重労働

今日は暖かくて良い日ですね。中学の卒業式に出席してる人はまさにお祝い日和です。

今日は水鉢(夏目)の汚れ落としをしてます。これは地味に重労働なんです。

石材製品は年月が経つと、樹液や大気の汚れが染み付いて行きます。大抵紫色の染みになり、これを『そぶ』と呼びます。

このそぶのついた状態が、灯籠の年月を感じさせ、詫び錆びに通じる風格が出るのですが、やはりお客様は新品の綺麗な状態で買いたい方も多いです。

最近は日本庭園を作る家庭もめっきり減り、石製品の需要も激減。当店も水鉢と灯籠は在庫限りの赤札セール中です。

という事で、売約済みの水鉢のそぶ落とし中。
針の様に硬いワイヤーブラシで水で濡らした石面をこすっていきます。
力をかけてこするので、30分もやれば腕がだるくなります。

高圧洗浄機でやれば楽ですが、あいにく修理中。

今日は表面をさっと擦りましたが、まだ3回は磨かないと真っ白になりません。
今週中は毎日磨きます。筋肉痛にならない程度にやりますわ。