パソコンでいくら検索しても出てこなかった、
カーロスエリオットがジルベールジレに挑戦した
試合が、スマホで検索したらあっさり出て驚いた。
この試合は何十年前の試合になるだろうか。
自分がボクシングに興味を持ち始めた頃だから、
相当昔になるのは確かだ。
この試合の結果はボクシング雑誌で知った。
当時エリオット選手が日本の国籍を取得していたのかは
知らないが、一応は日本のジムに所属している。
そのわりに負けたとはいえ取り扱いが小さかったような
記憶がある。
ウェルター級で串木野純也に負けたとはいえ、それ以外
では日本人選手を圧倒していたエリオットが、世界に
通用するのか自分としては興味を持っていたのだ。
相手のジレ選手のことはほとんど知らないのだが、この
試合を観ると最初からジレが優勢に進めていた。
自分はそれまで気にならなかったのだが、エリオットの
ガードの甘さがやけに目につく。
ジレに鋭く飛び込まれ、危ないシーンを作られてるのに
エリオットはガードを締めない。
そんな展開が暫く続いている。
しかしついにまともに右のパンチをもらって、致命的な
ダメージを受けてしまい、試合は終わる。
両者にはスピードやパワーには差がないように見えたので、
戦い方次第では或いは何とかなったのではと思ってしまう
ような試合内容だった。
たしかエリオットはこの試合を最後に引退した。
王者になったジレも確かそれ程防衛をしなかったと思う。
このクラスの世界の層の厚さを感じさせられた試合だった。