参照:
(1)ヤフーの05年9月13日付プレスリリース>http://docs.yahoo.co.jp/info/pr/release/2005/0913.html
(2)機能強化概要>http://promo.mail.yahoo.co.jp/power_up/
2005年9月13日ヤフー株式会社は、月間利用ID数が1000万件を超えた国内最大のメールサービス「Yahoo!メール」の機能強化を発表した。「フィッシング詐欺」対策や迷惑メール対策などのセキュリティー機能が中心に強化されている。
機能の拡充は、「Yahoo!メール」全利用者向けに4機能、Yahoo! BB会員向けに3機能の合計7つの機能強化である。
<全利用者向けの機能の拡充>
1)イメージブロック(新機能)
・悪意のある迷惑メール送信者は、HTMLメールの画像にアクセスがあったことをメールの送信者に知らせることができる仕掛けであるウェブビーコンを悪用して、迷惑メールを送る。
・イメージブロックを有効にすることで、安全を確認してから画像にアクセスが可能になる。
2)「DomainKeys(ドメインキーズ)」の認証結果表示対応(新機能)
・送信ドメイン認証技術(*注参照)である「DomainKeys(ドメインキーズ)」の認証結果を受信メールの発信者欄に表示する。
・メールの発信者情報から得られる発信元のサーバー情報を受信側で確認できる新機能である。
・フィッシング詐欺などに利用されるドメイン名詐称の防止が目的である。
3)「受信拒否」「フィルター」の設定数拡大
・多くの要望があった「受信拒否」と「フィルター」の設定数を大幅に拡大した。
・「受信拒否」 100件 ⇒ 200件
・「フィルター」 15件 ⇒ 50件
4)外部メール機能の機能強化
・これまで受信だけだった外部メール機能を拡張し、「Yahoo!メール」経由で任意のアドレスから送信できるようにした。
・他のプロバイダや会社のメールアドレスを、「Yahoo!メール」で一元管理が可能になる。
<Yahoo! BB会員向けの機能の拡充>
1)迷惑メールフィルタープラス(ベータ版)(新機能)
・迷惑メールフィルターに学習機能を持たせた。
・利用者ごとの判定基準ができるため判定精度が向上する可能性がある。
2)セーフティーアドレス(新機能)
・いつでも追加・削除が可能なサブアドレスを最大10個まで持つことができる。
・大切なメールにメインアドレス、それ以外にはセーフティーアドレスと使い分けることにより、迷惑メールの悪影響を少なくできる。
3)メール保存(新機能)
・送受信したメールをフォルダ単位で自分のパソコンにダウンロードし、バックアップ保存できる。
(注1)「DomainKeys(ドメインキーズ)」をメールサーバーに導入すると、メールを送信する際、暗号化された電子署名が自動的に添付されます。そのメールを受信するサーバーは、受信の際に、添付された署名の内容が送信者欄に記されたドメインから来ているかを照合します。送信元のメールアドレスを偽装したフィッシングメールや迷惑メールは正しい署名を添付できないため、届いたメールが偽装メールであるかの判断が受信側で可能となり、フィッシング詐欺や迷惑メールへの対策の一つとして有効に活用できます。
また、今回の機能強化ではないが、「Yahoo!メール」では、2005年7月より「Yahoo!メール」のアカウントIDより送信されるメールに対して「DomainKeys(ドメインキーズ)」により認証を付与している。将来的に、Yahoo! JAPANのシステム管理者から送信するすべてのメールの送信元認証を「DomainKeys(ドメインキーズ)」で行う予定だという。
(注2)ウェブビーコン(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
ウェブビーコン(web beacon)とは、ウェブバグ(web bug)とも呼ばれる、HTMLを利用したメールやウェブページの閲覧者を識別する仕組みのこと。
ウェブページやHTMLメールに閲覧者(またはページ)を識別する符号を付加したimg要素を埋め込み、そのimg要素を解釈・表示する際に生ずるサーバーへのリクエストに乗って閲覧者(またはページ)識別符号がimg要素に記述された画像が存在するサーバーに伝達されることにより、埋め込まれたページがどの閲覧者によって開かれたのか(またはどのページが閲覧されたのか)という情報を収集することができる。
使用される画像としては縦横共に1ピクセルの透明色GIFファイルが多くクリアGIFと呼ばれることもあったが、サイズ等を問わず画像一般に仕掛けることができる。ウェブページに使用した場合は第三者がそのページのアクセス状況を把握することが可能であり、HTMLメールに使用した場合は送付先の電子メールアドレスでメールがきちんと閲覧されているかどうか確認することができる。特にメールに使用した場合は特定のメールアドレスの利用者の行動を対象者に知られることなく把握できる技術であり、プライバシーに敏感な人からは反感を買っている。
迷惑メール送信者が有効なアドレスを識別するために利用している可能性も指摘されている。
(1)ヤフーの05年9月13日付プレスリリース>http://docs.yahoo.co.jp/info/pr/release/2005/0913.html
(2)機能強化概要>http://promo.mail.yahoo.co.jp/power_up/
2005年9月13日ヤフー株式会社は、月間利用ID数が1000万件を超えた国内最大のメールサービス「Yahoo!メール」の機能強化を発表した。「フィッシング詐欺」対策や迷惑メール対策などのセキュリティー機能が中心に強化されている。
機能の拡充は、「Yahoo!メール」全利用者向けに4機能、Yahoo! BB会員向けに3機能の合計7つの機能強化である。
<全利用者向けの機能の拡充>
1)イメージブロック(新機能)
・悪意のある迷惑メール送信者は、HTMLメールの画像にアクセスがあったことをメールの送信者に知らせることができる仕掛けであるウェブビーコンを悪用して、迷惑メールを送る。
・イメージブロックを有効にすることで、安全を確認してから画像にアクセスが可能になる。
2)「DomainKeys(ドメインキーズ)」の認証結果表示対応(新機能)
・送信ドメイン認証技術(*注参照)である「DomainKeys(ドメインキーズ)」の認証結果を受信メールの発信者欄に表示する。
・メールの発信者情報から得られる発信元のサーバー情報を受信側で確認できる新機能である。
・フィッシング詐欺などに利用されるドメイン名詐称の防止が目的である。
3)「受信拒否」「フィルター」の設定数拡大
・多くの要望があった「受信拒否」と「フィルター」の設定数を大幅に拡大した。
・「受信拒否」 100件 ⇒ 200件
・「フィルター」 15件 ⇒ 50件
4)外部メール機能の機能強化
・これまで受信だけだった外部メール機能を拡張し、「Yahoo!メール」経由で任意のアドレスから送信できるようにした。
・他のプロバイダや会社のメールアドレスを、「Yahoo!メール」で一元管理が可能になる。
<Yahoo! BB会員向けの機能の拡充>
1)迷惑メールフィルタープラス(ベータ版)(新機能)
・迷惑メールフィルターに学習機能を持たせた。
・利用者ごとの判定基準ができるため判定精度が向上する可能性がある。
2)セーフティーアドレス(新機能)
・いつでも追加・削除が可能なサブアドレスを最大10個まで持つことができる。
・大切なメールにメインアドレス、それ以外にはセーフティーアドレスと使い分けることにより、迷惑メールの悪影響を少なくできる。
3)メール保存(新機能)
・送受信したメールをフォルダ単位で自分のパソコンにダウンロードし、バックアップ保存できる。
(注1)「DomainKeys(ドメインキーズ)」をメールサーバーに導入すると、メールを送信する際、暗号化された電子署名が自動的に添付されます。そのメールを受信するサーバーは、受信の際に、添付された署名の内容が送信者欄に記されたドメインから来ているかを照合します。送信元のメールアドレスを偽装したフィッシングメールや迷惑メールは正しい署名を添付できないため、届いたメールが偽装メールであるかの判断が受信側で可能となり、フィッシング詐欺や迷惑メールへの対策の一つとして有効に活用できます。
また、今回の機能強化ではないが、「Yahoo!メール」では、2005年7月より「Yahoo!メール」のアカウントIDより送信されるメールに対して「DomainKeys(ドメインキーズ)」により認証を付与している。将来的に、Yahoo! JAPANのシステム管理者から送信するすべてのメールの送信元認証を「DomainKeys(ドメインキーズ)」で行う予定だという。
(注2)ウェブビーコン(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
ウェブビーコン(web beacon)とは、ウェブバグ(web bug)とも呼ばれる、HTMLを利用したメールやウェブページの閲覧者を識別する仕組みのこと。
ウェブページやHTMLメールに閲覧者(またはページ)を識別する符号を付加したimg要素を埋め込み、そのimg要素を解釈・表示する際に生ずるサーバーへのリクエストに乗って閲覧者(またはページ)識別符号がimg要素に記述された画像が存在するサーバーに伝達されることにより、埋め込まれたページがどの閲覧者によって開かれたのか(またはどのページが閲覧されたのか)という情報を収集することができる。
使用される画像としては縦横共に1ピクセルの透明色GIFファイルが多くクリアGIFと呼ばれることもあったが、サイズ等を問わず画像一般に仕掛けることができる。ウェブページに使用した場合は第三者がそのページのアクセス状況を把握することが可能であり、HTMLメールに使用した場合は送付先の電子メールアドレスでメールがきちんと閲覧されているかどうか確認することができる。特にメールに使用した場合は特定のメールアドレスの利用者の行動を対象者に知られることなく把握できる技術であり、プライバシーに敏感な人からは反感を買っている。
迷惑メール送信者が有効なアドレスを識別するために利用している可能性も指摘されている。