TOKI : LOG

LOGGYと竹坊の物見遊山

東京都庭園美術館

2011-10-16 | 建築散歩

この美術館は、年2回美術館の建物が主役になる
「アールデコの館」という企画があり、今年も
10月末日まで開催している。

この期間は館内の写真撮影もOKとなるので、
毎度嬉々として見学している。(写真は昨年春・秋撮影)



建物は、元朝香宮邸として昭和8年に建てられ、
戦後は外務大臣、首相公邸、迎賓館として使用。


主要室内の設計はアンリ・ラパン、玄関ガラスレリーフ扉は
ルネ・ラリックというフランスを代表するアール・デコ作家が担当、
さらに宮内省内匠(たくみ)寮の建築家が日本的感性を付加させて
いる。


あまりに華美な装飾は、かえって落ち着きを損なう場合もあるが、
この館の装飾はメリハリがきいていて、しっとりマッチしている。
さすが元宮様の館である。


他に建物ゆかりのアーティストの作品展示等もあり、こちらも撮影可能。
庭園も見事で、季節ごとの花や木々の美しさを楽しめる。



桜の季節はお勧めですよ。

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