2007/07/06-18:40 新憲法案を全会一致で承認=首相へのチェック機能強化-タイ憲法起草議会
【バンコク6日】タイの憲法起草議会は6日、昨年9月のクーデターで停止された憲法に代わる新憲法の最終草案を全会一致で承認した。
権力の抑制と均衡システムを改善し、首相に対するチェック機能を強化したのが特徴。暫定政府は8月19日に新憲法案の是非を問う国民投票を実施する。(写真は南部ヤラー県の治安部隊)
新憲法案は、旧憲法(1997年施行)に規定がなかった首相の任期を「連続2期8年まで」に限定したほか、首相の不信任決議案の提出条件は「下院議員の5分の2」から「5分の1」に緩和した。また首相の民間企業の多数所有を禁止し、とくにメディア企業をその対象に挙げている。
さらに、資産調査の対象に、旧憲法の「首相と閣僚」だけでなく、その配偶者と子供も加えた。
議会に関しては下院の定数がやや減り、上院は選挙と任命制の折衷案で、定数の約半数を特別委員会(判事、民間団体などで構成)による任命制とした。
クーデターでタクシン前首相を追放した軍部は有権者に対し、新憲法案を承認するよう強く求めているが、新憲法案を拒否する運動も活発化しており、国民投票の結果が新たな混乱を誘発する恐れもある。 〔AFP=時事〕
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ほ~ タイで新憲法の草案ができましたか・・・。
しかし タイは不思議な国ですね~。
結構ばたばたしてるようで、着実に国家が発展してるところもあるし・・・。
建国以来、一度も外国の植民地になったことがないしたたかな国です。
前回のクーデターのときに軍隊の若い兵士に市民が花をあげてたのが印象的でした。
お国柄といえばそれまでですがまことに興味深い国です。