兵庫県宝塚市:花粉症・アトピー性皮膚炎・アレルギー過敏症などの専門院 たからづか自然療法院の院長のblog

オステオパシー、カイロプラクティックといった手技療法、アレルギー除去療法、発達障害児への改善療法など

17年

2012年01月17日 | Weblog
あの時、まだ私は社会福祉施設の職員をしていました。


5時46分、寝床に居た私は強い突き上げで目が覚め、そこから始まる次第に加速していく、まるでターボが掛かったかのような揺れにベッドにしがみ付き身動きさえ取ることが出来なかった。

その間家具が片っ端から倒れ、家の軋む音が聞こえ、窓の外では火花が飛び散っている様が見えた。

揺れが収まった後に両親の安否を確認しようとベッドから降りたが、倒れた家具や家財で家中足の踏み場も無いほどだった。

TVや重なり合って倒れている箪笥の下敷きになって身動きがとれずに怯える母を助け出そうとしても自分一人では何とも出来ず、脱出して来た父と協力して母を助け出した。

火の元を確認して一息つくと外は薄っすらと明るくなっていた。

倒壊の危険があるかもと家の外に出てみると、どことも無くガスの臭いが立ち込め火災が起こるんではないかと恐怖しました。

ニュースで知らされる、どんどんと増えて行く被害状況に呆然とするしかありませんでした。

幸いなことに身内や直接の知人に亡くなった方は居られませんでしたが、6千人を超える亡くなられた方々や行方不明者、倒壊した建物、燃え盛る街並み、M字型に変形した我が家、今でも目に焼きついています・・。

今日でそんな兵庫県南部地震から17年が経ちました。

昨年には東日本大震災という、揺れだけでなく津波という恐ろしさをも合わせた大きな災害があり、同じ被災者として非常に切ない気持ちになります。

今は見事に復興した私たちですが、そのノウハウや心の持ち様をどうにか東北の皆さんにお伝えして行きたいと思います。

残念なことに政府の対応が我々のときと比べて、遥かに遅く後手後手、そして未だにその道筋さえ出来上がっていないというところが怒りを覚えます。

とにかく、より早い復興計画の進展を期待します。


兵庫県南部地震から17年、その鎮魂の思いを東北へもおくります。






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