これがサブプライムローンの実態
貧乏な人への間違ったお金の貸し方
2007年3月26日 月曜日 FINANCIAL TIMES
マーケット グローバル 米国 住宅 サブプライムローン
「金持ちはますます金持ちになり、貧乏人はますます貧乏になる」。この古い諺の正しさを確かめたければ、米国の住宅市場を見てみることだ。ウォール街の気前の良いボーナスのおかげで、ニューヨークの裕福層向けアパートや住宅の価格は依然高騰を続けている。一方、黒人やラテン系米国人の多くが住む貧しい都市部では、悲惨なことが起きている。
先頃、世界の株式市場が揺らいだ。サブプライム住宅ローン(信用力の低い人を対象とした高金利型の住宅ローン)市場の崩壊が米国を景気後退に引きずり込み、世界経済の成長を鈍らせるという懸念が広がったためだ。ニューセンチュリー・ファイナンシャルをはじめとするサブプライム住宅ローン企業は苦境に陥っている。金利が上昇する一方で持ち家の価値が下落する中、借り手の多くがデフォルト(債務不履行)したからだ。
「自分も不動産を持てば儲けることができる」
ごく最近まで私はサブプライム住宅ローンについて聞いたことがなかった。そこで多少の時間を割いて、それがどんなものなのか調べてみた。以下が私の聞いた話である。
結婚していて子供が2人おり、低賃金の仕事、例えば学校の用務員の仕事をしている男性を想像してもらいたい。2004年の話である。アパート住まいの彼は、米国の住宅ブームのさなか、不動産価格と賃貸料が急上昇するのを指をくわえて見ていた。そして彼は生まれて初めて、自分も不動産を所有することで儲けることができるはずだと思い立つ。
が、彼は自分の取引先銀行には赴かない。以前、支払いが滞ったことがあり、恥をかかされるのが嫌だったのだ。代わりに、友人の1人がローンを紹介してもらった住宅ローンブローカーの事務所に足を踏み入れる。そして、給料は高給とは言えないし貯蓄額もゼロに等しいが、家を買いたいと申し出る。「問題はありませんよ」とブローカー。「どうぞおかけ下さい」。
「最初にお金を用意する必要はありません 悪くないでしょ」
「あなたの信用履歴は良くないし、収入も高くありませんが、我々の方でそういった点にはすべて対処できます。まず決めなければならないことは、どんな種類の住宅ローンがご希望かということです。昔はみんな30年固定金利ローンを選んでいましたけど、ひょっとするとあなたの場合、最初は低額の支払いで始まるローンがお気に召すかもしれません。家具を買う必要もありますし、ペンキも塗らないといけないでしょう。低額で始まるローンなら、2~3年ほどは多少の余裕ができますよ」。
「収入の件に関しては、ご心配には及びません。わざわざ書類を用意しないでも、ただ、収入があると私どもにおっしゃって頂くだけで結構です。多少の手数料はかかりますが、それも全部ローンに組み込みますので、最初にお金を用意する必要はありません。月々の返済額はこちらのようになります。いかがでしょう、悪くないでしょう? こちらにサインだけで結構です。こちらにも。おっと、こちらにも。銀行の方はお任せ下さい」。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
なんか私思うのですが、今回のサブプライムローンの焦げ付きに問題、ちょっと日本の年金騒ぎとにてませんか?
このサブプライムローンにしても、日本の年金にしても、構造の実態は以前からかなりあやういということを、少々の専門家でしたらうすうす気付いていたのでは?
現在、連日の株安で大騒ぎしていますが、実際はどうなんでしょう?
無理があった制度が崩壊して、正常化に進んでいるだけと私は思うのですが。
うがって考えると、この日本での株安もアメリカの投資家にしてみれば想定内でぼちぼち日本の株が外国資本に買い叩かれるのではないのでしょうか?
考えすぎでしょうか・・・?
貧乏な人への間違ったお金の貸し方
2007年3月26日 月曜日 FINANCIAL TIMES
マーケット グローバル 米国 住宅 サブプライムローン
「金持ちはますます金持ちになり、貧乏人はますます貧乏になる」。この古い諺の正しさを確かめたければ、米国の住宅市場を見てみることだ。ウォール街の気前の良いボーナスのおかげで、ニューヨークの裕福層向けアパートや住宅の価格は依然高騰を続けている。一方、黒人やラテン系米国人の多くが住む貧しい都市部では、悲惨なことが起きている。
先頃、世界の株式市場が揺らいだ。サブプライム住宅ローン(信用力の低い人を対象とした高金利型の住宅ローン)市場の崩壊が米国を景気後退に引きずり込み、世界経済の成長を鈍らせるという懸念が広がったためだ。ニューセンチュリー・ファイナンシャルをはじめとするサブプライム住宅ローン企業は苦境に陥っている。金利が上昇する一方で持ち家の価値が下落する中、借り手の多くがデフォルト(債務不履行)したからだ。
「自分も不動産を持てば儲けることができる」
ごく最近まで私はサブプライム住宅ローンについて聞いたことがなかった。そこで多少の時間を割いて、それがどんなものなのか調べてみた。以下が私の聞いた話である。
結婚していて子供が2人おり、低賃金の仕事、例えば学校の用務員の仕事をしている男性を想像してもらいたい。2004年の話である。アパート住まいの彼は、米国の住宅ブームのさなか、不動産価格と賃貸料が急上昇するのを指をくわえて見ていた。そして彼は生まれて初めて、自分も不動産を所有することで儲けることができるはずだと思い立つ。
が、彼は自分の取引先銀行には赴かない。以前、支払いが滞ったことがあり、恥をかかされるのが嫌だったのだ。代わりに、友人の1人がローンを紹介してもらった住宅ローンブローカーの事務所に足を踏み入れる。そして、給料は高給とは言えないし貯蓄額もゼロに等しいが、家を買いたいと申し出る。「問題はありませんよ」とブローカー。「どうぞおかけ下さい」。
「最初にお金を用意する必要はありません 悪くないでしょ」
「あなたの信用履歴は良くないし、収入も高くありませんが、我々の方でそういった点にはすべて対処できます。まず決めなければならないことは、どんな種類の住宅ローンがご希望かということです。昔はみんな30年固定金利ローンを選んでいましたけど、ひょっとするとあなたの場合、最初は低額の支払いで始まるローンがお気に召すかもしれません。家具を買う必要もありますし、ペンキも塗らないといけないでしょう。低額で始まるローンなら、2~3年ほどは多少の余裕ができますよ」。
「収入の件に関しては、ご心配には及びません。わざわざ書類を用意しないでも、ただ、収入があると私どもにおっしゃって頂くだけで結構です。多少の手数料はかかりますが、それも全部ローンに組み込みますので、最初にお金を用意する必要はありません。月々の返済額はこちらのようになります。いかがでしょう、悪くないでしょう? こちらにサインだけで結構です。こちらにも。おっと、こちらにも。銀行の方はお任せ下さい」。
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なんか私思うのですが、今回のサブプライムローンの焦げ付きに問題、ちょっと日本の年金騒ぎとにてませんか?
このサブプライムローンにしても、日本の年金にしても、構造の実態は以前からかなりあやういということを、少々の専門家でしたらうすうす気付いていたのでは?
現在、連日の株安で大騒ぎしていますが、実際はどうなんでしょう?
無理があった制度が崩壊して、正常化に進んでいるだけと私は思うのですが。
うがって考えると、この日本での株安もアメリカの投資家にしてみれば想定内でぼちぼち日本の株が外国資本に買い叩かれるのではないのでしょうか?
考えすぎでしょうか・・・?
そう考えるとバーゲンセールなのですが、帰るかといったらなかなか買えません。 なぜなら、ひょっとして価値評価が変わるかもしれないという不安があるからです。
まあ、売ってるのは外資で買ってる人がいないというのが現状でしょう。 買う人がいればこんなに下がらないって。 需給関係の勉強しろよ。
日本株の評価がこのまま低く評価付けされる可能性があるのですか~?
日本企業大丈夫か~。
ちょっと株と経済の勉強をします・・・。
金が金を呼ぶからだなんて答えないこと。それでは馬鹿丸出し。
金持ちはお金を大事にする習慣のある人。
貧乏人は金を大事にできない人。
成金が一時的に金儲けしても、金を大事に扱えないから、いつの間にやら貧乏人に逆戻り。
だから金持ちが益々金持ちになるのは当たり前。
貧乏人が益々貧乏になるのも当たり前。
それが普通の世の中。
取り立てて騒ぐほどのことではない。
その反対が起こったら不思議だと騒ぎなさい。
しかし、誰がサブプライムローンで貸してるのだろう?