Antique

Willkommen, bienvenue, welcome!

『沈まぬ太陽』

2009-11-15 20:14:31 | 映画
感想が溜まってる…

今日は、先日見てきた「沈まぬ太陽」の感想を!
客層は見事に団塊の世代が中心。
ご夫婦で見に来ている方が多く、「あんな若い人が1人で見に来るのね」と言われてしまいました(笑)
平日の昼に行ったのですが、客席が結構埋まっていて驚きました。



山崎豊子原作
若松節朗監督
キャスト 渡辺謙、三浦友和、松雪泰子、鈴木京香、石坂浩二ほか

音楽も映像の演出もかなり控えめで、ストーリーと役者を最大限にまで引き立てる演出がなされていました。
202分ということで、長い…
”長くは感じない”とは聞いていましたが、うーん…流石にちょっと疲れました
途中に10分の休憩があって、ゲキシネかい!と。。(笑)
それでも御巣鷹山の事故の描き方とかは凄く面白かったし、動物園でのある演出も印象的でした。
仕事、家庭、人間関係などの人生から、人間の営みに繋げていくラストは圧巻。
福原美穂の主題歌も良かった

キャストも、本当に小さい役でも小日向さんとか上川さんとかを出しています。
渡辺謙は主役に相応しいというか、不足無し!
狂うシーンの目が凄かった~。
三浦友和は、流星の絆に続き悪役。
優しそうなイメージですが、こういう役も面白い!
他にも柴俊夫とか、ホントに憎たらしい(笑)
やっぱりスゴい!と思ったのが香川さん
演技の巧妙さはもちろん、存在感がありまくり。

こういう社会派と呼ばれる作品はどうしても客層が狭くなってしまいがちのようですが、ちゃんとエンタメの要素を孕んだ、娯楽としても見られる良作がもっと誕生して欲しいと思います。



ここで、この映画のエキストラ出演について書いておこうと思います。
バイトのお仕事で出たのですが、本当に少ししか映らないエキストラなのに、ちゃんとした客室乗務員や地上係員などの衣装が用意されていて、しかも一人一人にメイクまで!
撮影するシーンの台本のコピーも全員に配られ、意図が伝わるようにされていました。
ちなみに、その日は渡辺謙のクランクアップの日だったらしく、ビックリ。。
細部までのこんなこだわりがあったことを記しておきます。


最新の画像もっと見る

post a comment