毎日タジケンさんのメルマガが届くのが楽しみで日課になっています
色々なアスリートからの言葉や、タジケンさんの気付き点など・・・
毎日テーマがあり、そこから読み取れる人として大事な事、アスリートの言葉から学ぶ気持ちの部分など、とても勉強になります
全部紹介したい内容ばかりですが、今日は、昨日届いたメルマガを紹介したいと思います。
「やらされている野球やってるな・・・」という言葉を現場で耳にすることも多く、
与えられた事(メニュー)をこなすだけの野球ではなく、自分にとって・・・チームにとって・・・と、
考る野球をして成長して欲しい!の願いを込めて球児の皆さんの心に届けば・・・と思い紹介してみたいと思います
みなさん、こんばんは! タジケンです。
今日のテーマは【自分で考える】
中日の山本昌投手のコトバを紹介します。
今の選手の練習法はどうなんですか? と問われたことに対する答えです。
「量はそこそこで質がすごい。昔は『マジメに練習したヤツで大成したヤツなんかいねぇ。プロは要領のいいヤツが生き残るんだ』なんて言われた。
今は違う。コーチに言われたこと以外も、自分で考えてしっかり練習できる選手がうまくなる。だから練習時間は、必然的に今の方が長いよね」
よく言われたことだけやって満足している選手がいます。でも、全体練習のメニューは全員でやるもの。個々の課題はみんな違います。
となれば、個々の課題の克服やレベルアップは自分でやるしかない。
もちろん、全体練習にそのメニューが入っていればいいですが、そうでないときもある。
それなら、自分で時間を見つけてやるしかありませんよね。
だからといって、自分の練習をやるために全体練習で手を抜くのは論外ですが。
自分の課題をしっかり把握して、指導者に言われたことをしっかり理解して、課題克服に取り組む。
「ただ、こうやれ」と言われたからやりました、というのではまったく意味がありません。
なぜ、この練習をするのか。それをしっかり理解し、わからなければ勉強し、質問して、納得して、考えて練習に取り組んでください。
そうすれば、たとえ短い時間でも、必ず成果は出てくると思います。
<なぜこの練習をするのか。なぜこの練習が必要なのか。指導者に言われたこと以外も自分で考えてしっかり練習できる選手が成長する>
やらされる受け身の選手は成長しません。自分から練習できる前向きな選手になっていきましょう!
・・・と、こんな内容でした。
考えれば疑問が出る・・・疑問が出れば質問が出る。
走攻守の想定練習は当然、試合で起こりうるプレーの想定を考えての練習。
試合で勝つための練習なのに・・・と練習をみていて時々思うこともあります。
なぜ今この練習を自分(チーム)はしているのか?
なぜこの練習(自主練も)が自分(チーム)に必要なのか?
・・・と考える野球。
一つひとつの練習を自ら考え全力でする野球をして、どんどん、どんどん成長していって欲しいなぁと思います
この梅の香ひじき・・・
福岡のふく富さんが製造されている一品。
紳助社長のプロデュース大作戦!のめし友グランプリ2011で、九州・沖縄ブロックにエントリーされた飯友です。
めし友グランプリの審査員達も、梅の香ひじきの歯ごたえと香りのよさに絶賛!
プロの審査員の3人が10点満点の高評価だったそうです。
姉が「美味しいよ~」と、お取り寄せしてくれて今日我が家に届きました。
半生のひじきと半生のカリカリ梅とごま。
身体に良さそうな組み合わせです
味は、しそ味が際立っています
そして、こちらは十二堂えとやさんの”梅の実ひじき・・・
ネットで検索すると、えとやさんの梅の実ひじきが元祖とか?
今や、えとやさんの梅の実ひじきは人気すぎて製造が追いつかない?のか・・・
なかなか手に入れることができないらしいです・・・。
そこで姉は、”実”を諦めて”香”をお取り寄せしたようで、家には”実”も”香”もあり楽しんでいるようです
梅の実ひじきの試食をさせてもらい・・・ん~・・・
この味を覚えておいて
梅の香ひじきを食べてみました・・・ん~ん・・・
ひじき・梅・ごま・・・どれも好きな素材です。
しかし ・・・実は私、しそが大嫌い
我が家の息子たちの感想は・・・
・・・まず梅がNG
・・・しそNG
・・・ということで、すごく楽しみにしていたこの大人気の一品は我が家では誰も食べれない味なのです
&曰く・・・「やっぱり長野の美鈴屋はんごろしキムチ、しかも生!これに勝る飯友はないやろ~」と食卓を後にしていきました賛成
この梅の香ひじき&梅の実ひじき
しそ好きにはたまらない一品だと思うので気になる方はぜひ一度噂のめし友を
「気」の日本人 | |
立川 昭二 | |
綜合社 |
ひょうご選書という新聞に掲載される新書に「気」の日本人という本を見つけて「気」になっている。
「気」の付く言葉・・・
考えてみると本当にたくさんありますよね
気持ち・・・気合い・・・気迫・・・陽気・・・呑気・・・心意気・・・etc・・・
数えきれないほどの「気」の付く言葉が出てきます。
「気」の付く言葉は、気=人の心に結び付くように思います。
”気持ち”を持って接すれば「楽」や「幸」に結びつく。
「気」という言葉が妙に気になり、自分自身にも、人と人との関わりの中でも、
大事な要素を含む言葉の一部であるように思います。
「気」は「無感覚に共有する意識あるいは感情」であり、日本人のメンタリティーの最大の特徴という。
身近に取り巻くたくさんの「気」。
「気と心」 「気と体」 「気と社会」の三部門に分けられ「気」をキーワードに日本人の心性や対人関係、
身体観、社会的な動向や史実が書かれているというこの本がとても ”気” になり読んでみようと思う。
今日はお昼前からず~っと雪が降り寒すぎる1日でした
連休最終日、昨日はクラブの練習試合を観に行きました。
市街から20分程少し北へ上がっただけのなに・・・
グラウンドは霜で真っ白
お日様待ちの寒いスタートとなりました。
少しだけふっくらとしてきた桜の蕾も氷の結晶をかぶり春待ちです。
次にこのグラウンドに行くのは桜咲いている頃がいいなぁ~
お花見と野球観戦両方楽しめると最高です
昨日は審判講習を兼ねての練習試合で、試合は1試合で終了。
午後からは両チームの選手がピッチャー・キャッチャー・ランナー・守備役に
分かれ審判講習に参加していました。
講習の最後には、ピッチャーのボークに関する注意を教えて戴き、スタンドで観ていた私も
審判さんの説明に耳をダンボに、スタンドのお父さんに説明を受けながら聞きました
そんな事でボークを取られるの?と知らなかったことを勉強できました。
選手のみんなも実践形式の講習に参加できて勉強になったのではないでしょうか
昨日は今年、初めての試合観戦でした。
もっと未来の高校球児とも1ヵ月ぶり。
久しぶりに未来の高校球児の「しまじろう弁当」を作り球場で待っていると・・・
ご機嫌でグラウンドに現れた未来の高校球児は、どこへ行くにもお散歩バギーを絶対話さない4歳ですが
昨日はお散歩バギーの姿がなく、乗ってきたのは私たちの時代で言う「ローラースルーゴーゴー」古っ。
お散歩バギーも持って来ようとしていたのを母からNGされた彼は諦めてゴーゴーを持って参上です
緩やかな坂道をスイスイと滑ってご機嫌最高
昨日はゴーゴーで球場をお散歩してました。
でも・・・この新しいマシーンがまた厄介みたいで、
外から帰るとタイヤの掃除をして家に乗り上げ、
家中どこへ行くのも(もちろんトイレにも)このマシーンで移動。
困惑ぎみの母をよそに、このマシーンがすごく気に入った彼は家で暴走しているようです
4歳にしてバギーが大好きな未来の高校球児ですが、
いつまでバギーに乗るのやら?・・・と若干の心配があったのですが・・・。
4歳の彼は本当にお散歩バギーを卒業できるのでしょうかぁ~。
次回が楽しみです
今日は1ヵ月ぶりにクラブの練習に行きました。
お昼前から雨が降ったり止んだり とても寒い中の練習でした。
久しぶりにみんなと会って練習を見て・・・
泥だらけになって走ってるみんなを見てると、野球ってやっぱりいいなぁ~って思いました。
帰り際、挨拶に来てくれた選手との会話も楽しかったです
ちょっと見ないうちに何だか大きくなった?選手に「背が伸びたん違う?」と聞くと
「10cm伸びましたぁ」って。10cmすごい伸び率。
「このまま一気に行くんじゃない」
しばらく見ないうちに随分髪が伸びた選手に「髪めっちゃ伸びてるやん坊主が似合ってるで~」
「また坊主にしようかなぁ~」
「また明日ね!」
「こないだの練習試合どうやった?」の質問に
「え~と1打席目が〇〇で~、2打席目が〇〇、三打席目は・・・」と教えてくれる2年選手。
「明日は練習の成果を観に行くから~っ!」・・・「二コッ」
・・・と、こんな他愛のない会話ができることが何だか嬉しい私です。
1ヵ月も行かないと選手の中でyamaさんは来~へんの?・・・と
話題にしてくれていたようで嬉しい限りです
今日は受験を終えたshun&タッキーの姿もあり、「テストどうやった?できた?」の質問に「たぶん」と笑顔。
来週嬉しい知らせを聞くのが楽しみです。
明日は練習試合 試合を観るのも久しぶりです。
とても楽しみです
先日までは少し暖かさがありましたが、また寒さ増している連休です
こんな寒い日は家でゆっくりするのが1番
何をしようか・・・
そうそう
先日読んだ「ひゃくはち」
みなさんから映画も良いよ と教えて戴いたので映画 「ひゃくはち」を観ることに。
背番号の重み、甲子園を目指す球児たち。一度しかない青春ですね!
最後の夏の大会、ノブが背番号を手にできるところは、本とはだいぶんストーリーが違いましたが
映画「ひゃくはち」とても良い作品でした。
まだ観ていない球児のみんなにも観てもらいたい作品です。
本ではもっと球児たちの本音?心の中の声が読み取れるので映画とは違う感動がありました。
私は映画を観てから本を読むのがお勧めかなと思いました
映画を観て野球が観たくなりました
今日は久しぶりにがんばる球児たちを観に行こうと思います
昨日は私立高校の受験日でしたね。
クラブの3年生は、落ち着いて受験できたでしょうか。
来月は公立高校の受験ですね。
寒さ続きますが体調に気をつけてがんばって欲しいなぁと思います。
春は目の前 14人全員が志望校に合格しますように
昨年12月、卒団を迎えた3年生14名。
14名それぞれが、仲間にだったり・・・指導者の方々にだったり・・・
応援してくれるご両親にだったり・・・色々な思いでクラブを巣立ちました。
短い時間でしたが、みんなの姿を残す事で私にとっても思い出に残る日々になりました。
もうあれから2カ月近くも過ぎてしまいましたが、ようやくみんなの思い出の日々を形にすることができました。
とても仲の良かった3年生。
今回は『絆』、そして笑顔が似会う彼らだったので『笑顔』をテーマに作ってみました。
春から卒団を迎えた冬までの一年を通して、クラブで過ごした、たくさんの思い出が詰まっています。
明日、みんなに届けに行こうと思います
タジケンファンのみなさんはご存知かも・・・ですが、タジケンさんのメルマガがある事をご存じですか?
タジケンさんのコラムを探していて発見 登録してみました。
早速、タジケンさんのメルマガが届きました
タジケンさんは辛口?時々その内容に批判の声を目にすることもありますが
私は、当たり前の事を言われているだけと感じていて、大のタジケンファンです
タジケンさんのコラムをよく読みますが、そこから勉強になることがいっぱい。
メルマガ発見は楽しみが増えた気分でラッキーでした
今日届いたメルマガも、その通り!と思う内容だったので、紹介してみたいと思います。
みなさん、こんばんは! タジケンです。
今日のテーマは【1対大勢】
このメルマガを通じて、いろいろな方から質問を受けます。質問メールは大歓迎。でも……。
今日は、送られてくるメールから感じていることを書かせていただきます。
質問にはいろいろあります。
具体的なもの、抽象的なもの、長文のもの、たった1行のもの……。
はっきりいって、全部答えているほどヒマではありません。
では、どういう質問なら返信しようと思うのでしょうか。
まずは、他の高校生にも共通する悩みだと思われるもの。
これはメルマガ内で答え、みなさんに共有してもらいます。
次に、個人的な悩み。退部を考えているとか、野球が楽しくないとか、そういうメールも来ます。
これはあまりに重い内容でなければ返事をします。
その次に、実際に会った選手。ちょっと???という質問でも、やっぱり、会ったことのある子なら返すことが多いです。
会ったときの印象がよければ、なおさらですね。
では、逆に返す気にならないのはどういうメールでしょうか?
ナンバーワンは1行(2、3行も同類)メール。
「●●っすか?」とか「●●教えてください」とか。名前もなければ100%シカトします(笑)
自分に置き換えてみてください。
どこのだれかもわからない人からメールが来て、返事なんて出しますか?
女の子のコトバを使っていても、男かもしれないんですよ!笑
ちなみに、一度送っていただいた方でも、毎回名前は書いてください。
メルマガ返信だとアドレスが暗号みたくなっているので、登録できませんので。
あとは、自分で調べればわかることを質問してくる人。
今はネットという素晴らしいものがあるので、グーグルでもヤフーでも使って検索してください。
それから、「いいキャッチャーになるにはどうしたらいいですか?」という類の質問。
そもそも、「いいキャッチャー」って、どんなキャッチャーですか?
古田がいいという人もいれば、城島がいいという人もいる。
細川や鶴岡のように打てなくてもいい捕手と評価する人もいる。
具体的に書いてもらわなければわかりません。
あとは「何をすればいいですか?」という質問。
普段どういうことをしていて、何がうまくいかないとか、そういうことがわからないと答えにくい。
「●●を教えてください」という場合も、ただ教えてくださいと言われても……という感じです。
自分はこう思うけどどうですか、とか、こういう考えでこうしているんですけどどう思いますか、とか自分の考えや行動がないと答えられません。
僕は辞書でも検索サイトでもないので、ただ単に聞かれても答えられません。
とにかく、自分のことしか考えていない人には答えられないということです。
メールを受ける人の立場に立って、書いてくださいということです。
野球部内で指導者に提出する「野球ノート」も同じです。
指導者は、少ないあき時間を使って、ノートを読んでくれるのです。
3、4冊ならいいですよ。でも、実際は30冊も40冊も読まなきゃいけないんです。
汚い字は読む気がなくなります(汚くても丁寧なのは可)。
内容のないものも読む気がしません。
本心のないいい子ちゃんぶってるのも興ざめです。
指導者もそんなにヒマじゃないんです。
いちいちコメントを書くのだって面倒くさいはずです。
書く方は自分1人でいい。
でも、読む方は何十人分もあるのです。
それを考えたら、読む人の気持ちも考えた方がよくありませんか?
きれいな字で、ちゃんとした内容のものを書く。
どうでもいいノートなら、書かない方がいい。指導者の時間を奪うわけですから。
お金より、時間を奪う方が罪かもしれません。
そう思って、ちゃんと書いてください。
メルマガでの質問も、野球ノートも同じ。
読んでもらいたいなら、返事が必要なら、相手の立場を考えて書いてください。
ちゃんと書いてあれば、ちゃんと返事も書かせてもらいますので。
<書く方は1人。読む方は何十人。読む人の立場になって書く>
どうでもいい内容を書いて、読む人の時間泥棒にならないようにしていきましょう!
・・・とこんなメルマガが届きました
メルマガを勝手にmy blogに書いていいのか???ですが・・・
タジケンさんの言われる通り!その通り!って思いました。
そして、これを読んで自分も気を付けようと考えることができました。
相手の気持ちになって・・・。
忘れてはいけない基本です。
本のタイトルの『ひゃくはち』は硬式球の縫い目の数と、人間の煩悩の数。
108個の思いが込められているものだとしたら・・・
108個の願いが込められて縫われたもんだとしたら・・・
ボールの縫い目には108個の苦しみも込められているというわけだ・・・
心友が「この本おもしろいから読んでみたら・・・」と貸してくれた。
フィクションはあまり読まないのですが高校野球、横浜が舞台ということもあって、久しぶりに本を読んでみました。
早見 和真氏の長編小説デビュー作。
『ひゃくはち』は2008年、この本を原作に映画化され、第30回 ヨコハマ映画祭 審査員特別賞を受賞した作品。
甲子園常連の名門校 京浜高校に通う雅人とノブ、仲間との高校最後の夏。
ベンチ入りを目指し奮闘する高校球児たちの心の葛藤は、現実にどの球児たちにもある「気持ち」の部分が垣間見れ、
この春センバツ出場を控えた選手たちの気持ちと重なってしまいました。
登場する京浜高校野球部のこの仲間たちは、タバコは吸う、お酒は飲む、合コンが大好きな球児たち
現実の高校球児に、こんなことがあったら大変な事になっているだろう・・・。
登場する高校球児の行動には驚きですが、これがフィクションだから許されるおもしろさがある本でした。
読み始めて、思っていた高校野球本の内容とは思えない始まりに・・・おもしろい・・・の意味がよく分からなかったのですが、
・・・おもしろい・・・と言うより 『仲間ってやっぱりいいなぁ~羨ましいなぁ~』と思わせてくれるストーリーでした。
何が正しい・・・何が正しくない・・・
何が大切で、何が大切じゃない・・・
目指す物への、それぞれの色々な心の葛藤があった高校野球。
8年後の再会では、あの時どうにもならなかった球児たちの葛藤から引き裂かれた絆を
ノブの子供 好太が繋ぎ直し、仲間の大事さを改めて感じ、読み終えて自然と涙する一冊でした
毎日、加古川周辺で仕事をしている私。
この道は抜け道で、しょっちゅう通るんですよね~
この道にはセンバツ出場が決まった加古川北校があるんです。
実はここに加古川北校がある事に気が付いていなかった私です。
いつもは手前にある氷丘中学のフェンスに掲げてあるボクシングの西岡選手の横断幕を横目に通るのですが
今日は様子が違いました。
選抜・・・の文字に思わず反応して車を停めると、ここは加古川北校じゃありませんか
お昼間なので授業中
野球部員の姿はもちろんありませんでしたが・・・残念
甲子園のある兵庫の球児たちも近いけど、なかなか辿り着けない甲子園です。
加古川北校が決まって本当に良かったなぁ~と思い、記念に写メ撮りました
センバツが終わって加古川北校 優勝おめでとうの横断幕が見たいですね
秋季近畿大会 1回戦 大阪桐蔭戦
6回表の貴重な追加点は「必然」な1点だった・・・
2010年 秋季近畿大会 1回戦
1 2 3 4 5 6 7 8 9
加古川北 0 1 0 0 0 1 0 0 0 2
大阪桐蔭 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
~加古川北 運命の一戦 Ⅲ~
6回表、加古川北は無死三塁の絶好機をつぶしかけていた。
強攻が裏目に出て、内野ゴロで突っ込んだ三塁走者が憤死。
局面は2死一塁となり、長打でもなければ追加点は望めなくなっていた。
だが、相手がすきを見せた。
大阪桐蔭の2番手投手の4球目がワンバウンドし、捕手のミットをかすめて後方へそれた。
「自分は投手だし。相手も油断しているはず」
加古川北の一塁走者、井上真伊人は全速力で二塁をけり、迷わず三塁をねらった。
捕手がバックネット前でボールをつかんだ時、井上は既に三塁ベース手前に達していた。
果敢な走塁が動揺を誘い、続く5球目も暴投。
2点目のホームを踏んだ井上は、沸き上がるベンチに向かって拳を握った。
連続暴投で転がり込んだ2点目。
周囲の多くは幸運と受け止めた。
だが、加古川北にすれば 「必然」 の攻めだった。
近畿大会を直前に控えた10月中旬、福村順一監督は紀三井寺球場を1人で訪れた。
球場の形状やベンチの様子、風向きなどを自らの目や肌で確かめておきたかった。
目についたのはファールゾーンの広さだった。
特に本塁からバックネットまで距離があった。
フェンスの跳ね返りも小さそうだった。
「捕手が後ろにそらせば二つ(先の塁を)狙えるな」
加古川北は普段から走塁にこだわってきた。
「普通にやっていたら私学に勝てない。ただ、走ることは誰にでもできる」と福村監督。
神戸国際大付などの強豪私学がひしめく激戦区。
絶対的な能力の差を機動力で埋めてきた。
毎日の練習は、キャッチボールやランニングではなく、ベースへの滑り込みから始まる。
試合でも、攻撃的なミスなら指揮官は責めない。
秋の公式戦の盗塁数は1試合平均2.92個
左方向への安打で一塁から三塁を陥れる走者も珍しくない。
「足」で拡大する姿勢が。大阪桐蔭を追い込む1点をもぎとった。
神戸新聞スポーツ記事より