今日(5/20)第27回日本クラブユースサッカー(U-15)選手権大会 山口県大会決勝戦が行われた。山口県最強の対戦相手との戦いは、一進一退のゲーム展開で延長戦に突入。延長戦でも決着がつかず、PK戦となった。5人全員が成功。サドンデスになった。結局、我がチームの7人目が外してしまい、勝利はするりと逃げ去った。
2月の新人戦のリベンジをされた格好になった。
2月の新人戦はピッチで躍動し、PKを決めた息子は、躍動することを許されず、右ヒザに大きなサポーターを装着して、ビデオ撮影をしていた。
試合会場で、何人かのお父さんやお母さんに久々に会った。ライバルチームやトレセン仲間のお父さんやお母さんだ。
皆さん、息子を見かけると、声をかけていただいたようだ。そして口々に、「コウスケと話したら、涙が出そうになった」と言いながら、励まして下さった。
コウスケのために YouTubeの動画を作ってくださった友人にも出会った。
しかし、動画のお礼を言うことができなかった。本当はもっと感謝の意を伝えるべきだったが、なぜだかそれが出来なかった。感謝の意を言葉にしてしまうと、思いが薄れてしまうように思えた。今までと同じように、ごく普通に会話を交わした。私の中では『でも、その方が正しかったのかもしれない。』と、漠然と思った。そして、別れ際に、握手をしていただいた。握手した手に、最大の感謝の意を込めた。
トレセン仲間のお父さんやお母さんともサッカーを観ながら会話した。
手術の日にお見舞いにきてくれたサッカー仲間のお父さんは、いつもの笑顔で接してくれた。
別の方は「メールで状況を確認したかったが、なかなか、できなかった。」と、我がことのように心配してくれていた。
そして、口々に「コウスケが明るく話してくれた。」と、私に教えてくれた。
でも許してもらえそうな気がする。
本当は、もっと感謝の意を伝えるべきだったが、なぜだかそれが出来なかった。でも、でも許してもらえそうな気がする。
また、サッカー場で会って、いつもと同じサッカー談義をすることが、サッカー仲間にとって一番自然な姿だから・・・・・。
いつの日にか、ピッチで躍動する息子を観ながら、それができることを待っておくことにしよう。
皆さん、有難う。
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