「空気」に異議あり!

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マスメディアこそが国民の言論の自由を「委縮」させている

2016-02-23 | マスコミと空気
最近、マスメディアがしきりに、「政府がメディアの報道の自由を委縮させてはならない!」という大キャンペーンを行っています。
どこをどう見ても委縮どころか増長しているようにしか見えませんが、なぜ彼らが「委縮」という用語をしきりに使いたがるかというと、それは彼らメディアこそが、国民の言論の自由を「委縮」させていることの裏返しです。

まずマスメディアやそれに従属する人達は近年、「自分達にとって耳の痛い批判をする人達」を排除することを目的に、「ネトウヨ」「ネット右翼」などという言葉を作って差別・思想弾圧しています。

このような国民への思想弾圧自体、国民の言論の自由の委縮の原因でもありますが、もう1つ、この「ネット」という部分にこそ、メディアが国民を委縮させている根拠の1つがあります。

彼らにとって耳の痛い批判が、実社会に少なく、ネットを中心に増えているから、彼らはネットを目の仇にする。

なぜネットに多いか。発言は実社会で行った方が効果が高いに決まっているのに、なぜネットでしか言えないかと言うと、それは、実社会でメディアの耳の痛い発言をすることが「委縮」させられているからです。

この現象は、フランスなど言論の自由が国民性から確立した文化では起こりにくく、日本でこそ起こり易い現象です。
日本人は、自分個人の意見を主張することを控え、「周りの意見に合わせる」文化があります。だから周りの意見を探るために、なかなか自分の意見を言わない。
そんな中、「周りの意見」が何かを探る一番の手がかりが、マスメディアの報道です。
仮に近くの人の意見と違っていたとしても、「マスメディアの意見」という権威を掲げればバッシングされる危険性はありません(この辺の権威主義も、自分個人の意見に自信を持たない日本人に特に強い傾向です)。

このようにして、巨大なメディア権力を掌握し、実社会で国民に自分達の意見以外を言いにくくさせ、つまり言論の自由を「委縮」させ、仕方なくネットに避難した一般庶民の言論をさらに「ネトウヨ」などとレッテルを貼って差別し、排除しようとする。どこまでも逃さず、徹底的に弾圧する。

メディアやそれに従属している人達のやっていることは、どう考えてもファシズム、ナチズムそのものです。
彼らは被害者を装っていますが、100%加害者側です。
被害者は我々一般庶民です。




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