Takahiko Shirai Blog

記録「白井喬彦」

中国、地方で官民間のトラブル続発

2005-06-15 16:13:09 | 国際
中国の地方部では官と民の衝突が頻発しており、暴動に発展したものも少なくない。このところ特に多いのは発電用地を接収しようとして農民と衝突するケースだ。おそらく改革開放政策の下での土地政策がトラブル多発の原因となっているのであろう。


産経新聞(共同配信)
中国河北省で村民襲われ55人死傷 再開発巡るトラブル
2005年6月15日 01:04

 14日付の中国紙、新京報などによると、北京の南西約220キロにある河北省定州市でこのほど、発電所建設のための土地収用をめぐり、立ち退きを拒否する地元農民を数百人のグループが襲撃、村民ら7人が死亡し、48人が重軽傷を負った。

 中国では各地で開発用地をめぐる住民と開発側のトラブルが起きているが、これだけの死傷者が出るのは異例。同紙によると、市の共産党委員会書記と市長が13日までに省当局から免職処分を受けた。

 同紙によると、衝突があったのは11日未明。立ち退きの費用を不服として建設予定地に穴を掘って立てこもった農民らを、北京市などで集められた出稼ぎ労働者らのグループが手製のやりなどで襲った。労働者を組織したのが誰かなどは明らかにしていない。

 定州市当局者は共同通信に対し、事件の発生を認めた上で、当局内に特別対策チームを作ったことを明らかにした。しかし、死傷者の有無などは確認を拒否している。(共同)


産経新聞(共同配信)
警官と衝突、3人死亡か 中国広東省
2005年6月15日 13:02

 15日付香港紙、東方日報によると、中国広東省東莞の村で14日、警察の交通事故処理への不満から、村役場前に集まったタクシー運転手ら数百人が役場の車を横転させるなど暴徒化し、警官隊約600人と衝突した。運転手側の100人以上が負傷し、3人が死亡したとの情報もあるという。

 同紙によると、13日夜に起きたタクシーと外国車の接触事故で、外国車の男性が怒ってタクシーに車をぶつけるなどしたため運転手が通報。ところが外国車の男性は地元警官だったことから、現場に駆けつけた警官は逆に運転手を怒鳴りつけた。運転手の仲間らが14日午前から関係者の処分を求め、役場前で抗議行動を始めたという。(共同)

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