以前ご紹介した丸の内一丁目遺跡をＵＰした時、
ある予感がして何となく新聞を見てみると、
地下鉄有楽町線江戸川橋駅近くで神田上水の遺跡が
発掘され、近々見学会を行うという記事を見つけた。
これは「お導き」に違いないという事で、早速見学してきた。
遺構が発見されたのは2年前に閉校になった中学校の敷地。
この中学校、戦前は永井荷風や黒澤明が学んだ小学校だったそうだ。
この辺りは明治９年頃、神田上水の堀に巻石状の蓋をしたことから
巻石通りと呼ばれていたそうだ。
ところが今回発掘された水路は幕末期のもので、文献のみで知られていた
蓋をされていない白堀の発見は非常に重要なのだという。
見学会には既に多くの人が訪れていたが、15～30分毎に繰り返し
学芸員の方が説明を行い、校舎内の出土品展示コーナーへと
誘導されるので、じっくり見ることができた。
出土品の中には茶碗のかけらや古銭、土製のめんこ、人形
などもあり、幕末の生活が想像できる。
この見学会で当時の上水道に興味が出てしまった竹坊は、
水道橋にある東京都水道歴史館という無料見学施設にも
足を運んだ。ここには神田上水の石樋が再現されており、
それを見てようやく納得がいったようでLOGGYもひと安心。
引き続き歴史館の様子をご紹介します。
