振り逃げプロ野球

アテネオリンピック野球日本代表の一件以来、プロ野球界に対する不信感をつのらせる者のブログ

名古屋対仙台?

2005-03-22 15:46:58 | 雑談
普通、この2つの街を比べるか?。
と、最初に見て思いました。
私が安藤美姫ちゃんで検索しているとき(フィギュア好きだし、美姫ちゃんは地元が同じなもんで…)、「がんばれ!トリノの星★安藤美姫」さんのブログの中の「【雑誌レビュー】月刊アサヒ芸能エンタメ!4月号」の中で、
「別ページの「仙台対名古屋」コーナーにも美姫ちゃん、写真入りで出てました。
スポーツ選手対決では、イチローと並んで名古屋の代表に持ち上げられてました。もう、推しまくり!
この2人のおかげで、名古屋の優勢勝ちだそうです(笑)」
というのを見て、
「何で比べてるのかな」
と疑問に思いました。
ライバルじゃないし、街も似てないし、それに、仙台の人は名古屋に比べられるのはイヤじゃないですかね?。
と思ったわけです。

そもそも、この「月刊アサヒ芸能エンタメ!4月号」の中の特集の企画である、この、「万博・名古屋VS楽天・仙台」の企画はほとんど人が意図がわからない企画のように思われる。
でも、経済学的観点では意外に的ははずしていない。
政令指定都市の東京23区、大阪市、名古屋市、横浜市、福岡市(博多)、札幌市、に次ぐのが、仙台市と広島市。
そこで、これから、開発して伸びていくだろうと考えられるのは、広島より仙台なのです。
広島市は近くに山があり、平地が少なく、これ以上の開発が難しいのに比べ、東北の都会である仙台市は平地も多く、開発しやすいのでプロ野球誘致も仙台になったわけである。
その経済的成長の仕方が平地の多い名古屋的であるため、比べられるというならわかる。

でも、共通点といえば、それくらいしか浮かばない。
むしろ、違うところのほうが多いように思うが。
まあ、そんな無理のある企画に乗っかって、もともと、県民性を趣味として研究している私、sweet orangeが独自の観点でこの二つの街を比べたいと思います。

まずは有名人。
この雑誌の中では仙台(宮城県)が、鈴木京香さん、さとう宗幸さん、佐々木主浩さん、森久美子さん大友康平さんなどが載っています。
名古屋(愛知県)は加藤晴彦さん、川島なお美さん、竹下景子さん、イチローさん、青木さやかさんなど、夢に出てきたらうなされそうな人も含めて、載っていました。
(ちなみにこの雑誌の8位に載っている、宮地由紀夫さん(字は正しいのか?)というのは地元のラジオのパーソナリティです)
雑誌にも書いているように、名古屋出身のタレントはひとクセあります。
宮城県には他にも卓球の愛ちゃんこと福原愛ちゃんも確か宮城なはずだが、イメージ的にはそれがないのかな。
それと石ノ森章太郎さんもそうなのですね。
それと脚本家として、井上ひさしさんや宮藤官九郎さんを出していますね。すごいですね。

愛知県には他にも、小池重明さんという人がいますね。裏の将棋指しですね。
団鬼六さんの「真剣師小池重明の光と影」という本に小池重明の人生が書かれています。
家田荘子さんも愛知県半田市出身で本を書くため、取材で、フィリピン人と日本人のハーフの売春婦に成りすまし、売られかけるまでを実体験したり、「極道の妻たち」がドラマ化されたとき、事実ではない描写があり、そちらの方に怒られて、スタッフが誰も謝りに行かないので、作者自ら謝りに行ったり、あるとき、そちらの方が本を書けば儲けが入ると思い込み、家田さんに「本を書け」という電話をしつこくされていて、「そんなに儲からない」と説明してもしつこかったそうですが、あるとき、大きな義理事(そちらの世界ではそういう言い方をする。ようはそちらの世界の葬式のこと)でいろいろな組の方が集まっていて、「極道の妻たち」で取材もしているので出席していたら、しつこい人とその人の組の組長さんもして、「これはトップに言うしかない」と思い、組長に「本と書けとしつこく言われている」というと、その組員に「本当か?」と聞かれ、「そんなことはないです」といって、丸く収まったことがあったそうです。
あと、つボイノリオさん。
名曲であり、迷曲である、放送禁止№1ソング「金太の大冒険」という曲を作り、唄った方です。
など、いろんな方がいます。
あと、隠れた名曲、してちょボーイズの「名古屋人の館」という曲があります。

ミュージシャンですね。
まずは宮城県から。
まずはさとう宗幸さん。
この方は「青葉城恋歌」というヒット曲があります。
この歌は地元仙台を唄った歌です。
きれいな歌です。
それと、ハウンドドックの大友康平さん。
稲垣潤一さん。(ドラムも叩ける)
遊佐未森さん。
この人の歌は好きですね。
やさしくて柔らかい感じです。
坂本サトルさん。(なんか、バンドもやってましたよね。解散しましたが。バンド名を忘れてしまいました)
清貴さん。仙二だ~。頭いいね~。
宮藤官九郎さんは「グループ魂」で活動しています。
それと、中村雅俊さんも歌手としてヒット曲を多く出していらっしゃいますね。
歌だと、仙台市の「100万人のごみ減量大作戦」のワケルくんですね。私は大好きです。
それと「パトカのパトちゃん」も好きですね。
他にも「ずうだもちの歌」、「牛タンの歌」などがあります。
さすが仙台は「歌の都」ですね(ブラックワイドショー見すぎ)。
そんな「歌の都」なんだから、東北楽天ゴールデンイーグルス(長い!)のテーマ曲だって、つんくさんが作って、モーニング娘。に唄わせるよりも、仙台の人が勝手に作ったほうがいい曲ができると思うんだけどなあ~。

で、名古屋の特徴はパンクロックの老舗のバンドが2つ出していますね。
THE STAR CLUBと原爆オナニーズ。
もともと、パンクバンドが多く活動している土地柄です。
この2つのバンドに所属経験があるのが、後にブランキージェットシティのドラムになる、中村達也さんですね。
今はヒップホップ系の台頭があって、Knowboby Knows+やHOME MADE 家族、シーモネーターなどがいます。
(一部ですが、「名古屋のヒップホップシーン」のことが書いてあります)
いわゆる、ヒット系の歌手は多く出していません。
岡村孝子さんくらいですかね。
田村直美さんはヒット曲はありますが、こだわりをもって活動される方です。
ブランキーにしても大衆受けではなく、ロックが大好きな人たちに支持されています。
後は歌を出していても、放送できない歌を出している人もいますし。(つボイノリオさんですね)
あとはアニメのテーマ曲を多く出していて、「燃えよドラゴンズ」を作って、野球関係の歌では一番売れた(歌は坂東英二さん。42万枚売れた)、山本正之さんがいますね。
ただ、依頼があって作った「名古屋はええよ!やっとかめ」という曲を作り、つボイノリオさんが歌っていましたが、名古屋は所詮、美しい歌の舞台にはならないことを証明してくれました。
もちろん、名古屋はパスポートはなくても入れますよ(泣)。(ここを探せば歌詞が見れます)

スポーツですが、仙台と名古屋、数少ない共通点として「フィギュアスケートが盛ん」というのがありますよ。
しかし、荒川静香さん(出身は東京。東北高校へ進学したため、仙台に縁がある)が滑っていたリンクが経営難でもう、リンクがなかったりするそうです、残念ですね。
名古屋もリンクが閉鎖となったところもあって、決して順調ではないみたいですが、日本はこの状況でよく、いい選手をたくさん出していますね。
それと、ちなみに愛知はハンドボールが盛んです。
中高の競技人口が全国で44%(他の46都道府県を残りの56%で割ったら、1%ちょっとという悲惨な結果が…)を占めていたりします。
沖縄が台頭してきているのですが、もっと、盛んになる地域が増えるといいのですが…。

高校野球ですが、この雑誌によると、甲子園では長い歴史があるのですが、宮城と愛知は対戦したことが一度もないそうです。
意外です。
愛知は野球はここ10年ほど、右肩下がりです。
宮城県外出身者を多くとる傾向が東北高校野球部の傾向があり、強かったりします。
サッカーはどうでしょう。
Jリーグチームはグランパスを名古屋は持っていますが、ビジョンのないフロントのため、客離れが進んでいます。
仙台はJ2ですが、ベガルタがあり、お客さんもJ1、J2でも上位の平均、約2万1千人もはいるという、熱狂的なサポーターがいますね。
しかし、J2が続きすぎると危機ですね。
プロ野球球団が仙台に来たことで危機感を感じているみたいですが、ファン層がかぶるとは思えないんだけど。

愛知県出身でラグビー好きなのが写真家の浅井慎平さんがいるが、元サッカー選手の中西哲生さん(この人も愛知県出身ですね)がいるのに、浅井さんが話の流れではありますが、
「(ラグビーは)サッカーには負けてほしくない」
というようなことを言っていた。
同じく、愛知県出身でラグビーの日本代表も経験があり、現在はWWEでプロレスをしている、鈴木健想さんもラグビーのことに関するトークショーに出演し、ラグビー出身者として、ここのトークショーはくしくも中西哲生さん司会で(笑)、鈴木健想さんも、
「サッカーには負けてほしくない」
と言っていた。
名古屋は今は違うと思うがラグビー熱の高い時期があった。
それはたぶんにスクールウォーズの影響だが、サッカー専用球技場より前にラグビー専用球技場があった。
サッカーは戦前と戦後すぐの10年も満たない期間で強かった時期(全国制覇はしてないが準優勝まではある)があるが、その後はずっと弱い。
年をとったラグビー経験者やラグビーの好きな人はあまりサッカー好きではないように思う。
このブログをやっていて、コメントやトラックバックをしていただいた人を見ていると若い世代ではラグビーもサッカーも好きな人がいるのを見て、「ラグビー好きにサッカー好きはあまりいない」という考え方は違うんだな、と感じました。勉強になりましたね。
ただ、上記の鈴木健想さんは若い人です。(サッカーが嫌いかどうかは知りませんが…)
サッカーとラグビー、イングランドとウェールズの関係は確かに複雑なのですが、日本には関係ないかなと。

真説?県民性さんのブログの「愛知県」と「宮城県」です。
私のところでは「机をつる」とは言わないですねぇ。

それと、どこで見たかは忘れましたが、宮城県は「東北の東京」といわれているそうです。
このことを宮城の人はどう思っているのでしょうか?。

まあ、こんな感じで比べてみました。
やはり、比べることに無理がありましたね。
(今後も少しずつ、ブログを書き加えるかもしれません)

次回は「新潟対高知?」というので書こうかな、と思っております。

「そうですねぇ」は言わない

2005-03-22 14:29:28 | 影ながら応援 北海道日本ハム
昨日、報道ステーションにSHINJOこと新庄選手が出ていた。
独自のこだわりとショーマンシップを大切にする哲学を話していた。
私は昔から新庄選手が好きでアメリカへ行くときも私は馬鹿にしなかった。
3年間で1年くらいしか活躍できなかったけど、アメリカで学んだことも多かったのではないかと思うし、アメリカのいいところも悪いところも見てきただろう。

私が新庄選手をはじめてみたのはまだ2軍時代。
2軍でホームランを6本打っていて、1軍に上がる寸前だったころです。(記憶はあいまいですが…)
4番でショート。
私は最初にポジションと打順を見て、
「阪神は池山2世に育てたいのかな」
と思っていた。
しかし、特に印象はなく、後姿だけおぼえていた新庄が1軍へ行き、外野手でブレークしたときは驚いた。

後にどっかの雑誌で高校の先輩で当時広島で投手をやっていた石貫さんが印象に残る手紙を新庄からもらったという話をしていて、そこから、新庄に対する「いいイメージ」が私の中に残った。

その後、阪神という濁流の中、もがいていた新庄が自分の道を見つけ、現在に至る姿は感慨深い。
プロになって長いのでプロというものがどういうものかわかっているし、他のプロ野球選手を同じことはしたくないという姿勢には共感をおぼえる。
今の野球界にかけているのはこういうことだと思う。
新庄は人に見られているという意識が高いプロ野球選手だと思う。

タイトルの「そうですねぇ」は言わない、というのは、古館氏とのインタビューで出てきた言葉だ。
どうしてもスポーツ選手はインタビューをされるとき、最初に、
「そうですねぇ」
といってしまう。
「そうっすね」
がトレードマークになっている、ガンバ大阪で日本代表でもある大黒選手は除いて、スポーツ選手はどうしてもこの言葉から、話を始めてしまう。
人前で話すのが苦手なのもあるのかもしれないが、これで始まるのは、少し、芸がなさ過ぎるかもというのはあるかもしれない。(まあ、ボクサーがラウンドはじめに殴りあう前に手を合わせる意味合いに似てなくもないので「そうですねぇ」も悪くはないと思うが。話す勢いづけの面もあるし)

とにかく、新庄の話は聞いていて、いい感じだった。
盗塁がいやなのも知った。
なるほど。
まあ、人それぞれだが。
この「人それぞれ」が、今の野球界にはないのかもしれない。
新庄には「人それぞれ」を突き通してほしい。

舞ちゃんが事実上の引退

2005-03-22 14:03:18 | スポーツ
浅田姉妹のお姉さんという言い方のほうがわかりやすいかもしれない。
また、そうであるからというところもあるのかもしれないが、浅田舞ちゃんがホリプロと岐阜県が共同でおこなっている大会でグランプリを受賞したので、事実上の引退をして、タレントデビューするそうだ。

浅田真央の姉・舞が芸能界デビュー
浅田真央の姉・舞が芸能界デビュー
女子フィギュアスケート界の実力派・浅田姉妹の姉、舞(16=東海学園高)が21日、岐阜市内で行われた第2回国際モードルオーディションでグランプリを受賞した。同大会はホリプロと岐阜県の主催事業で、目的は次世代のモデル、タレントの発掘。浅田は安藤美姫らとしのぎを削ってきたフィギュアを事実上引退し、芸能活動に専念。女優を目指し、新しい1歩を踏み出すことになった。

 全国5345人の頂点に立った瞬間、切れ長の目から大粒の涙がこぼれ落ちた。最終審査に残った10人の中から自分の名前が読み上げられた。小さな顔を両手で覆い「信じられません。うれしくてうれしくて」と声を震わせた。

 フィギュアの大舞台では味わったことのない喜びだった。ライバル安藤が優勝した昨年3月の世界ジュニア選手権で、浅田は4位。安藤、荒川、村主ら世界最高レベルの女子フィギュアのトップ大会では頂点をつかめなかった。その中で今後を考えた末の結論だった。「今の女子のレベルは高く、自分がそのレベルに到達するまで時間がかかります。今の年でできることを追求したいと思いました」と氷上に決別する覚悟をした。1月26日の全国高校スケートで優勝しながらも、全日本強化選手から漏れた。進路の切り替えに迷いはなくなった。1月末、オーディションに書類を出した。

 応募のときには、先日の世界ジュニアで優勝した妹真央(14)から「お姉ちゃん頑張って、絶対グランプリとって来て」と激励されたという。今後は趣味としてスケートリンクに立つことはあっても、本業のスタンスをモデル、女優に移すことを決意した。

 コンテストでは、ウオーキングや、特技として披露したクラシックバレエの実技でも非凡なセンスを見せつけた。審査員からは「内面、外面から出てくる表現力が素晴らしい」と高く評価された。「モデルは小さいころからの夢でした。これからは見る人を喜ばせられるモデル、女優になりたい」。賞金100万円については「本当は洋服を買いたいんですけど、お母さんに渡します」と、高校1年生らしい初々しさものぞかせた。

 初仕事は5月14日、地元愛知で開催中の「愛・地球博」EXPOホールで行われるショーのモデル。

[2005/3/22/08:03 紙面から] 


まあ、今の日本の女子フィギュア界は競争が激しいからね。
浅田姉妹の幼なじみの安藤美姫ちゃんも世界で競争するため、コーチを違う人にするそうです。(今までは佐藤夫妻がコーチでした。佐藤夫妻が悪いわけではなく、新しいコーチを迎えて、さらに進歩を目指すのです)
そういう風に競争が激しくなっています。
近頃では調子を落としていた舞ちゃんも新たな道へ決意したのでしょう。
芸能界もたいへんだと思うけど、悔いなくやってほしいと思います。
今まで、ご苦労様でした。

お前ら、やる気ないだろう

2005-03-20 10:34:30 | プロ野球全般
まずはまゆげのノーさん(日刊スポーツの野崎記者)のコラムから。

進まないドラフト改革
進まないドラフト改革
開幕目前。セ、パ交流試合の実現、飛ばないボールの使用。ファンサービスの向上。改革元年の今年。グラウンドでは大きな変化が見られます。しかし、ドラフト改革などをまとめなければならない機構側や経営者たちの動きにはUターン現象も出てきました。

 14日には機構側と選手会の代表が協議する構造改革委員会が行われましたが、ドラフト改革は、何の方向性も出ていません。

 ドラフトをどうするのかは、今後のプロ球界には、最も大事な問題です。昨年起きた球界再編騒動の火種は現行の金のかかるドラフトによるものです。

 金があり、人気のある球団だけがいい選手を獲得でき、裏金の飛び交う自由獲得ドラフト。この制度を導入してから人件費は高騰。各球団の戦力にも大きな格差が出てきました。

 年間赤字が30~40億円にもなる球団も出て、結局、近鉄はオリックスに吸収合併されたのです。ドラフトの改正なくして健全な球団経営はできないのです。

 裏金を使わずに戦力の均衡を図れる制度。それは単純で明解な制度です。選手会の主張は、弱いチームから選手を指名する完全ウエーバー制。

 これに対して経営者側からは異論が出ています。弱くて、資金のないチームにいい選手が指名されても、入団を拒否してメジャーにゆくと。

 だから、現行のドラフトで、自由獲得選手は2人から1人にする。選手の希望を4ー5球団提出させ、下位球団から指名するなど、完全ウエーバーを排除する案です。

 ドラフト改革は8月までにまとめる方針ですが、中身も、スピードにもブレーキがかかっています。ほんとにやる気あるのかなぁ。


機構側や球団側が恐れているのは有力選手の入団拒否ということだね。
で、何とか入団拒否せず、入ってほしいと。

ドラフトでは本人より、周りの圧力で入団拒否するケースがある。
これには裏金がからんでいることが多い。
また、それに関係なく、本人の意思であれば、私の個人的意見としては、
「そもそも、プロ野球という職業に就職するという考え方をしてほしい。
ましてや、大金をもらうプロ野球選手がチームのより好みまでするのはいただけないな」
と思っている。
まずは「プロ野球選手になるんだ」という考え方で選手にはいてほしいのだけれど。

確かに自分が入りたいところを選べないのはイヤかもしれない。
入りたいところを選んだ上で相手が入れる入れないを決めるというやり方ではないのでフェアではない感じがいやな人もいるかもしれない。
ただ、社会人として生きていて思うが、プロ野球選手に限らず、自分のやりたい職業についているのは世の中に、ほんの一握りしかいないと思う。
私の実感からいうと、好きだからその職についても、あるいはある程度の妥協点を見つけて職についても、どうしても相性の合わない人間がいて、職場を離れざるをえないことや働きたくてもクビになることもある。
世の中はままならない。
それを考えるとせっかく、プロ野球選手になるチャンスをドラフトに指名されることで与えられているのに、それを入りたいチームではないので拒否をしている選手を見ると本当にげんなりする。
プロになりたくないのならば別にかまわないし(それなら事前に言っておくべきだが。プロになりたい選手の迷惑になるし)、入団拒否をするのも自由かもしれないが、プロになりたいのならば入団拒否をしないほうがファンの心象も悪くない。
入団拒否の過去が原因でつかめるファンさえつかめないというのはプロとしては不合格のような気がする。
ファンは普通に生活する一般人が多いことを忘れてほしくない。

前振りが長くなりましたが、本題へいきます。

前にもプロ野球界にはビジョンがないとか、遅いとかのことを書きましたが、今回もそのひとつ。
野崎さんもおっしゃっていますが、本当にやる気はあるのかね。
球団の赤字は私は選手の年俸の高騰もあると思うが、選手会はそれを相変わらず無視しているのは気に入らないが、ドラフトで選手を獲るのにお金がかかりすぎるのも、もちろん問題だ。
どういう成績を残せるかもわからない新人にお金を積むなんて、コストパフォーマンス上おかしい。
必要以上にコストをかけている。
それじゃ、赤字になるよね。
だから、パリーグファンで12球団で一番人気のないチームを15年間、応援した私の個人的意見は完全ウェーバー制であってほしいと思っています。
入りたくないやつはどうぞ入らないでくださいって感じです。
ただ、そうもいかないという球界側の気持ちもわからなくはないですが。
そこで機構や球団側が、
「現行のドラフトで、自由獲得選手は2人から1人にする。選手の希望を4ー5球団提出させ、下位球団から指名するなど、完全ウエーバーを排除する」
という案をいっているそうですが、実現するのやら。
まずはなぜ、自由獲得枠に固執する。
人気があって、お金のある数球団からの圧力があるからとは思うが。
自由獲得枠は完全撤廃してほしいね。
これが一番、お金のかかる原因だろ。
上位指名がなさそうな選手を自由に獲るのとは意味合いが違う。
上位で指名されそうな選手の争奪戦だからお金がかかる。
こんなものはやめて、昔のようにドラフト後のドラフト外選手制度を復活させてほしいね。
それで、自由獲得枠をやめて、その上での「選手の希望を4ー5球団提出させ、下位球団から指名する」なら、まだいいかもしれない。

でも、本当に変える気あるのか。
前も書いたが、
「野球界の改革はすでに遅いのに、なぜ先延ばししようとするんだ。先に延ばしても今話し合っても同じだろう」
といいたい。

こんな言い方はいけないのだろうが、あえてこういう言い方をすれば、何人スカウトが死んだら、制度をよいほうに変える気になるのだろうね、って感じです。
あきれてものが言えません。

こんな人もいるのね。

2005-03-18 10:58:17 | スポーツ
doa吉本が“2足のわらじ”
米ロック界のカリスマバンド「R.E.M.」の10年ぶりのジャパンツアーが16日、東京・日本武道館で初日を迎え、昨夏デビューしたばかりの3人組ロックバンド・doaが“日本代表”としてオープニングアクトを務めた。ボーカルの吉本大樹(ひろき)(24)は実は現役レーサー。今季からF1への登竜門「GP2」へフル参戦することも決定、レースと音楽という2つの世界制覇を目指す。4月からキムタクがドラマで演じるなど、レースの世界への関心が高まっている今、吉本の“2足のわらじ”での活躍が注目されそうだ。

 ロックバンドのボーカリストのもう一つの顔、それが世界を駆けるレーサーだ。しかも、今年からはF1に最も近いカテゴリーとして新設され、注目されるGP2へ昇格が決定。開幕戦は4月23日、イモラサーキットでのサンマリノGP。世界最高峰を目指す戦いに挑む。

 小さいころから父の影響でテレビのレース中継に熱中。アイドルはアグレッシブな走りで“荒法師”と呼ばれたナイジェル・マンセルだった。11歳からオーストラリアで生活していたが「ケンカばかりして勉強をせず、学校から追い出された(笑い)」とその走り同様、やんちゃな子供時代。レーサーの夢を実現すべくバイトでためたお金で18歳で帰国。19歳でFJ1600のスポット参戦、デビューした。

 レーシングドライバーにとって必要不可欠な英語力と精神力、世界を見る“目”は海外生活で培った。今は「欲張りな僕が昔からやりたかった夢」というレースと音楽を両立。「僕には両方できる力があります。必ずF1に乗ります。もちろん参戦だけが目的ではないので、F1でワールドチャンピオンを獲得できる環境で参戦できるまで早くても3、4年かかりますが。やるだけではだめ。2つとも極めないと」と視線の先は確実にF1、世界1を見つめている。

 この日、doaはデビューシングル「火の鳥のように」、B’zの稲葉浩志が作詞した「Siren」など3曲を演奏。1万人のファンの前で“日本代表”ステージを務め上げた。

 10年ぶりの来日にあたり、R.E.M.のメンバー自ら日本ツアーをサポートしてくれるバンドをリサーチ。3人のパワフルでハイトーンなコーラス、根底に流れるアメリカンロックの息吹を感じ、doaを“相棒”に指名した。ステージを終えた3人は「本当に光栄で夢のよう。残る2公演(17日・愛知県芸術劇場大ホール、18日グランキューブ大阪)も恥ずかしくないようなプレーをしたい」と語った。


R.E.M.が来日するそうです。
お金がないので見れません。
私は個人的に「GREEN」というアルバムが好きですね。

って、今回はその話ではなく、doaの吉本さんという人の話ね。
R.E.M.のオープニングアクトをするそうですが、この人、レーサーでもあるそうです。
つい最近、元レースクイーンでもあったことで話題になっていた、井原慶子さんがイギリスのF3000に日本人女性で初めて参戦することが明らかになったりという話題があったばっかりだが、この人は2足のわらじでレーサー兼ミュージシャン、しかも、F1一歩手前とはなんともすごい。
doaの「火の鳥のように」は「すぽると」のテーマにもなった曲だよね。
「欲張りだなあ。他の奴にもチャンスを分けてやれよ。」
と思ったりして。
まあ、何をやろうと自由だけどね。
面白い人がいるものです。
アイドル兼レーサーもいるので別にいいか。
専門オンリーもいいが、いろいろ、やっていてそれがどちらともメインというのも悪くない。
今回はこんな人がいます、という紹介でした。

だから、いったい、どうしたいんだ!!。

2005-03-18 09:08:39 | プロ野球全般
また、足を引っ張るだけの発言をしているね。

孫オーナー世界一構想失速 オーナー会議、他球団反論の嵐
ソフトバンク・孫正義オーナー(47)の「世界一構想」が失速した。今年1回目のプロ野球オーナー会議が16日、東京・高輪の新高輪プリンスホテルで行われ、孫オーナーは予告通り米大リーグのワールドシリーズ覇者とアジア王者が戦う「クラブチーム世界一決定戦」の開催を提唱。だが、他球団から次々と問題点を指摘され、「これからは実行委員会で議論してもらう」とトーンダウンした。また、永久失格選手の処分解除に関する協約改正が承認されたほか、プロ野球有識者会議のメンバー9人が発表された。
孫さんが“デビュー戦”黒星を喫した。IT業界の風雲児が意気揚々と臨んだ初のオーナー会議。しかし、会場を後にしたときには、寂しげな表情を浮かべていた。「これから先は一オーナーとして、突出してやるべきことではない」世界一決定戦への熱も、急激にトーンダウンした。

 予想外の反応だったに違いない。「メジャーとのクラブチーム世界一決定戦をやったらいいんじゃいか」あいさつ代わりにビッグプランを披露したものの、先輩オーナーの目は冷ややかだった。方向性には誰も反対しなかったものの、日程、採算面などの具体的な方法論に話が及ぶと、手痛い反撃を食らってしまった。

 ロッテ・重光オーナー代行には「孫さんは球界の動きをご存じない。あまり知らないで発言されていたみたいだ。費用の問題、日程の問題で難しい」と会見で突き放される始末。議長を務めたオリックス・宮内オーナーにも「今のままだったらアメリカに振り回される。アジア(杯)の方が先じゃないか。経営にどういうふうに結ぶつくんだ」と疑問符を投げかけられると、日本ハム・小嶋オーナー代行にも時期尚早と一蹴された。

 球界維新の推進役を自認していた孫さんも、鋭い突っ込みに強行突破はあきらめざるを得ない。「早くて来年末にはと思っていたが、スケジュール的には埋まっている以上、これから調整していくことになると思う」と一歩後退を宣言。この日、夜には本業の関係で成田空港から渡米したものの、「スケジュールが取れない」との理由で、当初予定していたMLB再訪問も行わないことを明かした。「トーンダウンではなく前進だと思っている。具体論を話す段階になった」と気丈に話した新米オーナーだが、球界改革はビジネスの世界よりも難しそうだ。(島尾 浩一郎)


KO負け? 孫オーナーデビュー戦

どう考えても今のままでは中途半端な世界大会とオリンピックの中途半端な参加が続くだけだろう。
先延ばしにしても今話し合っても同じだろうと思うが、そんなに現状維持にこだわるのかがわからない。
現状がいいとは思えないのに変えていこうという考え方がないのか?。
確かに孫オーナーは球界の内情や状況を知らなかったとは思うが、変えようという意欲は感じた。
アメリカも世界戦を意識し始めているのか、今まで、メジャーリーグにルールがなかったため、とがめられなかった筋肉増強剤などの薬物使用をとがめるような動きがある。(ドーピング検査のため。薬物使用の暴露という形ではあるが)
孫オーナーの意欲だけではなんともしがたいのはわかるが、早くやるべきという考えには賛成したい。
球界の行動力は遅すぎるのだ。
今でも充分遅い。
それをさらに先延ばしにしているとしか感じない。
もちろん、アメリカやほかの地域の関係があって、日本だけ行動しても周りがついてこないとどうしょうもないのはわかるが、私はそれ以上に何もする気がないようにしか見えない。
以前、私はブログで、
「世界でやるのか?、世界ではやらず、国内だけでいい、という考えでやるか?、日本の野球界は、方針をはっきりしてほしい」
というような内容のことを書いたが、この記事を見て、また、その思いが強くなった。
日本の野球界のビジョンが見えてこない。
いったい、何がしたいのだろう。
今のプロ野球界は金儲けにならない組織の状態になっているので、嫌気がさしているのならば、その点においては仕方がない。
選手会もわがままだからね。(一部、年俸の高いやつらだけではあるが)
まあ、それ以外にも理由がある。経営努力の問題とか。
現状維持で手一杯というのもわからなくはない。
しかし、だからこそ変えていかないと飽きられるぞ。
というか、すでに飽きられつつある。
とにかく、方針をファンにはっきり示してほしい。

甲子園で安心して阪神戦が観戦できるのか?

2005-03-17 09:54:18 | ニュース
ブログをやる前に書いたものですが、「平穏観戦権」の話です。

平穏観戦権

その中で使った、サンケイスポーツの今村さんのコラムです。
『平穏観戦権』主張しなければいけない日本のプロ野球
『平穏観戦権』という見慣れない言葉を目にした。球場に足を運んだ観客が安全、平穏に野球観戦を楽しむ権利だそうだ。プロ野球の私設応援団の中には、暴力団とつながる悪質な応援団もある。観客や球場職員への暴行や嫌がらせ、応援の強要、不正に占拠した座席の転売行為などがはびこっていた。

 8日に近畿弁護士会連合会の有志が、プロ野球暴力団等排除対策協議会に提出した意見書の中に『平穏観戦権』が提案されている。基本的には球場の中でも人格権として他人から生命、身体の安全、自己の行動、精神の自由を不当に侵害されないで観戦できる権利をいう。新しい人権の概念だそうだ。

 代表者の沢田隆弁護士はいう。「私も野球が好きで甲子園にはよく足を運ぶが、外野席には安全の保証がないといってもいいほどで怖くて近づけなかった」。外野通路では入れ墨のある上半身をはだけた応援団幹部が車座になって酒盛りやマージャンをして、観客が近づけないような異常な雰囲気もあったようだ。

 こうした存在は昨年、大きな社会問題となり年末に前出の対策協議会が発足した。球団、球場、警察が協力して排除に乗り出した結果、今シーズンは観戦の環境が劇的に改善されたという。ところが、今年締め出された悪質応援団が署名活動を行い甲子園への入場を画策しており、「引き続き排除し、観戦権を守ってほしい」(沢田弁護士)と意見書が提出された。

 安心して観戦するのは、ごく当たり前のことだ。それを権利として守らなければならないようでは、まだまだ日本のプロ野球は野球協約にある『社会の文化的公共財』の域には達していない、といえる。

(サンケイスポーツ 今村 忠) 


私は甲子園で野球を見たことがないので、話でしか聞いたことがないのですが、一部の場所を陣取る集団が怖いという話は何度か聞いたことがあったように記憶します。
たいへん、熱狂的なファンが多いのは野球ファンなのですごくよく知っていますが、この記事を見て、
「そんなに怖いのかあ」
とはじめて知りましたね。
で、しばらくしたら、こんな事件が。

検察事務官を聴取 阪神応援歌作者詐称で県警
阪神タイガースの私設応援団「中虎(ちゅうとら)連合会」の元会長らによる著作権法違反事件で、兵庫県警暴対二課などは五日午前、同連合会で会計担当をしていた大阪地検の検察事務官(37)から参考人として事情聴取を始めた。

 事務官は、同会に流れた著作権料を管理していたといい、同課などは、事件への関与の有無を慎重に調べる。

 調べなどによると、同連合会傘下の私設応援団の元会長で、同連合会元会長の容疑者(43)と、大手レコード会社「コロムビアミュージックエンタテインメント」音楽プロデューサーの容疑者(58)が、音楽CD「阪神タイガース選手別応援歌」の作詩、作曲者を「中虎連合会」に書き換える過程で、同事務官は話し合いに立ち会ったことがあるとみられている。

 曲の作者を書き換えたことで、同会へは、CDや携帯電話の着信メロディーなどの著作権料として約二千万円が流れていたという。

 両容疑者が作者を偽装した経緯や、同会に流れた著作権料の管理や使途について、事務官から詳しく聴いているとみられる。


阪神が優勝して、阪神関連のものは売れるというのはわかります。
特に、応援歌のCDですからねぇ。

「六甲おろし」にも触手=私設応援団会長-阪神応援歌の著作権法違反事件
プロ野球阪神タイガース応援歌の著作権法違反事件で、逮捕された同球団私設応援団「中虎連合会」会長で指定暴力団山口組系元組員大谷登志雄容疑者(43)が「六甲おろし」の名義書き換えも狙っていたことが16日、兵庫県警暴力団対策2課の調べで分かった。
 調べでは、大谷容疑者は音楽出版社「コロムビアミュージックエンタテインメント」社員森淑容疑者(58)と共謀して2002年初め、応援歌「ヒッティング・マーチ1番」「同2番」の作詞・作曲者名義を同連合会に書き換える際、「六甲おろし」の名義も書き換えようと森容疑者に持ち掛けたという。 
(時事通信) - 3月17日6時4分更新


怖わっ!!。
からんでるやん…。
しかも、「六甲おろし」の名義まで変えようをしていたとは。

あながち、甲子園の一角に怖い人が陣取っているのは本当なのかもしれないとこれを見て、思いました。

話を元に戻しますが、甲子園に限らず、
「心穏やかに観戦できない」
という経験がある人は多いと思います。
とある自由業の人以外でも平穏な観戦を妨げる人は多くいますし、「平穏観戦権」を訴えたい人はいると思いますね。
少しでも安心してスポーツが観戦できるようにいろんな、法律も含めた、制度がきっちり確立されることを願いますね。

とりあえずはよかった

2005-03-17 08:52:07 | プロ野球全般
池永さんの永久追放が解除されることがオーナー会議で決まった。

野球協約:永久失格解除へ、オーナー会議が改正を承認
プロ野球のオーナー会議が16日、東京都内のホテルで開かれ、八百長や野球賭博で永久失格になった元選手らの処分解除を認める野球協約改正を正式承認した。来月15日をめどに具体的な手続きを決め、申請を受け付ける。根来泰周コミッショナーは「社会常識から言って、(解除規定がないのは)問題がある」と改正理由を説明した。

 これによって、69年に発覚した野球賭博に絡む八百長疑惑「黒い霧事件」で永久失格処分を受けた元西鉄エースの池永正明さん(58)らの処分解除への道が正式に開かれることになった。

 協約にはこれまで、永久失格に関しては、処分解除の規定がなかった。改正では、永久失格処分者は処分後15年が経過し、本人が申請した場合、品行方正で本人の反省が認められれば、解除できるとした。

 同事件で池永さんは八百長行為を否定。元西鉄OBら支援者が再三、処分解除を求めてきたが、認められなかった。池永さんは16日、「感激と言うのか、自分の気持ちをうまく言い表すことが出来ないけれど、もちろんうれしいです。これから時間がたつとともに徐々に分かるのだと思う。(日本プロ野球組織には)心よりお礼申し上げます。申請はコミッショナー(事務局)と、いつどういう形で申請すればよいのか相談して、それから決めます」と話した。【高山純二、井上俊樹】

 ▼巨人・滝鼻卓雄オーナー (昨年12月に永久失格処分解除をオーナー会議議長として提案)短い期間でまとめていただいて感謝しています、と述べた。本人からの(悔悛の情を示すなど)何らかの意思表示は必要だろう。

 ◇「黒い霧事件」とは

 69年10月、西鉄(当時)の投手が暴力団と関係し、敗退行為を行っていたという八百長疑惑が発覚。当時のコミッショナー委員会は同年11月、この投手を球界初の永久失格処分にした。その証言などをもとに翌年5月、池永氏ら3選手が永久追放に。処分は他球団の選手にも広がった。

 一連の経過は「黒い霧事件」として大きな社会問題になったが、当時西鉄の若きエースとして高卒6年で103勝を挙げ、大活躍中だった池永氏の処分は、とりわけ衝撃的だった。

 池永氏は同僚から誘いを受け、現金100万円を受け取ったことは認めたものの「貸借関係があり、預かっただけ」と弁明。八百長については全面否定したが、コミッショナー委員会は「誘いを拒否する明確な意思表示を認めがたい」などと判断した。

 池永氏の名誉回復を求める動きが始まったのは96年。池永氏の出身校のある山口県・下関市で「池永正明展」が開かれてから。西鉄OBや支援者は「事件後、長い時間が経過し、すでにしょく罪は済んだ」とコミッショナーに数度にわたって嘆願を行ったが、すべて退けられた。

 98年に処分を不解除とした当時の川島広守コミッショナーは「認定された事実は取り消すことが出来ない」「敗退行為の防止は球界に求められる倫理。解除はその倫理に反する」と説明した。

 ◇永久失格処分とは

 プロ野球協約は、選手らが試合で故意に敗れるなどの敗退行為をしたり、他者と通謀した場合、コミッショナーは該当者を永久失格(70年当時は永久追放)処分にすると定め、以後、プロ野球のいかなる職務につくことも禁止される。有期・無期失格には復帰規定があるが、永久失格については、処分解除の規定がなかった。

 ◆池永氏復権への動き◆

69年11月 「黒い霧事件」で西鉄選手1人が永久失格

70年5月 池永氏ら西鉄選手3人が永久失格

  6月 中日選手1人が永久失格

  7月 東映選手1人が永久失格

     ◇   ◇   ◇

96年8月 出身高校のある山口県下関市内で「池永正明展」開催

  10月 豊田泰光・元西鉄選手らがパ・リーグ会長に嘆願書提出

  12月 池永氏本人がコミッショナー事務局へ嘆願書提出

97年3月 西鉄OB会が吉国一郎コミッショナー(当時)に嘆願書

98年6月 18万7787人の嘆願署名を提出。コミッショナー事務局が処分の不解除を通知

  11月 池永復権会が発足

99年2月 鈴木宗男官房副長官(当時)が衆参両院議員77人の署名を添え、川島広守コミッショナー(当時)に処分解除を要請

02年1月 巨人の渡辺恒雄オーナー(当時)がオーナー会議で名誉回復に訴える

04年12月 巨人の滝鼻卓雄オーナーが処分解除について、野球協約改正を提案

05年3月 オーナー会議で協約改正を承認

毎日新聞 2005年3月16日 20時41分


より、白の要素が多い灰色な出来事に35年もの月日が費やされたのが、本当にいただけないが、とりあえずは永久追放が解除されたことはよかったと思う。
手続きの関係で正式解除は4月15日になる予定だそうだが、とりあえずは安心した。

私は以前、池永さんのことを書いた時、
「池永さんは大物選手を守るために球界がスケープゴードにした。」
という内容のことを書きました。
池永氏球界復帰に賛成 つまりはスケープゴードにされていた
この事件で本当は裁かれるべき人が裁かれなかった。
表に出るべきことが出なかった。
今では信じられないが、もしかしたら、今より野球界はいろんな権力を持っていたのか?と疑いたくなる。
復権を待たずに亡くなった人もいるし、表に出ることをやめたので訴えない人もいる。
これはいろんな人の無念も抱えた出来事なのだ。
池永さんの復権にはあらゆるかたがたの協力していた。
それだけが救いである。

本当は池永さんは言いたいことや怒りがあるとは思います。
滝鼻オーナーの、
「本人(池永さん)からの(悔悛の情を示すなど)何らかの意思表示は必要だろう。」
というコメントはいただけない。(まあ、何かを守るためにはそうとしかいえないのだろうが)
ただ、お金を一時預かっただけの人をつるし上げといて、本当に悪いことをやった人を断罪できないのに大きなこというんじゃねぇよ!、といいたいが、なんか、むなしいな。
あぁ、つくづく野球界がイヤだ。

とにかく、永久追放解除、おめでとうございます。
失ったものも多いとは思いますが、「黒い霧事件」について、正しい事実は違うところにあるということを思っている人間はいますので。

イタリアサッカー、異常事態!?

2005-03-16 19:01:10 | スポーツ
こんな記事を見かけた。

ALS:発症なぜか6倍も イタリアのプロサッカー選手
ALS:発症なぜか6倍も イタリアのプロサッカー選手
イタリアのプロサッカー選手は、全身の筋肉が徐々に動かなくなる筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)の発症率が平均の約6倍になっていることが、同国トリノ大などの研究チームの調査で分かった。15日までに脳神経学の専門誌に発表した。

 ALSの発生が特定のスポーツ集団で高いことが分かったのは初めて。研究チームはヘディングなどサッカー特有の体への衝撃や、筋肉増強剤の悪影響など複数の仮説を示したが、発表者の一人は「今のところ、普通の人がサッカーをやめる理由は全くない」と話している。

 調べたのは70~2002年にサッカーリーグのセリエA、Bでプレーしたプロのイタリア人選手7300人余り。イタリアの平均的な発症率からは、この期間中のALS発症は0.8人弱にとどまるはずだが、実際にはその約6倍の5人が発症していた。発症年齢は平均43.4歳と通常の患者より20歳も若く、プレー期間が長いほど発症の危険が高いことも分かったという。(ワシントン共同)

毎日新聞 2005年3月15日 19時59分 


ワ、ワシントン共同!?、アメリカやん。
まあ、そんなことは関係ないので、進めます。

これは筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)(ALS)といって、全身の筋肉が徐々に動かなくなる病気だそうです。(小難しいのですが、くわしくはここで)
「運動ニューロン病」とも言われているそうです。
日本人選手では今藤幸治さんが脳腫瘍で亡くなられているのは聞いたことがありますが、病気が違いますし、それに、ヘディングが原因でなるというのもわかりませんね。決め付けていいのかと。

ただ、因果関係を軽々しくは否定できない話でもあります。
サッカーには長い歴史があるのですから、調べてみてほしいな、と思います。

フィギュアスケート

2005-03-16 18:52:54 | スポーツ
高橋大輔選手が8位です。
足がつって、思うように滑れなかったそうです。

世界フィギュア:高橋大輔、SP終え8位
世界フィギュア:高橋大輔、SP終え8位
【モスクワ来住哲司】フィギュアスケートの世界選手権は第2日の15日、当地のルジニキ競技場で男子ショートプログラム(SP)などを行った。男子予選12位の高橋大輔(関大)は72.18点でSP7位となり、計102.31点で8位に上昇。来年のトリノ五輪の国・地域別出場枠を2枠取れる10位圏内に入ってきた。予選1位のステファン・ランビール(スイス)が計118.28点で首位を維持し、3連覇を狙う予選2位のエフゲニー・プルシェンコ(ロシア)はジャンプで転倒し3位。アイスダンス規定で渡辺心、木戸章之組(新横浜プリンスク)は29.20点で17位につけた。

 ◇トリノ五輪出場枠獲得に向け正念場…高橋大輔

 本番のリンクに出た途端、高橋は右足ふくらはぎに張りを感じた。「足がつった!」。治療の時間は当然ない。「とにかく最後まで滑ろう」としか考えられなかった。

 ところが、冒頭に4-3回転の連続トーループ、トリプルアクセル(3回転半)と大技を連発して成功した。体の切れが良すぎると、筋肉が動きすぎて足をつることがこれまでもあったという。調子自体は抜群にいいのだ。

 それでも痛みは増すばかりで、中盤のステップはバランスを少し崩した。終盤の見せ場、リンクを縦に端から端へ滑るストレートラインステップ。滑り出す直前、フェンスを隔てて立つ城田憲子・日本選手団チームリーダーと長光歌子コーチに向かって思わず訴えた。「足がつった!」。すでに異変を察知していた2人だが、この時は「最後まで行け!」と絶叫するしかなかった。

 「演技中に人と話したのは初めて」と本人も苦笑するしかなかったが、自己ベスト(71.31点)更新の72.18点。ステップやスピンはほとんどがレベル2の評価で得点を稼いだ。巧みなエッジワークを生かした滑りの美しさは、世界一流であることを改めて示した。

 「よくがんばった」と城田チームリーダーも称賛。予選で本田武史(IMG)が左足首ねん挫で棄権しており、高橋には「僕まで棄権したら、ここに来れなかった選手に悪い」という使命感があった。トリノ五輪出場枠の2枠獲得に向け、17日のフリーが正念場となる。19歳の誕生日を翌日に控えたホープがこの日、一級品の根性を見せて希望をつないだ。【来住哲司】

 ○…男子は予選、SPとも19歳の伏兵、ランビールが1位。SPでは4-3回転連続などジャンプをすべて成功し、スピンやステップはすべてレベル2の評価で、自己ベスト(69.97点)を大きく上回る80.28点を出した。「昨日(予選)は素晴らしかったが、今日はとびきりだった!」と口調も弾む。スピンを得意とする前回4位の実力者だが、今年1月の欧州選手権は4位止まりと、これまで主要国際大会でメダル獲得はなし。だが、今大会は自身のアイドルの前回王者プルシェンコを抑え、初のメダル獲得を世界王者の称号とともに獲得する可能性が高まってきた。

毎日新聞 2005年3月16日 9時54分


ベストコンディションではなかったのは残念ですが、本田武史選手が左足首をいためて棄権したので、これ以上はけが人は出したくないところでしたので、足がつったのには少し、驚きましたが、大事に至っていないので安心しました。
高橋大輔選手に期待したいですね。

女子予選がスタート 世界フィギュア第3日
【モスクワ16日共同】2006年トリノ冬季五輪出場枠が懸かるフィギュアスケートの世界選手権第3日は16日、当地のルジニキ競技場で女子予選を開始した。

 B組の15番滑走で前回4位の安藤美姫(愛知・中京大中京高)がまず登場。2連覇を狙う荒川静香(プリンスホテル)と四大陸選手権優勝の村主章枝(ダイナシティ)はA組での滑走。激戦のA組では元女王のミシェル・クワン(米国)とイリーナ・スルツカヤ(ロシア)も演技。

 予選はフリーの演技を行い、各組の上位15選手が18日のショートプログラム(SP)に進出。得点の4分の1が総合得点に加算される。

クワン(アメリカ)、スルツカヤ(ロシア)という選手が強敵ですが、女子は3人とも世界の上を目指せるメンバーなので楽しみですね。

(余談ですが、ジュニア世界選手権の織田信成くんの演技もちゃんと放送がありました。とても、よかったですよ。男子はちょっぴりということが多かったので、うれしかったです。この調子で他の選手も順位に関係なく、放送してほしいです)