歴史好き・キゴウ君のひとりごと

主に日々の暮らしで感じたことなどを歴史的なことを交えてひとりごとりたいと思います。

スイス傭兵部隊

2006-11-30 20:14:19 | Weblog
スイス人傭兵・・・。スイスと聞いて思い浮かべる方も多くいらしゃると思います。
亡くなったK-1ファイター、スイス出身のアンディー・フグのお父さんも傭兵でした。

スイスの歴史、いや ヨーロッパの歴史を語る際に、スイス傭兵部隊を抜きにしては語れません。
わたくしにとって、スイスが生んだ最大のモノは、高級腕時計でもなく、直接民主制でもなく、『スイス傭兵部隊』です。

では、その「『スイス傭兵部隊』についてひとりごとります。

スイス傭兵の歴史は古く、そして長く続きました。
でも、なぜ わざわざスイス人は傭兵に成らなければならなかったのか?
それはですね~、スイスって山ばっかりで畑仕事が出来ないのですね。

しょーがないから、何とか生えてる雑草をウシやヤギに食べさせて、肉や牛乳にしてたのです。
でもこれって、ハイジやペーターでも出来るのですから、大の男がやってられません。

スイスの山野を駆け回ってた男の子も青年に成長すると、仕事について自立をせねばなりません。
しかし、スイスには耕す畑もあまりないし、昔ですから工場もありません。

・・・ちょっと悲しいけど、これだけは今も昔も変わりませんね・・・。
貧乏な地域の人はよそに働きに出なければならないのです。

「じゃ~、どこで何したら儲かるのかなぁ?」スイスの青年は考えました。
すると・・・、「兵隊さん、いらしゃ~いこれはずみます」のポスターが。

「これだ」ですよ。

スイスの傭兵の輸出が盛んになった15世紀後半頃はヨーロッパは各地で勢力争いの戦争があって、
特にお隣のフランスの王様は中央集権化の為の戦いに、兵隊が必要でした。

ですから先ほどのポスターですよ。
フランスはスイスの傭兵産業の最大のお得意さんでした。
フランスもスイス傭兵部隊には大変に助けられて、300年で約50万人のスイス人兵士が命を落としたと言われています。

その恩返しでしょうか、フランス陸軍で最も歴史の古い『ピカルディー連隊』の連隊旗は、スイス傭兵に敬意を表して、
白地に真紅の十字、現在のスイス国旗と真逆なのです。

とりあえず、一服・・・
(参考文献 講談社現代新書 菊池良生 著 「傭兵の二千年史」)。











スイスと言えば・・・

2006-11-29 23:53:19 | Weblog
前回、「スイス銀行」についてひとりがたりましたが、みなさんは「スイス」と聞くと、何を思い浮かべますか?

あの険しくそして雄大な「アルプス大山脈」ですか?
それとも、平和で安全な「永世中立国」ですか?

色々あると思いますが、僕はやはり「アルプスの少女 ハイジ」ですね!!
ハイジ、かわいいですね~(ムツゴロウこと畑 正憲さん口調)。
ペーターやクララと言った仲間達とスクスクと逞しく育っていく姿。
そして、ハイジをあたたかく見守り、共に暮すやさしいおじいさん。
心温まりますね~。

ところが「アルプスの少女 ハイジ」についてとんでもない事実を知ってしまったのです。
きっかけは、あの人気番組「トリビアの泉」です。
番組で紹介されたトリビアに「アルプスの少女 ハイジのおじいさんは、
実は傭兵であった」です!!

ちょっと、ちょっとちょっと、傭兵って、あのやさしいハイジのおじいさんが!!
もう少し詳しく話しますと、スイスの児童文学作家 ヨハンナ・シュビリが書いた「ハイジ」の原作によると、
ハイジのおじいさんは若い頃に村で大事件(殺人だったかな~)を起こしてしまい、
村に居られなくなって、イタリアに傭兵として逃亡していたらしいのです。

あのやさしいハイジのおじいさんが傭兵だったのですよ。
なにか傭兵って怖いイメージがありませんか?
荒くれの乱暴者、金の亡者で略奪なんて朝飯前みたいな。

前振りが長くなりましたが、次回は「スイス傭兵」についてひとりがたります。







ゴルゴ13と言えば・・・

2006-11-27 21:27:25 | Weblog
みなさんも良くご存知、あの長寿劇画「ゴルゴ13」。
その中で主人公「ゴルゴ13」こと、謎の東洋人・デューク東郷が「成功報酬は私のスイス銀行の口座に・・・」と言う、名ゼリフがありますが・・・。

実はスイス銀行なんてものは無いのです。
スイス銀行とは、【スイス連邦銀行業および貯蓄銀行法(いわゆるスイス銀行法)】に基いていて、スイスに在る銀行のことを大きな意味で言うのです。
そしてその多くはプライベート・バンクと呼ばれる、ちょっと日本には無い、特別な銀行なのです。

プライベート・バンクは主に欧米のお金持ちが利用する、個人資産を専門に管理・運用する金融機関なのです。
スイス以外にも、ルクセンブルグ、そして、アイルランド、ケイマン諸島、香港といった利子課税のない、もしくは利子課税を軽減している国に存在します。

スイス銀行と言うと犯罪者でも利用できるなど、なにかダーティーなイメージがありますが、それだけ個人の秘密を硬く守ると言う信用の証でもあります。

スイス銀行に口座を持つことは簡単ではありません。お客様である顧客もとても信用を問われます。
預金の管理・運用のコストのこともあって、最低でも一千万円以上からではないと話しにならないでしょう。
ですから、欧米ではスイス銀行に口座を持つことが、とてつもないステータスなんですよ~!!

ですからね、僕も早くスイス銀行に口座をつくるようになりたいな~と、日々がんばってます!
そしてですね・・・、どこかの高級なバーででも彼女を連れてってですね、「あ~あまり現金がないな~、とりあえすカードでおねがい。あ~またスイス銀行からお金をおろさなあかんなぁ~。」などと、さりげな~く、言うのが夢なんです!!
でも・・・なんかデッカイようで小さい夢かなぁ~(ただのえ~カッコしーや!!)

はじめまして 歴史好きのキゴウ君です

2006-11-25 23:10:35 | Weblog
はじめまして  そして、一部の関係者の方 いつもお世話になってます
とりあえず・・・、いろいろひとりごとりますので、成長をあたたかく見守りください

内容はタイトルにあるとおり、歴史にまつわることが多いとおもいます。
歴史と言うとなんかカタイ イメージを感じやすいと思いますので、カワイイ感じでキュートに、ひとりごちたいです

今、友人のsynさんに触発されて、「スイス」について調べてます。
つぎは、「スイス」について、ひとりがたりたいです。

これから、皆様、よろしくおねがいいたします