自分は高校生の頃ボクシングに興味を持ち始めた。
今ではWOWOWのエキサイトマッチで海外の試合を観ることができるが、
当時テレビではほとんど国内の試合しか放送しなかった。まして田舎なので。
だから海外の試合の結果はボクシング雑誌で知った。
ボクシング雑誌は「ボクシングマガジン」と「ワールドボクシング」という
専門誌があり、自分は両方とも買って読んでいた。
雑誌の内容は主に海外、国内の試合の結果のレポートだが、自分は雑誌の
半ばから後半のページに載っているちょっとしたコラムが好きだった。
ワールドボクシングでは、ジョー小泉さんの「リング誌より」と
佐瀬稔さんの「感情的ボクシング論」が好きだった。
「ボクシングマガジン」ではマニアで有名な俳優、香川照之さんのコーナー、
たしか「熱病的ボクシング思考」という名前だっただろうか。
ジョー小泉さんの名前は、この雑誌のコラムで初めて知った。
「リング」とはアメリカの権威あるボクシング雑誌で、小泉氏はこのリング誌の
東洋地区担当の通信員を務めていた。
ワールドボクシングを読み始めた当初、細かくて最初は読んでいなかったが、
読んでみたらボクシング界の裏事情など面白く、必ず読むようになった。
小泉さんの本が読みたくなり、「リング誌より」のコラムをまとめた本を
東京で買ったこともある。
他にも著書「ボクシングは科学だ」も大変興味深い本だった。
小泉さんは「リングジャパン」という海外の試合のビデオなどを販売する会社も
設立していて、自分も何本か購入した。
プロボクサーとしての経験こそないが、トレーナー、マッチメーカーなど様々な
かたちで長年ボクシングに携わって貢献してきた。
自分は小泉さんをとても尊敬している。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます