馬鹿バスケ

Brooklyn Comets(ABA)でのアシスタントコーチを終えて、今はNYでスタッツいじり。

Bobcats VS Nets

2009年12月06日 | NBA等観戦記(New York)
ネッツがNBA歴代最高連敗記録を止めた歴史的瞬間。

Coach Dこと吉本泰輔氏がネッツの試合の招待してくださったので、先週金曜日にBobcats VS Netsを見てきた(コーチD、ありがとうございました!!!)。Coach Dを知らない方のためにここでご紹介しておくと、米国のNew Hampshire Techinical Institute、Johnson and Wales Universityでバスケをプレイして、その後Fordham Universityで大学院生をしながらチーム(Atlantic10カンファレンス所属)のアシスタントとして勉強。今は、NBAやカレッジにスカウティング用の映像を提供する会社で働きつつ、ネッツのスタッフに混じって練習にも顔を出している。先日、YES Network(NYヤンキースとNJネッツの放映権を持つケーブルチャネル)で"Nets Magazine"を見ていたら、ネッツの練習風景にCoach Dが写っていてビックリ。先般はHoop Yearbook 2009-2010等にも、実際にNBAで使われているプレイを紹介する記事を寄稿していた。



試合の内容はさておき、今回はCoach Dの話を聞きながら試合を見られて非常に楽しかった。例えば、試合中にBobcatsがNetsのPGハリスに対するディフェンスの仕方を微妙に変えてきたり(Larry Brown HCは相手PGにはプレッシャーを掛けるのが好きらしい)、Netsがコーチが変わって微妙にアーリーオフェンスというか速攻崩れの攻め方を変えてきていたりとか、なかなかTVを眺めるだけではわかりにくい(もっと詳しく見ていればわかるのかもしれないけれど)そういった「ニュアンス」を、ゲームを見ながら教えてくれたのでかなり勉強になった。彼の経験と知識量は豊富で、そんな人を隣にしながらNBAを観戦するなんて、本当に贅沢なこと。



最終クオーターの笛は相当ネッツ寄りではあった。それでも、ネッツは怪我で出遅れた選手の調子が戻ってくれば、今回のような連敗に陥ることはもうないかな、という気がした。怪我で出遅れた選手の1人、Devin Harrisは12月5日現在のFG%が33.6%(シーズン合計出場時間500分以上のペースにある選手312人中、304位)と低迷しているが、最終クオーターのプレイはHarrisのハイピックアンドロールを中心に組み立てられていた。

またこちらもしばらく欠場していたCourtney Leeは、この日のハイライトとなるスティールからのダンクを4Q終盤に決めていたが、40分当たり当たりのスティール数(ペース調整後)はここまで3.1本(同リーグ3位)。またLeeはこの日3ポイントシュートが4分の3と好調。3ポイントがフィールドゴール試投数に占める割合(16.0%)がリーグで4番目に低いネッツにとって、Leeの外角シュートは今後のオフェンス力向上のカギになるだろう。

Recap
Box Score


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