馬鹿バスケ

Brooklyn Comets(ABA)でのアシスタントコーチを終えて、今はNYでスタッツいじり。

Barcelona

2009年12月26日 | バスケ以外
(今回最も圧倒された景色の一つ、カサ・ミラの屋上。一瞬どこか違う星にでも降り立ったのかと錯覚。)

バルセロナに行ってきた。1月から少し忙しくなってしばらく休めそうもないので。スペイン自体は前回2008年夏に訪れて以来2度目。

前回ほぼ主要な観光地は見ておいたので、今回は郊外の街に赴いたり、バルセロナ市内にあるMBAで勉強中のかつての同僚と再会を果たしたり、FCバルセロナのバスケの試合を観にいったり。あとはひたすらスペイン料理を食いまくり。



到着した日に、サッカーのクラブ選手権決勝があり、見事地元のFCバルセロナが優勝。食事を終えて、市内中心部のカタルーニャ広場を夜通りがかると、ファンが優勝を祝って大騒ぎしていた。FCバルセロナのチームソングを歌ったり、時には花火を使ったり。広場の近くを通り過ぎる車も、クラクションをならして騒いでいた。なんでも前回ヨーロッパ大会で優勝した際は、200人程度逮捕者がでたそうだ。僕らがしばらく見ている間にも少しずつ人が増えてきたので、騒ぎが大きくならない間に僕らは失礼した。

圧倒的なサッカー人気。FCバルセロナ人気と言ったほうがよいのかもしれないが、カタルーニャの地方都市に行っても、街のお土産屋には必ずFCバルセロナのグッズが並んでいた。翻ってバスケはどうなのだろう?スペインバスケは間違いなく世界トップレベルにあり、それなりにスペイン国民から注目されているのではと思ったのだが、見つけたバスケグッズといったら、デパートのNBAコーナーに他にユニフォームに混じってガソルやカルデロンのがあったくらい。スペインリーグのチームのバスパンを探したのだけれどなかなか売っていなかった。

カテドラル近くの広場にクリスマスの飾りを売る屋台が並んでいて、よく見ると売られている人形の中に、面白い形をしているものが。。。


(小さくて見え辛いが、中央列に尻を出してしゃがんだ人形がある)

なんでもこれは「カガネル(Caganer、「排便」の意味)」と呼ばれ、カタルーニャ地方の名物らしい。クリスマスになるとこれを自宅内に隠し、招待客に探させるのが恒例行事で、翌年の豊穣(ほうじょう)、希望、繁栄の象徴、だそうだ。正確な起源は不明ながら、17世紀から続く伝統らしい。(こちらこちら



中には有名人を模ったカガネルだけを取り扱う屋台あり。オバマ大統領、エリザベス女王、ラファエル・ナダル、メッシ、中村俊輔選手(この時ようやく中村選手がバルセロナにいると知った。。。)、などなど。そしていました、スペインバスケ界の至宝、Pau Gasol。


(正面図。黄色いユニフォームと髭を取ったらガソルを想像しにくい。隣は比較の為に、かみさんが買ったエリザベス女王。バスケット選手ということで、一応大きく作ってあるのだろうか。一つ15ユーロ。)


(横からの図。女王もスペインバスケット界の至宝もお構いなし。生尻出して、下にはトグロを巻いたう○こが。ガソルも自分の姿を模った排便人形がカタルーニャ中の家庭に飾られていると知れば、胸が熱くならずにいられないだろう。レイカーズ2連覇目指して頑張って欲しい。)

で、こんな話をした後になんだけど、備忘録としてうまかったレストランをメモっておきたい。



La Flauta: 今回どうしても食いたかったのがカルソッツ。葱を黒くなるまで焼いて、こげた部分を剥いて、中身をロメスコソースといわれるトマトとアーモンドを混ぜたソースにつけて食うだけの、実にシンプルな料理。これが食いたいだけでスペインに冬に「帰省」する元駐在員も多いらしい。うまかった。



Tapas24: ここでうまかったのが、フライドポテトとフォアグラに半熟卵をかけて、かき混ぜたもの。これぞ究極のジャンクフード。痛風にはよくないんだけど。



Quimet & Quimet: スタンディングの小さいタパスバー。客は昼からワイン片手に惣菜をつまんでいた。牛肉の燻製と酢漬けのたまねぎをのっけただけのピンチョスなのに、これが絶妙の組み合わせ。


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