兵庫県宝塚市:花粉症・アトピー性皮膚炎・アレルギー過敏症などの専門院 たからづか自然療法院の院長のblog

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衣替え : 防虫剤アレルギーにご注意

2009年11月16日 | 健康情報
11月に入り、気候は冬になりつつあります。

木枯らしも吹くようになり紅葉も進んで見頃になって来たようですね。


さて、そんな近頃、衣替えをされる方も多いのではないでしょうか?

しばらく整理箪笥や収納ケースにしまい込んであった冬用の服ですが、防虫剤を一緒に入れている場合がほとんどだと思います。

その防虫剤って非常に危険だということをご存知でしたか?


主要成分の"パラ-ジクロロベンゼン(p-DCB)"は揮発性の有機化合物で、基準値内で使用するには人体への被害が無いと言われていますが整理箪笥や収納ケースなど密閉された中で数ヶ月間使用され続けているので、実際の濃度は基準値の百数十倍になっているようです。

そんな濃度のパラ-ジクロロベンゼンが染み付いた衣類を身に付ける訳ですから、人体に害が出るのは自然なことです。

衣替え後に頭痛、吐き気、めまい、のどの痛みなどを覚えたことは無いでしょうか?

また厄介なことに、揮発性の物質ですから、衣類に染み込んだものが周囲の人へも害を与えてしまいます。

上記症状だけではなく、肝機能障害をも引き起こす物質ですので使用には細心の注意が必要です。

衣替え時には部屋の換気を十分良くし、出した衣類は屋外で1日以上干して匂いが無くなってから着用してください。


一旦脳が”危険”と認識してしまった場合、その後どんなに微量だったとしても暴露してしまうとアレルギー発作を起こしてしまいます。

その様な場合は、すぐにアレルギー除去治療をお受けいただくことをお勧めします。


当院では、僅かでも防虫剤の匂いを伴った状態でご来院いただいた場合、屋外で匂いの付いた衣類全てを脱いでいただいてからご入室いただきます。

また衣類を脱いでいただいても匂いの取れない場合は、他の過敏症の患者様を守るために申し訳ありませんがご来院をお断りさせていただきます。


以下、パラ-ジクロロベンゼンに関する実験調査データです。
ご参考にしてください。

東京都消費生活総合センター 技術支援課 報告
東京都消費生活総合センター 調査データ その1
東京都消費生活総合センター 調査データ その2


written by 兵庫県宝塚市(川西市/西宮市/伊丹市など)のアレルギー・過敏症治療 "たからづか自然療法院"
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