日田市議会議員 いかわたいき(居川太城)のブログ。

議員活動やプライベートも含めて感じた事、思った事を等身大に記載して参ります。

林秀臣政経塾

2011年11月22日 18時49分19秒 | 日記
今日もこんにちは!マキシマム ザ いかわたいきです。

ちょっと遅いですが11月18日(金)に福岡県で行われた林秀臣政経塾を受講してきました。

僕の尊敬する先輩議員がたくさん在籍していたので参加を決めましたが、お誘い頂いた議員から「オレ、居川君を色んな所に誘ってきたけど、これが一番ヘビーかもね」って言われて正直ビビりながらの参加でしたが…。

今回の題材は武士道、山鹿素行、派隠です。

武士にとっての刀とは?政治家にとっての刀とは?の問いかけから始まった講義は物凄い緊張感に包まれつつ、山鹿素行、派隠の講義と3時間が過ぎていきました。



写真は講義終了後の「徹底討論会」ですが、先生が講義した内容の疑問点や思った事、感じた事を直接お聞きする時間です。少々空気が和やかになった時に一枚…
残念ながら講義中の画像はございません。だってケータイ出すとかそんな雰囲気では無かったし、空気がピリピリしてたもん…。


林先生は松下幸之助はよく「一言で言うと何?」と聞かれていたと。林先生の解釈は一言で言えないようではまだ自分の中に入ってきていない(自分の中で整理・モノに出来てない)証拠だと。

凄い言葉でした。僕の中では先生の講義が終わった後もずっと心の中で響いていた言葉でした。

後は、「置き換え」という言葉も心に残りました。過去の出来事を今の境地に「置き換える」、ある事象を今の自分に「置き換える」、現在の出来事を過去の資料や出来事に「置き換える」
普段何気なくやっていると思いますが、意識して置き換えをやりつつ、一言で集約する。という作業をやると物凄く色んな事を考えられます。

また1つ成長する材料を頂きました。参加して本当に良かったです。


最後に、23日に日田市議会議長を交えての市民意見交換会を行います!

日時 11月23日 19:30~
場所 大鶴公民館
議題 「議会の役割と議会改革」
その後、質疑応答


では、また。


教育福祉委員会視察3日目

2011年11月21日 14時07分45秒 | 日記
気分はKen Yokoyama(クレイジーケンバンドの方じゃないです)の「Believer」です、「If we believe, It's not too late to start」ですよね!いかわたいきです。

行政視察3日目最終日は神奈川県横須賀市の「高齢者虐待防止事業」という高齢者虐待防止センター(福祉部高齢福祉課内に設置)が設置され、専用電話に電話相談と面接による相談を随時行っている事業。
それと「地域福祉特区事業」という地域住民が自らの地域の助け合いプランを策定し実践する活動のうち、先駆性があり市内の他の地域にも広がるような活動をモデル事業として認定し支援するものです。



まず最初に高齢者虐待防止事業ですが、これにより、相談件数176件の内74件が虐待有りと判断され行政に保護されました。その内のほとんどが65歳以上です。虐待にも色々あり、

○ 身体的虐待(叩く、つねる等の暴力やベッドに縛りつけたり、意図的に過剰に薬を飲ませる等)
○ 介護・世話の放棄、放任(入浴させない、オムツの放置、食事を与えない等)
○ 心理的虐待(恥じをかかせる、怒鳴る、ののしる等)
○ 性的虐待(キスやセックス、性器への接触を強要する等)
○ 経済的虐待(日常生活に必要な金銭を渡さない、使わせない、本人の物を勝手に売却する等)

僕だけが意外と思ったのかもしれませんが、相談を寄せられたほとんどがこの5つの内の2つ、3つと重複していて、特に身体的虐待と心理的虐待は合併している事がほとんどだそうです。虐待をされる方は女性が75%で介護度の高い低いは関係無いそうです。
逆に虐待をする方は同居者が9割で、その内息子・娘が5割、夫・妻が2割です。
圧倒的に家族からの虐待が多いです。そのために次の取り組みとしてメンタルヘルス(介護者への心の相談)を横須賀市は始めました。介護している人が介護ストレスから辛くなり、高齢者にやさしくできず自分自身が嫌になってしまうほどの状況がエスカレートして虐待に及んでしまうことがあるので、それを防ぎ本来の介護の力を回復してもらう事にも力を入れています。


それと相談件数176件の内74件て少ないな…と思いませんですか?僕も気になり訪ねました。
基本的に虐待の有無の判断に基準は無く受けた相談は全部取る。それから虐待者の主観を基準にして調べ、その後に周辺やケアマネージャーの情報との整合性を確かめるという流れです。
見た形で分かる虐待(アザ・酷い怯え・痩せ細っている等)は既に手遅れなため(無論、そういった場合はすぐ保護するが)国の指示としては「虐待かもしれない」という時点ですぐに保護しなさいと言う、しかし家族は「虐待者の家族」というレッテルを貼られるため慎重にやっている。確かに基準はないがたくさんの事例を検証していき、少しでも制度を高めていくとの事でした。相談の中には通報者の愚痴を聞くだけという場合もあると苦笑いしながら言ってました。


次に「地域福祉特区事業」ですが、これは僕のすっごい勘違いでした。ざっくり説明しますと以前ブログにも載せましたが「総合特区制度」を使った福祉特区地域の取り組みと思っていたのですが…そうではなく、地域に住む住民達が「共に生き、共に支えあう社会作り」をテーマに地域に福祉の輪が広がる取り組みをする団体・事業に補助金10万円を助成するみたいな事でした、すいません。

この事業は平成21年を最後に終了しており、「市民協働推進補助金」という名前と、福祉に限らず市政全般の色んな分野に広がるようなモデル事業団体に50万円補助という名前と目的を変え今も続いてます。何か肩すかしをくらった気分でした。


今回の3日間を振り返ってですが、細々とした移動が多かったです(笑)乗り換え→ホーム移動→乗り換えを何度繰り返したか…なんか空いている時間のほとんどが移動していたような…
それとその土地々々の住民や土地のカラー、行政として何に今力を入れているか?風土食の違い様々でした。
しかし、今回の行政視察で住民の危機感、市長の想い、国の政策等動機は色々ですが、共通していると感じた事は「熱を持っている」という事です。

川越市の街作りは最初、商店街の人達だけでやりました。「俺らの街だから俺らで守るんだ」と。
古い物と勝手に決めて隠してきたが、それをレトロとして見せるアートに。




看板も「街に合うように皆で変えようぜ!」として風景にあった看板に変更したり、




それを見ていた行政が「なになに、俺らも手伝わせてよ!」と乗ってくる形になり、今では行政も動かし街作りに対する補助金は最大1500万まで補助金が出ます。最初、街の人達は補助金等アテにせずお金を掛けずにやれる方法を常に考えていたんだと思います。

志木市も「市役所を市民が使いやすい場所に!そして、無いなら作ろうよ!」という想いだと。その結果ジョブスポット志木が出来上がり、今ではここ2、3か月で視察が普段の20件以上も増えてそっちの方が逆に大変だと(笑)

横須賀市でお話しした保健師さんは「これから色んな事業をやっていきます。それに伴い仕事がとても多くなっていきますが、それでもやります!」と断言していました。

人員や行政、企業、民間等の「誰か」をアテにせず本当に前向きな考えなのです。マジな思いは本当に街を変えられるんだと。

プレゼンにしても「これこれでこれ位お金がないと、この事業は出来ません。」という人と「この事業をやります。理由はこれこれであとこの位の金が必要です。」

同じ事でも出来ない理由を述べている人と、出来る理由を述べている人どっちを応援したくなりますか?


いやいや、お前若いから何も解ってないだけだ。との意見があると思います。是非解ってないトコを教えてください!勉強させて頂きます!そして僕はまだ20代です。その時しか言えない事もあります。


出来る・出来ないかの判断ではなく、やるかやらないか?の判断だと思います。
そして「やる!」と決めたらやれる理由を探せと。(コレ、自分の選挙の時ムチャクチャ思いました。)

「熱意無き仕事は無に等しい」と。歴史上の人かTVの人か居酒屋の隣のオッサンの誰かが言ってました。

どっか冷めてる人よりも暑苦しい人を僕は好みます。




最後に横須賀市議会を案内して貰ったのですが…



肖像画は小泉元総理の御祖父にあたる小泉又次郎氏です。※神奈川県横須賀市は小泉氏の地元



最後に…最近はTwitterよりFacebookをやっています。やっておられる方、申請をお待ちしています♪

では、また。


教育福祉委員会視察2日目

2011年11月20日 14時50分45秒 | 日記
こんにちは!チーズは苦手ですけどピザは大好きな、いかわたいきです。

行政視察2日目は埼玉県志木市の市役所とハローワークが一体化した「ジョブスポット志木」を視察しました。



まず、最初に説明を受けたのですが…志木市はハローワークというのが少し離れた朝霞という所にあるため、そちらに行かなければならないという事です。求人はハローワーク、年金にしても国民年金は市役所、厚生年金は年金事務所という窓口がたくさんある現状なため、市長は「市民に身近な市役所を」という考えを持ち、国に「アクションプラン」というのを提案しました。
ジョブスポットもその一環の1つで、元々就労支援をしていたが、ハローワークが近くにないため市役所内に作ろという動きと就労支援もくっつけて、なおかつ障がい者の就労支援もやるという一石三鳥な働きです。今は、国民年金も厚生年金も市役所で受け付けていますし、その他の窓口も1つにする働きをしています。

・ジョブスポット志木にはハローワークの就職相談員2名と市の就労支援員が2名常駐しており、メリットとして、支援対象者にすぐに求人が出来る。(ハローワークが離れていると市役所に相談に行ってもハローワークに行くのが億劫なためそのまま…というケースが何度もあった)
・求人企業の実情に応じたより効果的な支援が出来る。(どんな人が欲しいか?を市側が把握)
・就労支援ナビゲーターからのアドバイス等により、市の就労支援員がスキルアップできる。(キャリアコンサルタントが1名在籍)。


現在のデメリットは特にないが…
課題としてやはり求人の数が少ない。なので近隣のハローワークと連携し、合同の就職相談を今度行う予定であり、又、都内の方(志木市から都内まで電車で約15~20分)にも手を伸ばしていく。後は、違う組織の組み合わせのため細々とした違いはあるが、それは追々時間を掛ければ無くなっていくだろうと。
※ジョブスポット志木は6月20日始動

特に素晴らしいと思った事が市の臨時職員も市のハローワークを必ず通して採用している事もですが、市とハローワークの時差が無くなり素早くできる事、生活保護者へ就労支援のテコ入れもできる事だと思いました。







普通の光景に見えますが、市職員とハローワーク職員が話しています。電話でのやり取りはあると思いますが、市役所内でお互いに話す事ってそうそう無いですよね。




市役所の掲示板にでかでかと求人票




就労支援センターと隣接しているハローワーク(市役所内)





その後、夜に全国公演で偶々東京に居た重石太志(中村獅二郎)君とお会いしました。



重石君とは小4からの付き合いですのでこの時は、お互いの立場等を気にせず親友として色々とお話しがが出来ました。

次回は教育福祉委員会3日目です。

では、また。


教育福祉委員会視察1日目

2011年11月19日 17時22分26秒 | 日記
最近やっぱり肩こりが激しいいかわたいきです。
11月の15~17日間に僕が所属する教育福祉委員会で行政視察を行いました。
日程は…
15日が埼玉県川越市の「伝統的建造物群保存地区」の視察
16日が同じく埼玉県の志木市でのハローワークと就労支援が一体化した「ジョブスポット志木」の視察
17日が神奈川県横須賀市での「地域福祉特区事業」と「高齢者虐待防止事業」です。

今回は視察1日目の「伝統的建造物群保存地区」(略して伝建地区)の視察です。
川越市はその名の通り、川を超えないとその街に入れない事から川越と呼ばれ、運河が当時の江戸と繋がっており水運搬の要所であり、代々老中以上の位しか赴任できなかったと言われています。



こんなモニュメントが僕達を出迎えてくれました。左が日田市の市章、右が川越市の市章



担当者がなぜ川越市が伝建地区になったか?という歴史とこれからのビジョンをお話頂きました。最初のきっかけは古い町並みが残る場所に高層のアパートが建ち外観が壊れた事、この先もアパートやマンションが建ち続けば自分達の生活もままならない事から、商店街メンバーを中心とした団体が動き始めました。そのかいあってか約30年で伝建地区と認められ、さらに取り組みが優れているという事で「平成百景」という平成にふさわしい景観に選ばれました。














日田市も同じ「伝建地区」なので何かしらのヒントを貰って帰ろうと思ってましたが、1つ「これだ!」という物を見つけました!後日ブログで更新します。次回は行政視察2日目の志木市を書きます。


では、また。


千年あかり

2011年11月14日 15時39分01秒 | 日記
今週も移動ばっかりな、いかわたいきです。

日田市では11月11~13日に昼は「天領まつり」と夜は「千年あかり」という祭りが開催されていました。

平成16年、豆田町が重要伝統的建造物群保存地区に指定され、それに伴い花月川も皆さんに親しんでもらえるようにと自然を残した川に改修されました。その頃低迷していた天領まつりの夜にも竹灯ろうをとの意見も出て、平成17年秋に天領まつりと同時に竹灯ろう2万本が川の周辺を埋め尽くし、千年あかりと名付けられました。

まだ6年しか経ってないお祭りだったんですね。

そんな千年あかりの写真をいくつか…
















さて、明日15日から17日まで埼玉県と神奈川県に教育福祉委員会で行政視察に行ってきます。
埼玉県は川越市で日田市と同じ「重要伝統的建造物群保存地区」であり、川越夜戦(日本3大奇襲の1つ)で有名な場所です。

次に志木市に行き「ジョブスポット志木」を見てきます。これが僕の中でメインであり行政視察先に強く希望しました。理由は…日本で初めて市役所とハローワークが一体化し、生活困窮者や障がい者への生活・就労支援と、職業紹介を一体的に実施することを目的としているからです。日田市でも障がい者の就労が難しく、僕も何かしらの手立てを考えていたので、今回はたくさん学ばせて頂きます。

次に神奈川県横須賀市の「地域福祉特区事業」という地域住民が自らの地域の助け合いプランを策定し実践する活動のうち、先駆性があり市内の他の地域にも広がるような活動を、モデル事業として認定し支援するものです。確かこれは古田議員の希望だったと思います。

僕は、現市長が選挙前や9月議会でも何度も答弁されていた「総合特区制度」という言葉で経済・地場産業活性化等に使うというのは理解できましたが、その中に福祉に使うという言葉は無かったですし、全国の総合特区制度の申請671の内、医療福祉の申請は71なのでまだまだ全国的に少ないと思います。横須賀市の取り組みを学びつつ、市政と総合特区法に生かせる手段の手がかりを掴んできます。

ちなみに行政視察で行く旅費・交通費・宿泊費は公費の対象となりますが、公費以外での移動や飲食代・交際費は自己負担です。
空いている時間は川越市にある老人福祉施設で現場の実情を学びに行きますし(勿論これは個人で)、神奈川県に行った夜は東京で重石君(中村獅二郎君)と会い、作戦を練ります(これはまだ先の話になりますが、1つイベントを企画中)。

空いている時間を少しでも有効活用したいと思います。

目的があり、現地で学ぶのであれば「行政視察」となりますが、目的も無く惰性で行くのはただの「旅行」だと僕は思います。


では、また。