みのもり雑記

旅行関連が多くなるかと思いますが、ふと書きたくなったことを気の向くままに、という感じで。

2019年GW安来旅行2日目その5(金屋子神話民俗館)

2019-08-23 18:18:10 | 2019年安来旅行
月山富田城の見物も無事に終わりまして、さあ次はいよいよ本日最後の目的地です。
金屋子神話民俗館(公式サイト)・金屋子神社。

金屋子神社
1200社を数える「金屋子神社」の総本山。
明治14年の建造で高さ9mの御影石造りの見事な大鳥居は石造りでは日本一と言われています。
昔の伝統を頑なに守るたたら職人をはじめ、鉄に関わる様々な人々の信仰を集めていて、現在でも製鉄・治金関係者らが数多く参詣しています。
祭神は金山彦命・金山姫命。

安来市観光協会HPより


併設で金屋子神話民俗館なるものもあり、しかもそこは初日(1日目その2)に訪問した和鋼博物館との共通券があります。


どうせ安来に行くんです。
というか正直また訪れることがあるかどうかも分かりません。
であれば、行っておかないと!!


ただし、ここ、万人には間違ってもお勧めできません。
なぜか。

ものすごくアクセスが悪いからです。

まずそもそもは立地。
下図の通り、安来駅(地図の上の方)から見ると市のちょうど反対側。
観光スポットが集中している月山富田城近辺はわりと市の中央に位置しているのですが、それでも直線距離で15km、Googleマップによれば車で30分(道のり22.6km)近くかかります。


そして交通手段。
一応、近くまでバスは通っています。
最寄りのバス停から徒歩20分ですが……。いえ、一応さらに近いバス停もあります。
だがしかし。そのさらに近いバス停を通るバスは日曜祝日は運休!
そのうえ仮に平日か土曜だとしても、運行ルート的に、行きは止まらない!!

徒歩20分のバス停なら行けるのですが、バスだとそこまで片道50分という。。。

なので、ここに行くなら車前提です。


ということで、計画段階でここはすごい悩みました。
行きたい、けど、タクシーとなるとお金が結構かかるし、時間もかかる。

ただ、幸い友人Aも「せっかく安来に行くなら」路線に賛同してくれたので、清水(安来ではない)の舞台から飛び降りる気持ちで行くことにしました。
ありがたいことにガイドさんが広瀬タクシーの方に渡りを付けていただけて、タクシーの事前予約もバッチリです。




そんなこんなで、これより向かいます。
渡りを付けていただいた関係で、ガイドさんも同行です。顔の広い方はありがたい。

ガイドさんは荷物を置いたりなんだりで、一度歴史資料館のスタッフオンリーな場所へ。
我々はトイレを済ませて資料館前(ガイドさんとの再集結地点)で……おや、タクシーが。

ええ、はい、我々です。
乗ってよい……のですか?

んー、まあ再集結予定地の真ん前だし、ここで断るのもなんか変な感じだし、いっか!

といことで友人Aともどもタクシーに乗り込んで、ガイドさんを待ちます。
ほどなくガイドさんが資料館から出てきましたが、ああ、いくら何でも目の前のタクシーにすでに乗り込んでいるとは思いませんよねすみませんすみません。


さて、タクシー出発です。
運転手さんがベテランのガイドさんでもあるらしく、道中も色々教えてくれました。
へー、昔は広瀬が県庁所在地だったこともあるんですね。(もちろん「島根県」ではないでしょうが)

こちら、分かりにくいですが、(たぶん)中央の山が山中鹿介ゆかりの要害があったのだとか。


布部ダム。「ぬのべ」だと思っていたら「ふべ」だと教えてもらった。


布部ダムにある、白椿大橋。吊り橋としては中国地方一の大きさなんだとか。
絶対こわいので通過します。


白椿大橋から約10分、ついに鳥居が見えました。


資料館から30分も経っていないですね。
車サイコー!

ちなみに「バスで行こうかとも思ったけど諦めた」と話したら運転手さんに「そりゃ無理だ」的な反応をされたので、賢明な判断だったようです。


……ちょっと自信が無いのですが、どうも前述の鳥居が「高さ9mの御影石造りの見事な大鳥居は石造りでは日本一」のものみたいです。
しまった、これを書いていてようやく気づきました。



さて、至近距離に神社と資料館があります。
順番はどちらからでも……と言いたいところですが、現在時刻は16時。

資料館の最終入館受付が16時半なので、ここは資料館から参りましょう。

というわけで、金屋子神話民俗館へ。
この看板を見たことがある人って、相当レアでしょうね。



駐車場から建物へ向かう道。
おお、なんかすごい良い感じの広場だ!!


途中に架かっている橋から下を見た図。
このあたり、全面的にベースの色が緑なので、緑に包まれるというか、そんな印象を受けます。


そして突然のコンクリート!!


おお、金屋子神社は日本遺産の構成資産なんですね。



そして中へ。
ほどほどの広さの受付があり、おばちゃんが1名。
この施設は冬季閉鎖となるのですが、開館時は何名いるんでしょうね?

料金は、「しまねカード」を利用して1人250円(だったかな)。
残念ながら和鋼博物館と同様に内部の撮影は禁止でした……。

いや、もう、ほんと、お願いですからジオラマとかの撮影は許してえええ!!


というわけで内部の写真はありません。
中は、資料館というよりは、アトラクションのジオラマチックな、セットがたくさん置いてあるというような作りです。
展示品の中に「金屋子神社縁起」という8メートルの屏風があり、それが目を引きましたね。(門脇俊一作)

映像ホールに、地元によるたたら体験の写真が飾られていましたが、なんとなく最低でも10年以上経っていそうな感じだったので、最近はやっていないんだろうなぁ。


正直、あまり広い建物ではありませんのでほんの25分で全部見終わりました。
和鋼博物館が想像以上に面白かったので「あるいは」と期待していましたが、さすがに敷地面積の差はいかんともしがたいですね。
お金と時間をかけてきたわりには拍子抜けするほどのあっさり感ではあります。
リピーターを作るには……どうすればいいんだろうなぁ。


驚いたのは、他にお客さんが1組いたことでしょうか。
絶対にいないだろうという失礼な確信があったので、反省です。

最後に、受付スペースにあったパンフレット群を見てガイドさんが「これ、資料館にはもう在庫が無いやつ!」とピックアップしてくれました。
「一生一丁」という、「鉄の道文化圏観光イメージブック」と「たたらガイドマップ」です。
かなり広範囲にスポットがあるんですね。安来節演芸館をはじめ鉄に関係なさそうなものもありますが。
しかし回るには確実に車前提ですね。。。


さて、では続いて肝心の金屋子神社に参りましょうか。

続く。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿