たばこと塩の博物館

渋谷、公園通りにある「たばこと塩の博物館」が
今年９月１日で３５年間の歴史の幕を閉じ、休館する
というので最後の見学に行ってきた。

まず、４階では企画展「たばこと塩の博物館物語」が開催されており、
今まで開催された企画展のポスターがずらりと展示されていたり・・・、


蔵出し展示品として、天皇が使用したたばこ盆や煙管や、

八代目桂文楽のたばこ入れコレクション、

「ピース」の試作品等の貴重な史料が並んでいた。

博物館の建物についても、建設前から工事の様子、現在に至るまでの変遷が
写真と映像で紹介されていて、LOGGYは興味深く鑑賞した。


続いて、３階は「日本の塩・世界の塩」、
世界の塩資源やジオラマ模型を使った製塩方法の展示がある。

２階は「日本のたばこ」で、
江戸時代のたばこ問屋の実物大再現展示や・・・、

江戸から昭和までの看板やポスターの展示、



そして昭和のタバコ屋さんの実物大再現展示がある。

平成に入ってから禁煙が常識となりつつあり、こういうタバコ屋の佇まいも
あっという間に見かけなくなった。
休館直前で館内は結構混んでいたが、このタバコ屋さんのコーナーは
とりわけ人気が高かったようだ。

最後は「世界のたばこアラカルト」。


展示はこれ以外にも「たばこ伝来」や「世界の喫煙具」等興味深いものがあった。
この博物館は休館後、２０１５年春、墨田区横川に移転するという。
以前ご紹介した逓信総合博物館の移転先と近いようなので、
機会があれば、また行ってみたい。