拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

  『 仕 ・事 』

2023年10月13日 | 東洋自分なり研究所

  私は先月のブログに『仕』の字ついて書いて、ノーベル賞を期待したが、 2023年9月17日のブログ記事〜『仕』の字で解く涅槃寂静

  『仕』の字の悟学的、新解釈はノーベル賞なんかどうでもいいような発見ではなかったか・・・と思いなおし、ノーベル候補すら返上することにした。

 

  以前、私は『仕』の字を『人をして(+)プラス・(−)マイナス="0"ゼロになることが、『仕合せ』への方程式』・・・というような事を書いた。

  でも今回は…『生命の働きそのモノが「+・ー=0」を指向し、人は生きているあいだこの法則を生きる生物「人間」である』ことを『仕』の字は象徴している・・・と改めたい。

 

  よりわかりやすい例を示すと、

  よく禅修行では、『坐禅』は坐っている時だけが『禅』なのではなく、『行住坐臥』すべてが『禅』なのだ・・・というような言い方をするが、

  『仕』の字の法則からすると、それは当たり前で、『坐禅』だけではなく、日常の『仕事』をしているときですら、『自分と向き合って、自己を"ゼロ”』に努力する生き方…

  ここに『人生』があるのだと思う。

  だから、道元禅師がいう『修証不二』ということも、この『仕』の字でよく理解できるような気がする。(修行=悟り)

  悟った・・・といっても、次の瞬間の『+・ー』が『0』であるかどうか? それはその瞬間になってみなければわからない!!・・・『仕・事』とはそのこと。

  そしてそれが『平常心是道』というものなのであろう。

                   

                       この人は気楽で・・・いいなぁ の図