走ることについて語るとき僕の語ること
村上春樹
文藝春秋
2015年(電子書籍) ※単行本は2007年
急きょ、村上春樹を読んだのはノルウェーの先生に"ut på tur, aldri sur"ということわざについて質問したら、「日本の作家で近いことを書いている人がいる(と友達が言っていた)」というような話になり、それが村上春樹のこの本でした。ノルウェー語では"Hva jeg snakker om når jeg snakker om løping"となります。それでノルウェーの森を読んで以来、2冊目の村上春樹を呼んだというわけです。電子書籍を読むのもほぼ初めてですが、すぐに手に入って助かります。
実際読んでみると村上さんが走ることの意味が書かれていて"ut på tur, aldri sur"ということについて直接語っているところはありませんでしたが、考え方みたいなことを示してくれたのかなと勝手に理解しました。
"ut på tur, aldri sur"というこのことわざは、以前から知っていました。(アルタ博物館でも展示にありました)本当によく使われるようで、検索するとたくさん出てきます。しかしどんな由来があるのか、どんなイメージで使われるのか、もう少し追ってみたいと思います。