歴史好き・キゴウ君のひとりごと

主に日々の暮らしで感じたことなどを歴史的なことを交えてひとりごとりたいと思います。

アン・ドゥ・トロア! Part2

2007-10-01 23:52:20 | Weblog
お話の続きですが、17世紀になりましてバレエが出会った世界史的に有名な方とはフランス・ブルボン王朝のルイ14世です。

フランスはこのルイ14世の時代に絶対王政が最高潮に達し、ルイ14世は大きな権力を振るいました。

ルイ14世はパリ郊外のヴェルサイユに豪華絢爛たる宮殿を造営してヨーロッパにその権勢を見せ付けたものでした。

そのルイ14世が熱中したものの一つがバレエでした。

ルイ14世はバレエを観劇するだけではなくて出演して踊ることも大好きでした。
当時のバレエは古代ギリシャ・ローマの神話から題材をとったものばかりでした。
ルイ14世は、バレエの中で古代ギリシャ・ローマの神で太陽の化身であるアポロを演じることが大好きでした。

だからルイ14世は『太陽王』とあだ名されたのでした

バレエにおいてルイ14世の功績として五つの基本ポジションを舞踊教師であったピエール・ボーシャンに決めさせたことがあります。

この基本ポジションはどれも体の正面に対して足先が左右に180度外側に向いていることです。

これはバレエ・ダンサーが観客の方を向いたまま、左右に跳躍できるために考案されたものです。

クラシック・バレエが他の舞踊と大きく違うところですね

その後もバレエはさまざまな才能を持つ人達と共に発展して行き現在に至っています。
クラシック・バレエを特徴付けるかわいらしい妖精のような白い衣装やポワントと呼ばれるつま先で立ち上がる踊り方などです。

19世紀の一時期にはバレエは西ヨーロッパでは衰退した時期もありましたが、ロシアで大いに発展してまた西ヨーロッパに伝わって復活したりしています。

あれこれ述べましたが秋になって季節もよくなってきましたので、秋の夜長にバレエ鑑賞でもしまして楽しみたいと思います





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