極夜での体験するために12月はアルタにとどまった。実に暗い。日が昇らなくても薄明るくはなる。最も暗いときでも数時間は薄明るくなった。ただし、天気が悪いときは本当に一日中くらいこともある。太陽が見られないと言うこと自体が影響しているようにも思える。朝が来ないので時間感覚がおかしくなって起きられなくなったり、その影響で眠れなくなったり、精神的にも具合が悪くなる。二日に一度、眠れるような感じになってしまった。ビタミンDのサプリメントも試してみたが効果があるのかないのかよく分からない。それと大学の授業が終わって人に会わなくなってしまったことも精神衛生上よくない。何だか何日も誰とも話さない日があったように思う。ネットでチャットしたり、ラジオを聞いたりしていたからなんとなく人とつながっているような気にはなれたが、気がつくとそれだけで実際に人と話していない日が続いたこともあった。
そして、1月20日頃に極夜は終わる。イギリス行きを先に決めていたのでアルタで初日の出を見られなくて残念。帰ってきてだんだんと明るくなっていく時は気持ちも晴れ晴れとしてくる感じになる。この季節の変化を分かっていれば待つこともできるのだろうと思った。
イギリス行きの飛行機内で太陽が少し見えた。しかし、イギリスに着くと雨ばかりでなかなか太陽が確認できなかったのも良い体験だったかもしれない。。