閉会日はヘトヘトになります、いかわたいきです。
既にNHKニュースで報道されていますが、本議会の焦点は「市役所1階階段撤去の有無」についてです。
結果として、1階階段の予算を否決したため階段はそのまま残ります。
否決理由は主に、
● 階段を撤去するという発想よりも前に、国が示す活用事例集を参考にしたサーモグラフィーの設置、検温、隔壁の設置を検討するなど現状での工夫ができることがあるのではないか
● 市民や職員の意見を聞こうという考えはなかったのか
● 1階フロアの関係各課を中心に構成する「窓口連絡会」では、階段撤去についての議論が行われていないためこの予算は職員の意見を反映した内容とは言えない。しかも、予算を編成した後に関係各課で正式な協議を行うなど庁舎内の連携が取れていないのではないか
● 費用対効果について十分な検討を加えたのか
● 市民、職員、議会の意見を幅広く聞き、熟慮した形で予算案を提案すべきではなかったのか
私は会派議員でも疑問に感じるなら議場にて質問します。同会派の中野議員に質問を行い、明らかになった事を要約すると…
● 後付けで撤去に関する内部協議を行った事
● 階段を利用する市民・職員・議員への聞き取りは一切行っていない事(西日本新聞報道では「2階には市民が通常利用する窓口は少なく利用は職員や議員が大半」を含む)
● 階段撤去後の具体的な有効活用案がない事
が分かり、「何故、市民の血税を安易に使おうと考えるのか?」単純な疑問が常に頭の中に渦巻いていました。
今はコロナ禍、災害復旧の二重苦において1日も早い復旧復興と日常を取り戻す手立てを行うべきと切に願います。
しかし、市長はNHK報道に対して「状況ができ次第、またすぐに提案したい。」と答えました。
市民の皆様がどう思い、優先順位を付けるか?それを加味しての市長発言だと私は考えます。
では、また。