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~球児たちの あしあと~

チーム訪問 in 続~村野工業野球部 ~野球人である前に~

2015-12-11 | 高校野球



高校球児のみなさんは来春に向けて3月の対外試合解禁まで長い冬練が始まりましたね。

昨日は村野工業野球部へ再びお邪魔させて戴きました。

トレーニング開始時間が早かったようで、前回までのメニューを再度見たかったのですが

到着した時にはトレーニングは終盤で、選手たちの進化を少しだけ見させて戴きました。





第2回見学 レッドコードトレーニングの様子はこちらチーム訪問 in 村野工業野球部 ~レッドコードトレーニング~

第3回見学 レッドコードトレーニングの様子はこちらチーム訪問 in 続~村野工業野球部 ~進化~

click

今日は「ハンドテゥーニー」という新たなトレーニングが取り入れられました。

ハンドテゥーニーは、ダーツキープの体制から対角の足(膝)とスリングを握った手を引き付けるという動作です。

ダーツキープはこちら・・・



各トレーニングには上半身、下半身をそれぞれ鍛えるメニューがありますが、ハンドテゥーニーは

上下半身を連動し鍛えるトレーニングだそうです。


基本はダーツキープ

腰を反らないように・・・

肘を曲げないように・・・

足を置く位置は・・・

顔の位置は・・・

など、慣れた時こそ注意点に気をつけて・・・意識ですね。


「村野工業野球部レッドコードトレーニング ハンドテゥーニー」




各班に分かれてのトレーニングや練習が行われている中、ベンチプレス、バーベルを上げる筋トレを見させて戴きました。







トレーニングという事をしたことがない私は、そのトレーニングの名称や、どこを鍛えるためのトレーニングかも全然知らないので

ネットで調べたりするのですが、ベンチプレスは大胸筋を鍛えるトレーニングなんですね

日本人のベンチプレスの平均参考値は下記の重さとのことです。

筋トレ経験なし:30kg後半~40kg位

筋トレ初心者:50kg前後

筋トレ中級者:60~70kg

筋トレ上級者:80~100kg

筋トレエリート:110kg以上

一般的な女性は約20kg上げれるかってところみたいなので、高校球児たち凄いなぁとそんなところに感動したりしてしまいます。

45kg、50Kg?(55kg?)を上げていたので初心者級といったところでしょうか。

ベンチプレスは油断すると胸の位置にバーが落ちるので、本当気をつけて怪我のないよう行わないといけませんね。



バーベルは100kgを上げているとか・・・ 

バーベルはどこを鍛えるの???伺うの忘れました



こうした日々のトレーニングや練習を積んでいる選手たちですが、前回にも書いたように何のためにこのトレーニングを行うのか?

の意識が大事であると思いますし、今日のトレーニングでのラストミーティングでは目標に対する「意識」と「行動」についての話し合いがありました。

第1回目の見学時に書かせて戴いた、選手たちのチーム内や日々の生活での自分たちが掲げるチーム(個人)目標について

選手たちがどのように捉えて行動するべきか・・・というミーティング内容でした。

トップの写真が室内練習場に貼られているそのチーム(個人)目標です。


どの目標についても野球をする上だけではなく、彼らは高校生なので野球より以前に高校生として学校、学生生活に於いての行動や、

日常生活に於いてもこの目標は基本となることが大事だという内容のお話しがありました。

『野球人である前に高校生として学校生活、私生活を第一に考え、他の生徒の模範になる』とあります。

一人ひとり、この目標についてどう捉えてどう行動しているか・・・

選手たちの心の中にはどんな気持ちがあるのでしょう。

学校生活については、他の生徒の模範になる・・・とは?

挨拶や返事をする、自分が見本になる、礼儀など当たり前のことを当たり前にすることという答えが返ってきました。

では、当たり前って?

ゴミを拾う、呼ばれたら返事をするなどの答えが。

当たり前=人としての常識・・・野球人である前に人(高校生)としてやるべき事、やらなくてはいけない事があるはず。

私がミーティングを聞かせて戴いて感じたことは、矢根先生がミーティングの議題にトレーニングのことではなく

この目標について議題に挙げられた意味を選手たちは感じながら聞いていただろうか・・・ということ。

たくさん練習やトレーニングをして、立派な身体を得ても技術が向上しても『野球人である前に』・・・ここが出来ていなければ

人としても野球人としても向上はないということだと思います。

そこに気付きを持って欲しいとう矢根先生の想い感じましたか?


学校生活や部活動に於いて『野球人である前に』・・・が出来ていても、1番大事なのはそこを離れた私生活であり

『ある前に』・・・ができているか?だと思います。

学校生活も野球も、全ての根っこは私生活から始まる。

いくら学校生活やチーム内で実行出来ていても、家に帰って親の言葉に耳を向けない、返事もしない・・・では

この目標という言葉にやらされているだけですね。

野球もそうですが、やらされているうちは向上はない。

どう行動するかを自ら考え実行する事で、今まで見えなかった物や仲間が見えてくると思います。

そうすると野球をする上で、今以上に助け合ったり、力を与え与えられたり、固いチームワークが生まれるんじゃないかと。


「自分が変われば周りも変わる」

「周りも変わればチームも変わる」

まずは自分の私生活、学校生活を再度見直して、人として野球人として、そしてチームの一員として行動をしよう!


『チームの事を一番に考え、人のために行動する事に力を注ぎ、人を大事にする』

『自分がリーダーになるという意識を持ち、常に熱くあれ』

この目標に関しては、人の為に行動する事に力を注ぐ、人を大切にするなどの答えが聞かれました。

人を大切にするって誰を?

選手全員、監督さん、部長さん、平田先生に前田先生・・・

それだけ?

・・・校長先生!と、笑ってはいけない場面なのに笑いが漏れました。

アハハ~笑いも大事

人は人に支えられ生きている、そのことを忘れず仲間や周りの人を大事に想い行動しよう!

自分の周りの人たちが笑顔でいてくれることって嬉しくなりませんか?

自分がどう行動すれば、人が喜んだり笑顔になれたりするのかな・・・ということを考えてみて下さい。

そうすると、こんな時こうしようとか、もし自分ならこうしてもらえたら嬉しいだろうなとか

みんなが笑顔になれることを考えるのは、とても楽しいことですよ。


村野工業の選手のみなさんをこうして時々ですがお邪魔し見させて戴く中で、みんな私生活でも『ある前に』・・・が

出来ている選手ばかりだろうなと、彼らのきちんと立ち止まって挨拶をする姿を見てそう感じます。

『野球人である前に』

ただ書いて貼ってるだけじゃなく、それを再確認できた良い時間を矢根先生から戴きましたね。

矢根先生からは、言葉一つひとつには意味がある、言葉の意味を考えてというお言葉と、

主将、リーダーだけではなく、一人ひとりがそれを意識して行動することが大事だというお話しがありました。

選手全員が、自分たちで掲げた目標を日々意識して行動できれば大きなチームの力となるんだと思います。

ぜひ毎日この目標を心に染みこませて練習や学校生活に取り組んで戴きたいなと思います。


練習もそうですが、何事も積み重ねが大事ですね。

「忍耐+持続=成功」 

これは私の中学の恩師から戴いた言葉ですが、その時だけではなく自分の当たり前として

行動できることが色々な事への成功に繋がる道かなと思います。


トレーニングを積み重ねて身体も一回り大きくなったと河野監督さんや矢根先生が仰っておられました。

野球に於いても飛距離が延びてきたと平田先生が仰っておられました。

みんなのがんばりは、少しずつ形になって成果として現れてきていますね。

技術の向上と共に、『ある前に』・・・の行動をし、気持ちが「前心」すると、今までとは違う自分がそこにきっと現れます。

進化した前心する自分を発見できるよう、もう1度目標を再確認して行動できるようがんばって欲しいなぁと思います。


最後に、『野球人である前に』・・・

以前書いた、とある高校野球チームA選手の『人として』を読んで戴けたらなぁと思います。

click とある高校野球部監督さんの心の日記~人として光るものを持てる野球選手に~

この中の主人公A選手のような行動をしようというより、A選手が持つ人への思いやりの大事さや、

どうしたら人を笑顔にできるだろうか?という「気付き」を感じて戴ければなと思います。

自分の行動で誰かが笑顔になれる・・・

誰かが笑顔になれば自分も笑顔になれる。

素敵じゃないですか~

それにはまず、自分が笑顔になれる『前心』の意味の大事さに気付くことかなと思うのです。


今回の練習見学でも自分自身、気付きがたくさんありました。

練習やトレーニングを見学させて戴き、内容に興味があるのは勿論なのですが、指導者の方々が選手へ向ける想いや

選手たちの心の中を垣間見たり、行動を見ることで自分自身は?と毎回自分を振り返り勉強させてもらっています。

選手たちが夢や目標に向かい日々努力する姿に、自分も自分の夢、目標のために一歩踏み出す勇気や力をもらえていることに感謝です。

選手たちには、ご指導下さる方々の想いを感じて、自分自身やチームの『前進・・・前心』のためにがんばって欲しいなぁと思います。


河野監督様、ご指導者の皆様、矢根院長先生、尾崎先生 いつもありがとうございます。

選手のみなさんは、期末テストも終了して本格的な冬の練習がスタートしますね。

寒い時季、怪我の無いよう体調管理にも気を付けて、春へ向かってがんばって下さいね



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