令和7年は、巳の年、ヘビの年。
ヘビの生態で印象的なものと言えば “ 脱皮 ” でしょうか。
尤も、脱皮はヘビに限ったことではなく、
他の爬虫類・両生類・甲殻類・昆虫等々も脱皮します。
それでもなおヘビの脱皮が印象的なのは、
個体を覆う皮が切れ目なくスルッと脱げて、
その “ ぬけがら ” が細長い筒状のまま保たれ、
ヘビの形状を写し遺すからでありましょう。
私たち人間も夏の陽射しに当たって日焼けしますと、
しばらくしてから皮が剥けてきます。
さすがにこれを「脱皮」とは言いませんが、
それでも私たちは時として、
「古くなった自分を脱ぎ捨てて・・」とか、
「過去の自分を脱ぎ去って・・」、
といったような表現を用いることがあります。
或いはまた他者を評して、
「あの人、最近 “ ひと皮むけたよね ” 」などとも。
どうも私たちは、
肉体における脱皮は叶わずとも、
精神においては脱皮するもののように思われます。
「内的脱皮」とでも申しましょうか。
その辺りを念頭に置いて周囲を見渡してみますと、
ははぁ、確かにいらっしゃいます。
年齢を重ねるにつれ人間的魅力を増してゆかれる方々が。
おそらくは「内的脱皮」を繰り返しておられるのでしょう。
あやかりたいものであります。



さて、まことに余談ながら、
先日、自らの不注意で左足首を打撲捻挫し、
患部の激しい痛み、腫れ、発熱等により歩行困難となったため、
整形外科を受診してまいりました。
骨折を恐れておりましたが、
触診およびレントゲン検査の結果、骨にも靭帯にも異常なし。
1~2週間程度で回復するでしょう、とのことで、
いま現在は左足を少し引きずりつつ、庇いつつ、
だましだまし動いているような次第であります。
今回、「歩くことができない」という事態に直面し、
寝たり起きたり歩いたり、見たり聞いたり話したり、
食べたり泣いたり笑ったり、
そもそも息を吸ったり吐いたりと、
普段当たり前に行なっていることが、
決して当たり前なことでは無く、
つくづく有り難いことであるということを、
否応なく思い知らされました。
ひとくちに「日常茶飯事」と言いますが、
いやいや「日常茶飯事」こそは奇跡の連続。
・・・とは申せども薄徳の早川は、
「のどもと過ぎれば熱さ忘れる」の典型でありますので、
やがては今回の件も記憶の彼方へ遠ざかるのでしょうが、
なるべくは感謝の念を持って生きてまいりたいと思います。
“ KUSHI - MITAMA ”
~ 揮え 振るえ 奇御魂 ~

皆様、良き日々でありますように!






ヘビの生態で印象的なものと言えば “ 脱皮 ” でしょうか。
尤も、脱皮はヘビに限ったことではなく、
他の爬虫類・両生類・甲殻類・昆虫等々も脱皮します。
それでもなおヘビの脱皮が印象的なのは、
個体を覆う皮が切れ目なくスルッと脱げて、
その “ ぬけがら ” が細長い筒状のまま保たれ、
ヘビの形状を写し遺すからでありましょう。
私たち人間も夏の陽射しに当たって日焼けしますと、
しばらくしてから皮が剥けてきます。
さすがにこれを「脱皮」とは言いませんが、
それでも私たちは時として、
「古くなった自分を脱ぎ捨てて・・」とか、
「過去の自分を脱ぎ去って・・」、
といったような表現を用いることがあります。
或いはまた他者を評して、
「あの人、最近 “ ひと皮むけたよね ” 」などとも。
どうも私たちは、
肉体における脱皮は叶わずとも、
精神においては脱皮するもののように思われます。
「内的脱皮」とでも申しましょうか。
その辺りを念頭に置いて周囲を見渡してみますと、
ははぁ、確かにいらっしゃいます。
年齢を重ねるにつれ人間的魅力を増してゆかれる方々が。
おそらくは「内的脱皮」を繰り返しておられるのでしょう。
あやかりたいものであります。



さて、まことに余談ながら、
先日、自らの不注意で左足首を打撲捻挫し、
患部の激しい痛み、腫れ、発熱等により歩行困難となったため、
整形外科を受診してまいりました。
骨折を恐れておりましたが、
触診およびレントゲン検査の結果、骨にも靭帯にも異常なし。
1~2週間程度で回復するでしょう、とのことで、
いま現在は左足を少し引きずりつつ、庇いつつ、
だましだまし動いているような次第であります。
今回、「歩くことができない」という事態に直面し、
寝たり起きたり歩いたり、見たり聞いたり話したり、
食べたり泣いたり笑ったり、
そもそも息を吸ったり吐いたりと、
普段当たり前に行なっていることが、
決して当たり前なことでは無く、
つくづく有り難いことであるということを、
否応なく思い知らされました。
ひとくちに「日常茶飯事」と言いますが、
いやいや「日常茶飯事」こそは奇跡の連続。
・・・とは申せども薄徳の早川は、
「のどもと過ぎれば熱さ忘れる」の典型でありますので、
やがては今回の件も記憶の彼方へ遠ざかるのでしょうが、
なるべくは感謝の念を持って生きてまいりたいと思います。
“ KUSHI - MITAMA ”
~ 揮え 振るえ 奇御魂 ~

皆様、良き日々でありますように!





