしてはいけない--などだ。

盧大統領は「われわれは韓日間の未来を問題視するのではない。ただ日本が過去の問題に対してこうしてはいけないと話しただけだ」と付け加えた。

するとブッシュ大統領は「小泉首相にも、今私に話したように率直に話してみたのか」と尋ねると、盧大統領は「まだしていない」と答えたという。

これにブッシュ大統領は「一度そのように話してみてはどうか」と韓日両首脳が向かい合って虚心坦懐に対話をしてみることを勧めたということだ。

少ししてブッシュ大統領が再び話し始めた。「いずれにせよ小泉首相と盧大統領の説明は少し食い違っているようだ」と話を切り出した。すると盧大統領が即座に「小泉首相と私が習った歴史教科書の内容が互いに違うようなんです」と答えると、座中に爆笑がどっと起こったという。

この消息筋は「盧大統領がこのように答弁した後、ブッシュ大統領はこれ以上韓日関係について尋ねなかった」と伝えた。

朴信洪記者


中央日報
<ニュース分析>日本には「圧迫」、国内には「保険」…盧大統領
2005.06.15 08:57:42

14日、昼12時5分、青瓦台(大統領府)本館仁王室(インワンシル)。

韓米首脳会談の説明のため、与野代表を昼食会に招請した盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が突然、韓日首脳会談について話し始めた。

「韓日首脳会談をするのかしないのか、するのならばどんなテーマでするのか決定できず苦心している」と言いながら。「良い意見があればおっしゃってほしい」と述べた。

盧大統領の発言は波紋を呼んだ。今月20日に予想されていた会談は不発に終わるのではないかという見通しも出てきた。日取りまで決めた首脳会談は、取りやめれば周囲に与える影響が大きいことは明らかだった。韓日関係の悪化はもちろん、北東アジア情勢にも影響を及ぼすものとなる。

だとすれば盧大統領はどうして悩んでいるのだろう。ある核心参謀は「会談で何か進展がなければならないためだ」と説明した。靖国、教科書、独島(竹島)など3大懸案に対する日本側の「誠意」が切実に要求される状況だと考えているのである。

盧大統領の発言は、会談発表の6時間前だった。それも「するのか、しないのか」とは。外交上きわめて異例的だ。相手に「欠礼」とみられるのは明らかだった。

盧大統領がこれをわかっていながらも発言を「敢行」したのには、2つの布石が含まれているとみることができる。最初は日本の決断に圧力を加えるためだ。状況の深刻性を伝えるために外交慣例を犠牲にしたわけだ。

二つ目は国内用だ。盧大統領は会談が期待に添えなかった場合に備えての「保険」をかけたようだ。発言場所を野党代表らが参加した大統領府昼食会としたことで察知できる部分だ。

いずれにせよ首脳会談の成功をめぐって外部は騒々しかったが、仁王室の昼食会は順調に進行した。

ハンナラ党朴槿恵(パク・クンヘ)代表は「韓日関係が悪化しており、このようなときであるほど首脳会談を通じて関係を改善しなければならない」と述べている。

昼食会を終えて午後2時30分。金晩洙(キム・マンス)報道官は「会談に賛成した者の方が多数であった」とブリーフィングをした。同時に外交部からも「会談は予定通りに行う」という非公式発表が出てきた。

午後6時。青瓦台は20日、青瓦台常春齋(サンチュンジェ)で韓日首脳会談が開催されると公式発表した。

崔勲(チェ・フン)記者 <choihoon@joongang.co.kr>
朴信洪(パク・シンホン)記者

中国、地方で官民間のトラブル続発

2005-06-15 16:13:09 | 国際
中国の地方部では官と民の衝突が頻発しており、暴動に発展したものも少なくない。このところ特に多いのは発電用地を接収しようとして農民と衝突するケースだ。おそらく改革開放政策の下での土地政策がトラブル多発の原因となっているのであろう。


産経新聞(共同配信)
中国河北省で村民襲われ55人死傷 再開発巡るトラブル
2005年6月15日 01:04

 14日付の中国紙、新京報などによると、北京の南西約220キロにある河北省定州市でこのほど、発電所建設のための土地収用をめぐり、立ち退きを拒否する地元農民を数百人のグループが襲撃、村民ら7人が死亡し、48人が重軽傷を負った。

 中国では各地で開発用地をめぐる住民と開発側のトラブルが起きているが、これだけの死傷者が出るのは異例。同紙によると、市の共産党委員会書記と市長が13日までに省当局から免職処分を受けた。

 同紙によると、衝突があったのは11日未明。立ち退きの費用を不服として建設予定地に穴を掘って立てこもった農民らを、北京市などで集められた出稼ぎ労働者らのグループが手製のやりなどで襲った。労働者を組織したのが誰かなどは明らかにしていない。

 定州市当局者は共同通信に対し、事件の発生を認めた上で、当局内に特別対策チームを作ったことを明らかにした。しかし、死傷者の有無などは確認を拒否している。(共同)


産経新聞(共同配信)
警官と衝突、3人死亡か 中国広東省
2005年6月15日 13:02

 15日付香港紙、東方日報によると、中国広東省東莞の村で14日、警察の交通事故処理への不満から、村役場前に集まったタクシー運転手ら数百人が役場の車を横転させるなど暴徒化し、警官隊約600人と衝突した。運転手側の100人以上が負傷し、3人が死亡したとの情報もあるという。

 同紙によると、13日夜に起きたタクシーと外国車の接触事故で、外国車の男性が怒ってタクシーに車をぶつけるなどしたため運転手が通報。ところが外国車の男性は地元警官だったことから、現場に駆けつけた警官は逆に運転手を怒鳴りつけた。運転手の仲間らが14日午前から関係者の処分を求め、役場前で抗議行動を始めたという。(共同)

訳詩鑑賞『ルバイヤート』(32)

2005-06-15 15:47:22 | 文学




   第六十三歌


もいらへせず、ややありて

かたちみにくきかめのいふ―

「かくわがすがたゆがめるは

陶人の手やふるひけむ?」




       63

Said one―"Forks of a surely Tapster tell,
And daub his Visage with the Smoke of Hell;
They talk of some strict Testing of us―Pish!
He's a Good Fellow, and 'twill all be well."



   第六十四歌


次なるは言ふ―「『あるじ』をば、

あしざまに言ひ、てきびしき

試煉をおづるものあれど、

『かれ』こそはをのこなれ。」




       64

Another said―"Why, ne'er a peevish Boy,
Would break the Bowl from which he drank in Joy;
Shall He that made he Vessel in pure Love
And Fancy, in an after Rage destroy!"