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「小太郎ハウス」野外な日々

野外活動、野外教育、環境教育、ノルウェー、Friluftsliv、柴犬について色々と書き込んでみています

走ることについて語るときに僕の語ること

2017-04-22 | 

走ることについて語るとき僕の語ること
村上春樹
文藝春秋 
2015年(電子書籍) ※単行本は2007年

急きょ、村上春樹を読んだのはノルウェーの先生に"ut på tur, aldri sur"ということわざについて質問したら、「日本の作家で近いことを書いている人がいる(と友達が言っていた)」というような話になり、それが村上春樹のこの本でした。ノルウェー語では"Hva jeg snakker om når jeg snakker om løping"となります。それでノルウェーの森を読んで以来、2冊目の村上春樹を呼んだというわけです。電子書籍を読むのもほぼ初めてですが、すぐに手に入って助かります。

実際読んでみると村上さんが走ることの意味が書かれていて"ut på tur, aldri sur"ということについて直接語っているところはありませんでしたが、考え方みたいなことを示してくれたのかなと勝手に理解しました。

"ut på tur, aldri sur"というこのことわざは、以前から知っていました。(アルタ博物館でも展示にありました)本当によく使われるようで、検索するとたくさん出てきます。しかしどんな由来があるのか、どんなイメージで使われるのか、もう少し追ってみたいと思います。

 

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こんな大学教授はいりません

2013-01-31 | 
こんな大学教授はいりません「淘汰の時代に求められる人材」
鷲田小彌太
言視舎
2012年
1470円

古本屋で購入。
前半、興味深く読んだが、
いろんなところで発表した原稿の寄せ集めのためか、
繰り返しの内容が多くて、途中で飛ばし読みになった。
大学教員の望ましい仕事の割合は以下のようだという。
研究6,教育4,行政1,地域活動1
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野宿入門

2013-01-09 | 
野宿入門-ちょっと自由になる生き方-
かとうちあき
草思社
2010年
1000円

久しぶりに外で寝たくなりました。
実は秋からずっと寝袋で寝ています。
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キャラ化 する/される 子どもたち

2011-03-22 | 
キャラ化 する/される 子どもたち
排除型社会における新たな人間像
土井隆義
岩波書店(岩波ブックレット)

人は変わっていくということの実感が必要である。
野外教育に通ずる。
ブックレットは軽くて持ち歩きやすいし、
細切れの時間の中でも読みやすくていい。

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いのちを産む

2009-07-14 | 
大野明子さんの「いのちを産む」を読んでいる。
お産の自然さについて、現場での写真とともに書かれている。
現在ではお産が医療に取り込まれつつあるが、本来、お産は生活であり、
文化であり、自然な命のはぐくみであるという。

理念や哲学を説いているのではなく、現場からの発信であることが、
リアルさを感じさせ、共感できる。
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青空文庫

2007-01-27 | 
 著作権の消滅した作品をインターネットで配信している。寺田寅彦「日本人の自然観」というエッセイを探していたら、この青空文庫がヒットした。情報の収集が楽になったものだ。
 ところでこの寺田のエッセイも興味深い。昭和10年の作とあるが、現在の日本の状況と比較してみると、根強く残っている部分もあれば、消滅してしまっているのではないかと思う部分もある。いずれにしても、地域に固有の自然観というものが薄まっていることは確かだろう。
青空文庫 http://www.aozora.gr.jp/index.html
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プログラム駆動症候群

2006-10-05 | 
今日読んだ本から
プログラム駆動症候群-心をもてない若者たち/三森創/新曜社/1680
 今、巷に起こっている青少年の問題。これまでは心の異変として扱ってきたが、実はすでに心が無くなっている。という説を展開。こうした問題は心から行動しているのではなく、一定のプログラムを消化しているだけなんだという。
 心を癒す、心を入れ替える、あるいは心の成長というようなことを考えていたが、そもそもそれがないとしたら、どう対処すべきなのだろうか。

 心のない人は、ある種のプログラムをこなし、なんとか時間をつぶして日々生きているだけだという。そういう人はとにかく何かプログラムが実行されていないと落ち着かないらしい。野外教育も単なるプログラムのサービスに終わっていないだろうか。

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