07年大木・10年ツバメ+2017年大木調査

10年前の大木は420本。12年前の巣は420個。さて今回は?

929番目の大木

2008-08-18 22:53:33 | 余禄
調査し残しを公表するのは悔しいのですが、暗い切断されたニュースを積み重ねるよりはと思い、明るいニュースとして取り上げます。

昔、赤穂浪士47人から外れた人を描いた「48番目の男」という映画がありました。
吹田の大木は928本で締め切りましたが、今回「929本目の大木」が見つかりましたので報告します。

月日 08年7月16日
場所 吹田市出口町民家
樹種 クスノキ
幹周り 1本立ち250cm

現在、冊子に大木散策用マップを入れるため、現地を歩いて大木位置を確認中ですがすが、その途中に見つかったものです。
7月のニュースですが、8月18日付けで公表します。

尚、調査日(07年3月14日)には、この家の裏山で大木に届かなかったクスノキを計測していますが、玉林寺への近道である一筋西側の道を降りたため、この木に気づかなかったものです。
今回も一筋西側の道を降りたのですが、途中でお会いしたご夫婦が、家に大木があると教えてくださり、家の庭に入れていただきました。
吹田市から、大木があれば言ってほしいといわれたが、報告しなかったとのことです。
また、このクスノキの横に枯れたツバキの大木(測定せず、幹周り1mほど?)がありましたが、ご主人はツバキを大事にしていたのに枯れてしまって残念だと、何回も口にしておられました。

この木はアサヒビール前の道路から遠望できる木であるとわかり、こんな身近で見残しのあることを残念に思っています。



尚、これ以外にも大木合格間違いなしで調査洩れのコナラが、尺谷にあります。
しかし、高い柵があるため、計測していません。

切られた木の記録(青山台小学校・大阪大学)

2008-08-18 21:38:10 | 余禄
今日は、2ヶ所で切断された大木を確認しました。
2ヶ所とも、調査時に切られても仕方がないと思っていた木ですので、止むを得ません。

1.青山台小学校のポプラ
青山台小学校の3本の大木(すべてポプラ)がありました。そのうち1本(幹周り218cm)は、幹に朽ちた部分(深さ・幅5~10cmX高さ5mほど)のある木でした。
今日、冊子用散策マップの下見で大木の有無を外から見たが、大木が無くなっていたので、当直の先生に案内してもらい、根元から切断されていることを確認した。



尚、切られたのは昨年、調査後すぐと思われ、切断後の切り株から彦ばえ(新芽)が出ており、3m近くに伸び、外から切り株が見えなくなっていた。
(案内していただいた先生は大木マップは見たことがあるとのことであったが、青小へは今年来たばかりで、切られたことは知らないとのことでした。)

※「彦ばえ」の説明
ひこは、子の子、孫をさす言葉で、「孫生」とも書きます。孫生は、別名またばえとも言い、切った草木の株元から生える木となっています。


2.青山台小学校ポプラ(その2)
青小にある残り2本も幹の途中、4~5m高で切断されていました。
新芽が数m伸びているので、1.のポプラと同時期に切られたと思われます。
幹周り226cmのポプラの写真を調査日と並べてみます。



3.大阪大学千里門ゲート近くのイチョウ
調査日にほとんど葉が出ておらず、遠からず枯れると予想していたイチョウ(幹周り230cm)が見当たらなかった。
たまたまGPSを持参していたので、切り株を確認できた。
駐車場・駐輪場を作って根を傷めたことで枯れ、調査日に葉が無かったと推定される。切った時期についてゲートのガードマンに確認したところ、枯れた枝がぱらぱら落ち始めたので、事故のないうちにと、今年4月頃切断したとのことであった。