さすが!!
三銃士はやっぱり面白い!
痺れました。。
鈍獣以上のものができるのかと思っていましたが、期待を裏切りませんでした!
笑って怖がって、観るほうも体力を消耗する舞台でした(笑)
宮藤官九郎作
河原雅彦演出
キャスト 三田佳子、生瀬勝久、池田成志、古田新太、岡田義徳、上地春奈
映像が多くなってましたが、その映像も良かったし、鈍獣と比べて演出がすごく面白くなってます。
不安を煽る音楽もイイ!
前半と後半の空気のギャップがたまりません。
前半は怒涛のオモシロ炸裂(笑)
クドカンのあの笑いも見たいけど、シリアスも見たい!という欲張りな欲求をちゃんと満たしてくれましたw
後半は、追い詰められて、見ている方も締め付けられるような息苦しさが凄まじかったです。
ラストの展開は秀逸で、本当にコワい!
とにかく役者と演出と脚本の妙!
これに尽きます。
ただ一つ気になったのは、上地は誰だったの?ということ。。
ただのマネージャー?
女優が女優を演じる…
脚本家が作家たちを描く…
面白いですよね。ドキドキしますね。。
三田さんの役は、ちょっと女教師の大竹さんを思い起こさせるようなところがあった気も。
そして…あー、やっぱり私、宮藤さんのお芝居が好きなんだなあ、と思わせられました。
クドカンの作品って(ドラマでは特に)、割と人が死なないしピースフルなんですけど、こうやって殺人だったり死体だったりがある舞台も時々やってくれると面白い!
で、芝居にはやっぱり狂気が必要だ!と思いました。。
今回は生瀬さんが一番本領発揮という感じで、狂気の姿が素晴らしいです。
古田さん・成志さんももちろん素敵すぎましたw
この二人の怖い演技はもっと見たかったな、とも思いましたが、彼らのおかげで生瀬さんの怖さが引き立っていて、当て書きとはいえ上手い割り振りだなー、と感じました。
この三人には畏怖の念を抱きます。
三田さんはどうなのかと思ってましたが、正体を現し始めた姿は獣そのもの!
最後あたりの語りも迫力あったし…
とにかく、色んな意味でスゴかったですよww
岡田くんも、脇役でありつつちゃんと恐いし…
上地さんは、三田さんとのあのシーンをよくやったなあ、と感心(笑)
ネタでは、カイセンジャーに笑ったなぁw
あと、鈍獣を見た人は分かると思いますが、KIOSKが出てきてテンション上がりましたw
新聞にも”江田”とか書いてありましたし…
カテコでは、三田さんの一言では収まらぬ挨拶がありました♪(笑)
その後ろで、古田さんや成志さんが”一言、一言!”と言いたげにしていたので、観客は笑いを隠しきれず(笑)
古田さんの投げキッスを受けつつ、東京公演の幕が下りるのを見届けました。
早くも、次回作が非常に楽しみです♪
あ~、濃かったなあ~。
舞台が面白くて、昨夜はなかなか寝られませんでした(笑)
蛮幽鬼の時もこうだったなあ~。
良い芝居だったかそうじゃないかは、私の場合”夜寝られるか”で判断できるようです(笑)
鈍獣とどっちが面白いかなあ…