Antique

Willkommen, bienvenue, welcome!

ごゆるりと。

『仮名手本忠臣蔵』 11/14 昼・夜の部

2009-11-20 20:17:05 | 演劇+新感線+歌舞伎
11~21時までと、本当に一日がかりでの「歌舞伎座さよなら公演 吉例顔見世大歌舞伎 通し狂言 仮名手本忠臣蔵」
平日だったのに、幕見にも結構人が。。

長いので少し心配でしたが、全く飽きることなく観られました!
なんと言っても、豪華な役者陣
勘三郎、仁左衛門、菊五郎、幸四郎…
釘付けでしたw

今まで、歴史・歴史モノは好きだけどどうしても頭に残らなくて…でも、忠臣蔵はちゃんと把握できて良かった!
切腹の場面はまるで本当に立ち会っているかのような神妙さ・緊張感がありました。
1867+幕見のお客さんが、本当にしーんとなっていて…
歌舞伎を見に行くと、なんだか不思議な感じがします。
観劇だと4時間ほどは劇場内で過ごすわけで、元々劇場は非日常的な場所だと思っているけれど、歌舞伎座とか演舞場は特に”異空間”に感じます。
携帯も切ってるし(笑)
入った途端に全てを忘れて”さあ楽しもう”という気分になりますよね。
でも本当、歌舞伎鑑賞は食べるのも楽しみなんですよね~
銀座は美味しいものが多いからw

大御所の役者さんたちは、もうコメントするのもおこがましいくらいですが、素晴らしい!
お客さんを1日飽きさせないってすごい…。
七之助は、本当に最初だけ出てたんですけど、やっぱり綺麗だった~
今回は女形じゃないんですけどね。
しっかし、桜姫はホント綺麗だったなあ。あれは忘れられません。
福助さんは、浮世絵さながらの美しさ、その上演技は分かりやすくてテンポが良い!

討ち入りの立ち回りも面白かったし、大道具といい、四十七人がずらっと並んでいる様子といい、壮観でした。

見ている途中に思い出しました。
これ、見たことある!と(笑)
手紙を覗き見るシーンとか、討ち入りのシーンとか、芸術鑑賞で昔見ましたわ。。
あれ忠臣蔵だったのかあ(笑)

夜の部を一人で見ていたら、隣のおじさまに話しかけられました。
絡まれたとかじゃないですよ(笑)
よく歌舞伎は見にくるの?なんて聞かれて、色々お話してきました♪
こういう出会いがあるのがたまらない!!
私、人見知りだけど年上の先輩方とお話するのは大好きなんだよなあ…なぜだか。。
普通だったら一生喋らないような人とお話できるなんて楽しいし、貴重だと思います。
あと、好きで劇場に来てる人とかって、年配の方でも感性がとっても若い方が多い気がします。(何を生意気に!)
私もいつまでも何でも楽しめるようになりたいなあ。

歌舞伎座で忠臣蔵を見られて良かったー!
見所の多い舞台で、もう大満足。
しかも、幕見だと学割もあるので、朝から晩まで4500円くらいで見られちゃうんです
でも学割は今年いっぱいらしいので、学生の方は今のうちに!

ハリウッドで映画化される、「47ロウニン」は大丈夫なのかなぁ…
うーん…